コラム
» 2018年03月29日 07時00分 公開

キッチンのシンクをピカピカにする掃除方法、教えて!

汚れの種類に合わせた掃除の仕方を解説します。

[くらしのマーケットマガジン,ねとらぼ]

 初めはピカピカでも、日を重ねるうちに汚れがたまってしまう台所のシンク。どうやって掃除をすれば、元のきれいな状態が取り戻せるのでしょうか。

 今回は、普段の掃除から汚れのタイプに合わせたやり方まで、シンクをピカピカにする方法をご紹介します。


汚れが目立つシンクの掃除方法

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普段の掃除方法

 シンクは食事後の洗い物を済ませた後に、毎回掃除するようにしましょう。といっても、簡単で構いません。

 台所用洗剤をつけた掃除用のスポンジ(食器用とは別に用意)で、シンク全体と排水口を磨き、水で洗い流します。ぬれたままにしていると水垢や石けんカスが蓄積する原因になるので、その後、乾いたふきんでシンク全体の水分をふき取りましょう。

 このちょっとした掃除が習慣になれば、汚れがだいぶ蓄積しにくくなるはずです。

蓄積したシンクの汚れの正体

 食品や水、洗剤を扱うシンクにはさまざまな汚れがつきます。それらの種類を理解し、適切な掃除の仕方を確認しましょう。

白い汚れ その1:水垢

 なかなか取れない、白くてザラザラした汚れの正体は水垢。水に含まれるミネラルと、食品に含まれるカルシウム成分が結合して固まっています。

 掃除せずに放っておくとどんどん蓄積し、こびりついて落ちにくくなります。

白い汚れ その2:石けんカス

 食器用洗剤と水のミネラル分が混ざり合った石けんカスは水垢同様、蓄積していく汚れ。水垢と混ざって固まると、さらに落ちにくくなります。

 白い見た目は水垢とよく似ていますが、水垢にはアルカリ性、石けんカスには酸性の成分が多く含まれており、性質は異なります。

排水口のヌルヌルした汚れ:カビ、雑菌

 排水口に発生することが多い、黒くヌルヌルした汚れはカビや雑菌です。放置された油汚れや食品の残りなどに水分が加わって、カビや雑菌が繁殖していくことで付着します。ひどくなると排水管の詰まり、悪臭の原因になることも。

シンクの汚れ別掃除方法

 毎日掃除しているのにどんどん汚れていく、強力な洗剤を使ってみたけど落ちない。そんな状況が続くと、きれいにするのを諦めたくなってしまうものです。でも、一生懸命頑張っても効果が出ないのは、やり方が間違っているから。適切な洗剤を使って正しく掃除をすれば、簡単に汚れが落とせるはずです。

 キッチンは食材を扱う場所なので、洗剤は市販のものよりも重曹やお酢、クエン酸といった安全なエコ洗剤がおすすめです。

水垢の掃除方法

 アルカリ性の水垢を落とすのに適しているのは、酸性である酢やクエン酸です。

 酢と水を1:2の割合で混ぜた酢水や、クエン酸と水を混ぜたクエン酸水(水100ミリリットルに対してクエン酸小さじ1/2)を作り、汚れている箇所にスプレーして1〜2時間放置します。その後、スポンジでこすれば簡単に水垢が落とせます。

 それでも落ちない頑固な水垢は、上から酢水かクエン酸水を含ませたペーパータオルでパックします。2〜3時間放置してからスポンジで掃除すれば、たいていの場合はきれいになるはずです。

石けんカスの掃除方法

 水垢をクエン酸などで掃除しても白い汚れがある場合は、石けんカスの汚れが残っている可能性が高いです。酸性の石けんカスには、酸性を持つクエン酸よりも、アルカリ性の重曹を使った方が効果的です。

 シンクを軽く水洗いしたら、重曹を粉のまま満遍なくふりかけます。30分〜1時間ほど放置してからスポンジでこすり水で洗い流すと、驚くほどピカピカになっているはずです。

※ 石けんと水道のミネラル分が反応してできた「金属石けん」に加え、そこに皮脂汚れが付着したものも「石けんカス」と呼ばれており、ここでは後者の意味で使用。前者はアルカリ性だが、後者は酸性。

排水口のカビ、雑菌の除去方法

 ヌルヌルしたカビや雑菌を伴う汚れは、排水口付近に付着しやすい傾向があります。排水口には食べカスや油汚れ、食器を洗うときの汚水などが通り、使い続けているうちにどうしても汚くなってしまいます。

 排水口には重曹、酢水またはクエン酸水を使い、酸性、アルカリ性の両方できれいにします。

<準備するもの>

  • ぬるま湯:1カップ
  • 重曹:1カップ
  • 酢:1/2カップ、または、クエン酸:小さじ2杯

※ 排水口のサイズ、汚れ具合によっては足りないことも。その場合は同じ割合で増やしてください。

 まず、排水口に重曹を均一にふりかけ、上から酢またはクエン酸をかけます。そこにぬるま湯を少しずつかけると、重曹と酢またはクエン酸が反応して発泡します。この泡は二酸化炭素で害はありませんが、一度に大量に吸い込まない方が良いので、念のため通気性の良い環境で行いましょう。

 この泡が汚れを浮かせて、洗浄するのに役立ちます。30分ほど置いてから、お湯で洗い流しましょう。なお、放置しすぎると、逆に汚れが固まってしまうのでご注意を。

 このやり方で掃除すれば、たいていのカビや雑菌は死滅します。また、酢やクエン酸には抗菌作用があるので、今までよりも汚れにくくなります。

どうしても汚れが落ちない場合は……

 長年放置して蓄積した汚れは、この記事のやり方で念入りに掃除しても落とせないかもしれません。その場合は一度、プロのキッチンクリーニング業者に依頼することをおすすめします。

 プロの技でピカピカにしてもらえば、その後は、今回の掃除方法できれいなシンクを維持できるでしょう。

本記事では、汚れとそれに対応する洗剤の組み合わせを覚えるための1つの方法として、「酸性」「アルカリ性」などの用語を用いていますが、厳密には化学の世界で用いられる「酸性」「アルカリ性」とは異なります。詳しくは横浜国立大学大学院・大矢勝教授による『洗浄の「酸・アルカリ中和説」の注意点』をご覧ください。


2018年3月29日11時11分訂正:一部表現を修正いたしました。

2018年4月4日19時31分訂正:一部表現を修正いたしました。

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