コラム
» 2018年06月28日 07時00分 公開

エアコンをよく使う夏場、カビ対策はどうしたらいいの? 原因、対策方法まとめ

エアコン内部にカビが発生する原因から、カビを防止する方法までご紹介。

[くらしのマーケットマガジン,ねとらぼ]

 「久しぶりにエアコンをつけたら何だかカビ臭い」「吹き出し口やフィルターをよく見たら、点々と黒いカビが生えていた」。こういった症状は、エアコン内部に汚れがたまっている証拠。

 エアコンは非常にカビが生えやすい環境で、定期的にお手入れをしないとカビの温床となってしまうことも珍しくありません。そのまま使い続けると、カビ菌を室内にまき散らすことになり、病気やアレルギーなどの原因となってしまう可能性も。今回は、そんなエアコンのカビ対策を解説します。



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エアコンにカビが生える原因



 カビは以下の3つがそろうと、繁殖しやすくなるといわれています。実はエアコンは、これらの条件が整いやすい環境です。

  • 気温20〜30℃
  • 湿度70〜80%
  • ホコリ、汚れ

カビが生える条件その1:気温

 特に注意が必要なのが、エアコン以外の場所でもカビが発生しやすい梅雨から夏にかけて。エアコンまわりもカビが好む気温20〜30℃になりやすい時期です。

 また、エアコンまわりは冬場でも、暖房運転で20℃以上になることが珍しくありません。

カビが生える条件その2:湿度

 冷房運転を行うと、エアコン内部のフィンによって取り込んだ空気が冷やされ、エアコンから冷気が排出されます。

 この際、結露が発生しやすい状態になり、エアコン内の湿度が上がってしまいます。反対に、暖房運転時はエアコン内の結露は起こりにくく、逆にエアコン内が乾燥するケースの方が多いです。

 ただし、冬場、窓が結露するのと同じ原理で、室内、室外の温度差によってエアコン内部に水分が発生することも。この場合は、暖房でも湿度に注意する必要があります。

カビが生える条件その3:ホコリ、汚れ

 エアコンは室内の空気を吸い込み、温度調整した空気を吐き出す仕組みになっているため、部屋の中のホコリや、料理中に発生した油分を含んだ湯気などがエアコン内に吸い込まれます。

 そうしてたまったホコリに、油分や水分が合わさることでカビ菌が繁殖してしまうのです。

エアコンのカビによる健康被害

 エアコンにカビが生えたまま使用を続けると、使用のたびにカビの胞子を部屋中にまき散らすことになってしまいます。カビの胞子を大量に吸い込んでしまうと、以下のような病気になる可能性があります。

  • ぜんそく
  • 肺炎
  • アレルギー性鼻炎
  • アトピー性皮膚炎などの皮膚の異常

 特に多いのが、せきを伴う夏型肺炎です。肺炎の症状はせきや頭痛、発熱なので夏風邪だと思い込んでしまう方も多いようです。「風邪薬が効かず、長い間、たんが絡んだせきに悩んでいて、原因を探ってみたらエアコンのカビによる肺炎だった」というケースも少なくありません。

 小さな子どもがいるご家庭ではさらに注意が必要です。赤ちゃんや幼児は免疫力が低いため、大人よりカビの影響を受けやすく、病気の発症率が高いのです。また、幼少時にアトピーやぜんそくになってしまうと、大人になってからも症状を引きずる可能性が。子どもがいる家庭では、特にエアコンを清潔にしておく必要があります。

エアコンのカビ掃除の仕方

 エアコンにカビが生えてしまった場合、一刻も早く掃除をしてカビを除去しましょう。エアコンにカビが生えているかどうかの確認は、吹き出し口やフィルターが黒ずみがあるかどうかを見ると判断しやすいです。

 「カビは見えないけれど、運転時にカビ臭いにおいがする」というときは、内部のフィンやファンにカビが発生している可能性が高いので、この場合も掃除をしましょう。なお、具体的な掃除のやり方は以下の記事で解説しています。

<参考記事>

エアコンのカビを防止する方法

 上述した通り、エアコンにはカビが生えやすいものですが、カビの繁殖はちょっとした工夫で防ぐことができます。

カビ対策その1:冷房使用後は暖房/送風運転をする

 エアコンの冷房機能を使用すると、結露により、エアコン内部の湿度が上がりやすくなります。それを防ぐのに有効なのが、冷房機能を使った後、30分〜1時間ほど暖房または送風運転をすること。

 これによってエアコン内部が乾燥され湿度が下がるため、カビ菌の増殖を防いだり死滅させたりする効果があります。

カビ対策その2:室内の換気をする

 カビの繁殖条件の1つは、汚れやホコリ。エアコンは使用するたびに室内に浮遊しているホコリがフィルターにたまっていくので、窓を開けたり換気扇を回したりして、小まめに換気し部屋の汚れを外に追い出すことが、カビ対策につながります。

 天気がいい日には積極的に窓を開けて換気を行い、部屋の空気を新鮮なものに入れ替えましょう。空気をきれいにするだけでなく、湿度を下げる効果もあります。

カビ対策その3:室内の湿度を下げる

 室内の湿度が高ければ高いほど、その空気を吸い込むエアコン内部の湿度も上がってしまいます。特に冷房を頻繁に使用する梅雨から夏にかけては、湿度が高くなる傾向があります。できるだけ室内の湿度を下げるようにしましょう。

 また、賃貸アパートやマンションなどの集合住宅では機密性が高いため、一戸建てよりも湿度が高くなる傾向にあり、特に注意が必要です。

 室内の湿度を下げる具体的な方法は、以下の通りです。

  • 料理中は換気扇を必ず点けて、水蒸気を外に逃がす
  • 市販の除湿剤を部屋に置く
  • 窓を開けた状態で扇風機を使い、外に空気を逃がす

 どれも簡単にできることなので、気付いたときに小まめに行うようにしましょう。

業者によるエアコンクリーニングサービスの料金相場

 もしも業者にエアコンクリーニングを依頼する場合は、どれくらいの金額がかかるのでしょうか。機種や業者によって異なりますが、目安は以下の通りです。

  • 壁掛けタイプ:9000円〜1万円
  • 天井埋め込みタイプ:1万6500円〜1万8000円

 掃除機能付きのエアコンの場合、合わせて室外機の洗浄もお願いする場合は5000円〜1万円程度のオプション料金が発生します。

 業者に依頼すると、エアコンの状態、機種などに関するヒアリングの後、クリーニングが行われる流れになります。なお、このときに故障が見つかり、クリーニングではなく修理が必要になるケースも少なからずあります。

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