LINEの「送信取り消し機能」が提供開始 使用できるのは最新バージョンのみ(2/2 ページ)

» 2017年12月13日 12時00分 公開
[コンタケねとらぼ]
前のページへ 1|2       

―― 「送信取り消し機能」を今まで実装していなかった理由について、もう少し詳しくお願いします。

LINE広報:「送信取消」機能を導入すべきかという議論は、これまでも協議してきました。その上で、「送信取消」機能はコミュニケーション・メッセンジャーの根幹に関わる機能だと認識しているからこそ、実装するには至っておりませんでした。

 しかし今年、LINEのトークルームのアップデートに力を入れる中、ユーザーの皆さまが必要としている機能の検討を重ね、「送信取消」機能を提供開始する運びとなりました。

 「送信取消」機能を協議する際、LINE本来のコミュニケーションが崩壊してしまわないように、LINEのトークに対する信頼性が損なわれてしまわないようにという点を最大限注意して機能の実装を進めてきました。その上で、時間制限を設け、メッセージが消されたこと自体は履歴が残り、受信者側も取り消されたことが分かるような仕様を定義してあります。

LINE 送信取り消し LINE 送信取り消し 消すときの流れ

LINE 送信取り消し LINE 送信取り消し

―― 24時間という期間はどのような理由によるものでしょうか。

LINE広報:今回の「送信取消」機能は、LINEで誤って送ってはならないメッセージを送った方が誤送信を回避する、または、誤送信による心理的ストレスを軽減するための機能です。その際、誤送信であれば、時間制限を数分にしても良いのではという協議もありましたが、誤送信にすぐに気付く人と相手から誤送信を指摘されて気付く人が両方いることから24時間としました。

 誤送信を相手が認識してしまってもメッセージを取り消したい、という送信者の立場に立って検討した時間になります。

―― 実際に社内で、人間関係や仕事上のトラブルに発展することはありましたか。

LINE広報:LINEの社員は、LINEを使って仕事をすることが多々ありますが、上司など多数の者がいるグループで仕事のやりとりをしているなか、突如誤ってプライベートのLINEを送ってしまった、という社員は複数います。結果、仕事上で培ってきた自身のキャラクター形成に影響があったと聞いています。社員の中でも「送信取消」機能を歓迎する者は多いのでは、と予測します。

―― 公式アカウントでも削除機能は使えるのでしょうか

LINE広報:公式アカウントは「送信取消」機能の対象ではありません。今後、導入するかについても未定です。




 なお、最も面白い「LINE誤爆」を決定する「ブラックフライデーキャンペーン」も、この「送信取り消し機能」のリリースに合わせて最優秀賞が発表されています。

LINE 送信取り消し 誤爆最優秀賞作品

LINE 送信取り消しLINE 送信取り消し ノミネート作品
LINE 送信取り消しLINE 送信取り消し ノミネート作品

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」