コラム
» 2018年05月20日 11時30分 公開

パンダの指は実は7本ある

竹をつかむための進化。

[ねとらぼ]

 白黒の愛くるしい見た目とのっそりした動作で、動物園でも特に人気者のパンダ。そのパンダには、実は指が7本もあるって知っていましたか? そういえばあのもふもふした手元がどうなっているのか、はっきりと見たことはありませんが……。



パンダの指は、実は7本ある

 国内では上野動物園や神戸市立王子動物園、和歌山アドベンチャーワールドなどで出会えるジャイアントパンダ。成体では体重が100キロ近くにもなる、食肉類の大型動物です。

 パンダの手は、通常の5本指が直線状に並んでいます。これだけでは竹を持ちづらいように思われますが、親指に近いところに肉球のような突起があることが1930年代に分かり、これが「第6の指」と呼ばれていました。


参考:ジャイアントパンダは何本指ですか?(上野動物園 UENO-PANDA.jp)

 さらに、その後1999年に東京大学の遠藤秀紀教授たちが、死んでしまった上野動物園のフェイフェイの前足をCTスキャンしたことで、小指の側にも別の突起があることが分かりました。この2つの突起を支えにして、竹を握っているということが判明したのです。


通常の5本に加え、左右に2つの小さな指がある(ジャイアントパンダ(フェイフェイ)の左前肢の骨/by Momotarou2012

 こうして、パンダの指は通常の5本に加え、親指側と小指側の2つの突起を合わせて7本と考えられています。遠藤教授によれば、うまく物をつかむことができないクマが、時間をかけて進化して獲得したのが、パンダの7本指の秘密だということです。

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