コラム
» 2018年03月22日 07時00分 公開

自分でできる“本気のゴキブリ対策”のやり方、教えて!

徹底的に駆除する方法を解説します。

[くらしのマーケットマガジン,ねとらぼ]

 冬の厳しい寒さが和らぎ、暖かく過ごしやすい季節になるのは悪いことではありませんが、心配なのは「G」ことゴキブリの存在。何度退治しても姿を現すヤツらに、頭を抱えている人も多いのではないでしょうか。

 ゴキブリは思いがけない場所から侵入し、一度住み着いてしまうと根絶はかなり難しくなります。今回は自宅でできる、効果的な駆除方法を詳しく解説します。



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ゴキブリを家から完全に退治する3ステップ

 部屋を清潔にしたり、見掛けた殺虫剤で退治したりしていても、どうしてもゴキブリが出現してしまうことがあります。 それはおそらく、きちんとした段階を踏んでゴキブリ対策をしていないから。

 素人でも、完璧な手順と道具で対策を行えば、“一生ゴキブリが出ない家”は決して不可能ではありません。 そのためには、以下の3ステップを実行しましょう。

  • ゴキブリの侵入経路をふさぐ
  • 家の中にいるゴキブリを徹底的に退治する
  • ゴキブリが寄り付かない家にする

 ゴキブリは必ず外から入ってくるので、まずは侵入経路を完全にふさいでゴキブリの侵入を防ぎます。しかし、すでに住み着いている可能性も考えられるため、次は屋内のゴキブリを駆除。そして最後に、ゴキブリが嫌う環境を整えます

ステップ1:ゴキブリの侵入経路をふさぐ

 ゴキブリの侵入経路はさまざまです。場所ごとの対策方法について説明します。

玄関、ベランダ



 玄関もベランダも、人の出入りに合わせて侵入してきます。出入口という性質上、物理的に完全にシャットアウトすることが難しいので、ミントやハッカなどのアロマオイルによる対策がおすすめです。これらの匂いは人間には爽やかですが、ゴキブリにとっては嫌なものなのです。

 使用するアロマオイルは、100円ショップなどで販売されている安価なものでも構いません。水で希釈してスプレーボトルに入れ、まいておきましょう。郵便物に付着して入ってくる場合もあるので、ポストも忘れずにスプレーしてください。

 ただし、アロマオイルの効果は殺虫剤などに比べると弱いため、侵入されてしまったときのことを考えて、まき餌型の殺虫剤を併用するのがおすすめです。

 ベランダに植木や肥料を置いている場合、特に注意が必要です。どちらもゴキブリの餌になってしまいます。

 対策としては「底に隙間のないプランターを使うこと」「肥料はしっかりと封をしておくこと」が挙げられます。また、植木には定期的に害虫駆除剤をまくようにしましょう。

 使わないものはきちんと処分するか収納し、ゴキブリのすみかを少しでも減らすようにしてください。

 窓や網戸を閉めたつもりでも、ゴキブリはわずかな隙間から侵入してくる可能性があります。たった1.5ミリでも空いていれば、侵入可能だという恐ろしい情報もあります。

 窓には網戸を付けてガードしましょう。ただし、それでも隙間ができる場合は、市販の隙間テープを貼ってふさぎます。

 隙間テープは網戸と面する窓枠の外側に、窓を一周する形で貼りましょう。ゴキブリだけではなく、コバエや蚊といった他の害虫、砂ぼこりなどの侵入も防ぐことができます。

 また、ここでもアロマオイルをまいておけば、さらに侵入確率が減ります。

キッチンの排水口、シンク下の収納部など



 キッチンの排水口まわりは、代表的なゴキブリの侵入経路。まずはシンク下の排水口周辺をよく見て、隙間がないかチェックしましょう。隙間が見つかった場合は、ホームセンターなどで売られている排水管用の隙間防止テープ、パテなどで念入りに埋めてください。

 排水管の形も重要です。S字型ではない場合は、S字の排水管を購入して付け替えましょう。S字のトラップ部に水がたまり、ゴキブリの侵入を防ぐことができます

 S字の排水管の価格は数千円程度で、交換作業も難しくありません。しかし、賃貸物件では交換が禁止されている場合もあるので、管理者に確認してから行ってください。

 また、賃貸の場合はシンク下、コンロ下の収納部が建物の基礎部分とつながっていることがあります。ここに隙間があると、外部からの侵入が簡単になってしまいます。目視で隙間がなくても、板の接合部に隙間防止テープを貼っておきましょう

エアコンのホース、通風口などの小さい穴



 玄関や窓以外にも、住宅には外部とつながっている箇所が意外と多くあります。通風口や換気扇、エアコンの室外機、排水ホースなどがそれにあたります。

 エアコンの場合は、使う機会が減る春先、秋口に注意が必要。動いていないときに、ホースや室外機を通じてゴキブリが侵入してきます。それぞれに専用のフィルターが販売されているので、それでふさいでしまうのがベストです。

 排水ホースは、先端にストッキングを輪ゴムでくくりつけ、「水は排水されるけど、穴はふさがっている」という状態にしましょう。

 また、エアコンを使わないシーズンは室外機をごみ袋で覆ってガムテープで密封すれば、ゴキブリに侵入する隙を与えないのでぜひ実践してください。

 見落としがちなのは、ホースや穴そのものでなく、その周りの隙間。ホースを通すためにはホースの直径以上の穴が必要で、どうしてもわずかな隙間ができるのです。ここも隙間防止テープやパテで完全に埋めてください。

ステップ2:家の中にいるゴキブリを絶滅させる

 侵入経路を完全になくしたら、家の中にいるゴキブリを駆除します。

ゴキブリ駆除に最適なグッズ

 ゴキブリ駆除のためのグッズは多種多様ですが、主に以下の種類に分類されます。

  • 忌避剤タイプ:ハーブなどの嫌がるもので、ゴキブリを寄せ付けないようにするタイプ。安全だが、駆除はできない
  • 捕獲機タイプ:ゴキブリを餌でおびき寄せて捕獲するタイプ
  • エアゾールタイプ:発見したゴキブリに、殺虫剤をスプレーして駆除するタイプ
  • 毒餌タイプ:設置した毒餌で、ゴキブリや卵を駆除するタイプ
  • 燻煙剤タイプ:部屋中に殺虫成分を充満させ、ゴキブリを駆除するタイプ

 この中で最もおすすめなのは、唯一卵にも効果のある毒餌タイプです。

 殺虫剤が直接まければ卵にも効果がありますが、だいたいの場合、卵がある巣は人間の手が届かない場所にあります。それに駆除のためとはいえ、ゴキブリの巣なんて見たくありませんよね。

 しかし、成虫を全て退治したところで、卵が孵化したらまたゴキブリが現れてしまいます。根絶のためには卵まで駆除しなければならないのです。

毒餌タイプがおすすめな理由

 毒餌タイプの使い方は「ゴキブリが好みそうな場所に複数個置いておき、食べるのを待つ」というシンプルなものです。通常、毒餌は時間差で効果が出るので、食べたゴキブリは巣で死ぬことになります。ゴキブリは仲間の死骸を食べる習性があり、この毒餌は巣内のゴキブリにも効果が。メスの場合、その卵にまで殺虫成分が作用します

 このように連鎖的に退治していく仕組みで、ゴキブリを巣ごと駆除できます。毒餌は一度置けば半年ほど効果が持続するので、よほど繁殖していない限りはこの間にせん滅できるでしょう。

 なお、毒餌タイプにもさまざまな種類がありますが、卵にまで作用があるのはフィプロニル(フェニルピラゾール系)の成分(※)を含むものです。購入前に、商品パッケージで確認しましょう。

※ フィプロニル(フェニルピラゾール系)の薬剤は毒性が強いため、幼児やペットがいる家庭では、置き場所に十分注意してください。

ステップ3:ゴキブリが寄り付かない家にする

 侵入経路をふさぎ、家の中のゴキブリを駆除すれば当面は安全かもしれませんが、ゴキブリは思わぬところからやってきます。例えば、宅配便で届いた荷物にくっついていたり、出かけた際の手荷物に入り込んで持ち帰ってしまったり、とさまざまな可能性が考えられます。

 そこで万全を期すためにも、ゴキブリが嫌がる住環境を作る方法をいくつか紹介します。

家の中を清潔に保つ

 基本中の基本ですが、清潔な環境を保つことでゴキブリが住み着きにくくなります。食べこぼしや髪の毛、ホコリなどはゴキブリの大好物なので、まめに掃除して餌になるものを放置しないようにしましょう。

 また、食材などは、必ず密封された冷蔵庫や戸棚に入れておきましょう。常温保存可能な野菜を無造作に段ボールに入れている家庭も多いかと思いますが、その環境はゴキブリにとってパラダイスです。

 特に玉ねぎはゴキブリの好物で、おびき寄せるタイプのゴキブリ駆除剤の成分にも使われているほどです。また、調味料なども好物なので、必ず密封容器に入れてください。

不要な段ボールはすぐに処分

 ゴキブリは狭い場所に潜むのが好きで、特に約5ミリ幅の場所を最も好むといわれています。段ボールの隙間の幅はちょうどそのサイズで、保温性もあるのでゴキブリには最適な環境です。

 宅配便や引っ越し時の段ボールから侵入されてしまうケースは多いので、不要になった段ボールは早急に処分するようにしてください。

植木は置かない or ミント系に



 いやしのために観葉植物を部屋に置いている人は多いでしょう。しかし、植物はゴキブリを呼び寄せる原因になります。植物本体が餌になるのはもちろんのこと、肥料たっぷりの土は卵を産みつけるのに最適な環境ですし、受け皿の水を飲みにくることもあります。

 屋内にはできる限り、植物を入れないことがベストです。どうしても緑や花が部屋にほしい場合は、人工観葉植物や造花などを置くようにしましょう。

 また、本物の植物を置く場合は、ゴキブリの嫌うミント系のものにすると忌避剤にもなり、一石二鳥です。育てやすく効果が高いものとしては、ミントやユーカリ、シソ、ハッカ、ローズマリーなどがおすすめです。ただし、しっかり手入れをしないとコバエの発生源になるので、注意が必要です。

どうしてもゴキブリが出てくるときは

 「上に紹介した対策をしっかり行ったのにゴキブリが出てくる」「そもそも対策をする暇がない」という方は、プロのゴキブリ駆除業者に依頼するのがおすすめ。

 一度、業務用の駆除剤とプロの技術で徹底的に駆除してもらえば、その後は家庭で行える対策でも十分ゴキブリが住み着かない環境にできるはずです。

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