「平手さんも響も、ウソがつけない人」 漫画『響 〜小説家になる方法〜』作者が語る平手友梨奈と主人公の魅力(2/3 ページ)

» 2018年08月01日 11時30分 公開
[Kikkaねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

――今、スペリオールでは史村翔先生と池上遼一先生がタッグを組んだ『BEGIN』、奥浩哉先生の『GIGANT』など、勢いのある作品が集まっていますが、スペリオールだからこそ、こうしているというポイントはありますか。

柳本雑誌を意識して描いている点は特にないですね。どの媒体へ行ってもやることは変わらないというか。自分自身が少年漫画、青年漫画の垣根を感じたことがないからかもしれませんけれども。

――『響』の連載が終わった後のことについては考えたりしますか?

柳本あまり考えないですね。今の担当編集(一宮さん)は三代目なんですけれども、どんどん担当も変わりますし、僕は打ち合わせなしで勝手にどんどん描いちゃうので、担当編集自身に思い入れがあるというのもないです。

――ネームの直しなどもないんでしょうか。

柳本セリフの直しとかはちょこっとあったりしますけれど、大掛かりな描き直しとかいうのは初期の初期だけでしたね。初代担当のころからある程度したらもう直しなし、という感じでした。

――担当編集さんからしたら手がかからないというか。珍しいことではないですか。

一宮そこは本当に助かっています(笑)。ただ映画化が決まってからは、映画の配給会社やその他の関係者などとの打ち合わせがたくさん入ったり大変でした。

柳本そういえば担当編集と漫画家の関係というと、最近ネットを見ていてちょっと気になることがあるんですよね。

――なんでしょう。

柳本担当編集の悪口をSNSで書くみたいなのあるじゃないですか。「担当の言う通りに描いたのに全然人気が出ない」とか。あんなのは、絶対にやっちゃダメだと思うんです。担当編集はいろいろアドバイスしてくれるんですけど、言ってることはただ一つで、「面白い漫画を描いて」っていうことなんですね。だから担当編集さんのあぁしろ、こうしろというのははっきり言って従わなくて良くて、結果的にできたものの人気が出なければ「つまらない」ということなので、その評価は描いた人の責任だと思います。僕なんか言うことを全然聞かないので、媒体から追い出されたこともありますけれど、それはそれでいいと思うんですよ。山ほど漫画雑誌がある時代なんだから、自分に合うところに行けばいいじゃないと。


「サイレントマジョリティー」のMVに響が居た

――9月には実写映画が公開されますが、映画化にあたり柳本先生から「主演は平手さんしかいない」というお話があったそうですね。

柳本その通りです。欅坂46の「サイレントマジョリティー」のMVを見たときに、直感的に「響がいる」っていう風に感じたんです。


響 平手友梨奈

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」