やしろあずきの調査―― 昔懐かしい「手を使った遊び」をまとめてみた(3/4 ページ)

» 2017年07月11日 14時25分 公開
[やしろあずきねとらぼ]

ビーム撃ったりバリア張るやつ

大体の共通ルール

― 先攻後攻はなく、2人同時にスタート

― 手を2回たたいた後「チャージ」「攻撃」「防御」の行動を取る

― チャージは両手をギュッと握るようなポーズ、攻撃はかめはめ波ポーズ、防御は両腕を胸の前で合わせるポーズで発動させる

― チャージを1回すると攻撃が可能、攻撃の際に相手がチャージしていたら勝利。防御していたら攻撃は無効になる(防御にはチャージが必要ない)

名称

CCレモン、チャージ、ドラゴンボール、ベーベーボー、勝負、ドンパッチ、ウルトラマンゲーム、いっせーのー、コラ・コーラ、充電


やしろあずきの学校でのルール

― チャージの回数によって出せる複数の攻撃が存在

  • チャージ5回……銃(バリアを貫通)
やしろあずきの調査

  • チャージ7回……ミラー(相手に攻撃を反射)
やしろあずきの調査

  • チャージ10回……デス(相手を即死させる)
やしろあずきの調査


 これは数ある手遊びの中でこの遊びが一番地域ごとにルールの差が大きく、それでいて熱中できる遊びではないでしょうか。

 他の手遊びと違い、ターン制ではなくリアルタイムバトルであり、スピードもかなり速い中で自分が何回チャージできているか、相手の次の手は何がくる可能性があるのかを考えながら戦わねばいけないため、冗談抜きで脳の発達に適しているゲームな気もします。

 やしろあずきの学校でも攻撃の種類が複数設定されていて、わりかしバランスも良かったため、白熱した駆け引きが楽しめるゲームとして周期的に流行って学年大会が開かれたりもしていました。

 慣れてくると手をたたく回数が2回から1回に減り、とてつもないスピードで勝負が繰り広げられていたりも。


いっせーので指の数を当てるやつ

大体の共通ルール

― 複数人の参加可能、円陣を組み先攻を決める

― 両手を握って前に出し、先攻のいっせーの○! という掛け声とともに参加者全員が親指を任意の本数立てる(○には任意の数字)

― 参加者が立てた親指の合計の本数が、掛け声の数と一緒だった場合片手をおろす。違った場合は次の人が掛け声を出す。これを繰り返す

― 最初に両手を下すことができた人の勝利

名称

いっせーのーせー、嵐、指スマ、バリチッチ、チチバリ、バリチチ、芋、セッサン、ちっちー、いっせっせ、たこたこ、はちゃんちゅー、せっさん


やしろあずきの学校でのルール

特別ルールなし



 シンプルで分かりやすく説明もしやすい。それでいてローカルルールがあまり存在しない(するとしても「いっせーの」の掛け声の違いぐらい)ため、長く遊ぶことができるゲームだと思います。

 事実、小学校を卒業して中学、高校、大学と進んでいく間「懐かしいゲームやろうぜ!」となったときに、全員のルールの見解が一致し何事もなく円滑にゲームが進むのは決まってこのゲームのみだった記憶もあります。

 特に大学ともなると、全国から学生が集まってきているので古今東西さまざまなローカルルールが入り交じってまともに遊べるゲームの方が少なかったりします。

 じゃんけんでチーム分けするのにもじゃんけんの掛け声の段階でもめますからね。

やしろあずきの調査

撃つやつ

大体の共通ルール

― チームを分けて戦う

― 手で銃の形をつくって「バン! バン!」と言って相手を狙い撃つ

― 明確なヒット判定はなく「当たったなー」と思ったら倒れる

― 試合終了の時間までに生き残っていた人が多いチームの勝ち

― 人間が試されるゲームである



 このゲームに関してのみローカルルールの説明がないのはなぜかと申しますと、ウチの学校以外こんな遊びはやってないんじゃないかってぐらいアレな遊びだからです。いや、小学生男児はこういう遊びはもちろんしてると思いますが、ウチの場合は男女関係なく1クラスでめちゃくちゃ流行ってた時期があったんですよ。

 校庭でドロケイとか鬼ごっこをする代わりに、クラス約30人全員で手を銃の形にしてバンバンバンと……他の学校もこんな遊びしてました? 普通、誰か止めません?

 だって、昨今流行っているサバゲーとかとは違って(ルールは似てますが)明確な当たり判定がないんですよ。弾もでないし。

 15vs15とかのチーム戦で昼休みが終わったときに生き残っていた人数が多い方が勝ちって感じで遊んでいたんですが、こんなのもうずうずうしい奴が多い方のチームが勝つに決まってます。

 もちろん小学生なので、当たった当たってない論争がそこかしこで繰り広げられ、最終的に殴り合う事案になったことも何度もありました。もう銃を捨てて殴り合って決着をつけた方が早いわけです。

やしろあずきの調査

 あと、銃の性能とかも特に決まってなかったのでルールが整備されるまでは勝手にマシンガンやグレネードランチャーを使いだす奴まで現れ始め、もう大混乱の連続でした。

 思い付いたもの勝ちです。

やしろあずきの調査

 まあ、ばか正直に「当たった!」って宣告するよりウソを貫き通してずる賢く動いたものが最終的には勝利するという、今の日本社会を生きる術を自然に学ばせてくれた良いゲームだとも言っておきます……

 このゲーム、ここまでクラス総出で流行ってたって人は今まで見たことがないので、ウチでも流行ってた! って人はぜひ教えていただければと思います。

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