2015年の開発情報を大量ゲット!──艦これ提督的「ゲームマーケット2015大阪」索敵報告喜べ! 川内、 あの“夜戦”ゲームが復活するぞ(2/3 ページ)

» 2015年03月10日 10時18分 公開
[長浜和也,ねとらぼ]

あの“夜戦”ウォーゲームが復活予告!

 a-gameの試遊卓では、第2次世界大戦の空戦を扱った“カード”ウォーゲームとして人気の高いDVGの「Down in Flamies」(DIF)で現在翻訳を進めている日本語版の体験戦闘を体験できた。

 DIFは、プレイヤーが1機を操縦して敵の側面、背後を取るべく手札の機動カードを繰り出し、相手はそれを振り切るべく敵の出した機動カードを“打ち消す”機動カードを繰り出すという、「空中で追いつ追われつの操縦技術を繰り広げる激しいドックファイト」を堪能できる。

 欧米ではすでに人気の高い空戦カードウォーゲームで、日本でも英語版で戦っているウォーゲーマーもいるが、やはり日本語版だとカードの理解がすばやく、空戦のスピード感を多くの“日本人パイロット”も体感できる。現在のところ、5月のゲームマーケット2015春で販売を開始する予定で作業を進めているという。

敵機を追う! 振り切る! のドックファイトをスピード感と共に堪能できる戦術級空戦“カード”ウォーゲーム「Down in Flamies」は、5月出荷予定の日本語版を体験できた

 なお、中黒氏は、戦術級の水上砲雷撃戦ウォーゲーム「アイアンボトムサウンド」を2015年中に再販する計画を進めていることを明らかにした。アイアンボトムサウンドは、太平洋戦争中に“鉄底海峡”で発生した夜戦を扱う戦術級の水上砲雷撃戦ウォーゲームで、1982年にホビージャパンから出版している。艦艇データを砲塔1基単位から細かく表現したのが特徴で、戦闘処理手順も命中箇所の判定から撃った艦砲と当たった場所の装甲を照合して貫通したかを判定し、貫通したら損害の判定をするという、精密なゲームデザインが特徴だ。

 アイアンボトムサウンドは、ルールを改定した第2版が米国で登場しているが、今回日本で再販するのはホビージャパンの第1版をベースにオリジナルデザイナーのジャック・グリーン氏(おおおっ!)が改良を加えるとのことだ。

夜戦にフォーカスを当てた「アイアンボトムサウンド」が2015年に復活する予定だ

艦船データは砲塔1基単位で再現。装甲の厚さは艦の場所によって異なり、命中した砲弾が装甲を貫通すれば被害が発生する

War in the Pacificの作業が進むサンセットゲームズ

 サンセットゲームズのブースに展示していたウォーゲームは、水上砲雷撃戦の「聯合(れんごう)艦隊」と戦国時代マルチプレイヤーゲーム「戦国大名」と従来ラインアップをそろえていた(午後になって委託販売のカードゲーム「俺の艦隊2」が店頭に並んだ)。

「戦国大名」「聯合艦隊」と人気の高い再販タイトルなどのボードウォーゲームと午後になってようやく届いたという「俺の艦隊2」、そして、ユーロ系ボードゲームを展開していたサンセットゲームズのブース

 太平洋戦争戦略級の伝説的タイトル「War in the Pacific」(WITP)は、現在も復刻作業を進めていて、発売予定は12月8日を“目指している”。ルールブックやマップ記載文の構成と翻訳文を読みやすくするための見直し、そして、ルールの明確化を進めているところだ。

 サンセットゲームズの古角博昭氏は自身のブログでWITP復刻作業を紹介しているが、そのなかで、パッケージデザインについて言及している。WITPというと、SPI版の“伊17に雷撃されて黒煙を上げて沈没寸前の空母ワスプ」の写真が有名だが、古角氏はパッケージデザインについて、「イマ風にしないと」と述べて、現在流通しているゲームパッケージのテイストを取り入れた新しいデザインへの変更も検討しているという。

 過去の名作を復刻するプロジェクトでは、次回候補作としてSPIが出版していた「ドイ南方軍集団」を検討中であることを明らかにしている。また、再販希望が多い「太平洋艦隊」も依然として検討中で、準備作業はほぼ終わりに近いとのことだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」