ベビーシッターサービス「キッズライン」初めて使ってみたレポ(1/2 ページ)

夫の出張と繁忙期が重なってしまうピンチ……!

» 2018年11月08日 11時30分 公開
[ナンシーねとらぼ]

 「キッズライン」というベビーシッターサービスを聞いたことがありますか?

 シッターさんと、頼みたい人をマッチングするサービス。私が始めに知ったのは、2017年2月のキャンペーン「認可保育園の『不許諾通知』を1万円分のポイントとして買い取る」でした。ちょうどその頃、入所不許諾通知を握りしめて泣いていた私には、憎らしいこの紙をポイントに昇華してくれるキャンペーンが正直めちゃめちゃ刺さりました。

 うまい……親の気持ちをきちんと把握したうえでシッタービジネスをしてくれている……。それが最初のキッズラインに対するイメージです。当時はなんとか認可外保育園に入園できたこともあり、結局そのキャンペーンを利用することはなかったのですが、「ありがとうキッズライン! 困ったらお願いするね!!」という気持ちでいました。

 ついにその時が来たのです。

 我が家は私、夫、男児3歳の3人で構成される共働きの核家族です。東京在住、実家は両方遠方で育児のヘルプは頼んだことがありません。

 夫の仕事は激務ではないものの、少し前から1〜2週間単位の海外出張が頻繁に入るようになり、ワンオペの機会が増えていました。私の仕事は通常は残業がないものの、年に2回の繁忙期は、1カ月程度家に仕事を持ち帰って昼夜なく働く感じです。「夫の出張と私の繁忙期が重なるとイヤだなぁ」と思っていましたが、先日ついにそれが現実になってしまいました。そして夫の出張中に私が休日出勤しなければならないことが判明したのです。

 休日に対応している近くの認可外保育園は時間帯が合わなかったこともあり、「ついにキッズラインにお世話になる日が来たか……」とPCを開きました。

いざシッターさん探し!

 早速アカウントを登録、スマホにアプリを入れました。登録には本人確認書類をアップロードしてキッズラインの審査をクリアする必要があります。審査には1〜2日かかると書いてありましたが、私が登録した時には20分で審査完了のメールがきました。

 いざ、シッターさん探し開始です。日にちなどの条件で検索すると、ずらりとシッターさんの写真と料金、キャッチフレーズ等が表示されます。

 この検索結果が、「自宅から近い順」で表示されていることに地味に感動しました。もちろん色んな順に並び替えができるのですが、最寄り駅が同じ方が何人もいたりして「近隣にこんなにシッターさんがいてくれている! 感謝!」という謎の高揚感に包まれました。

 一方で、写真が表示されるのはとってもありがたいのですが、全てのシッターさんが同じような絵本やぬいぐるみを持って笑顔というシチュエーションの写真が並ぶので(おそらく登録会などで撮影されているものを利用することにしているのだと思います)、検索結果の画面だけでは普段どんな雰囲気なのか、若干わかりにくくなっています。ただし、シッターさん個別のページに行くと、保育中の写真が見られる方も多いです。

キッズライン使ってみた 選択肢がありすぎてビビる

 登録されているシッターさんは、大学生や現役の保育園の先生、子育てが一通り終わった女性など本当にさまざまです。料金についてもシッターさんがご自身で設定しているので、かなり幅があります。おそらく地域差もあるのではないかと思いますので、

 価格帯も説明しておきます。私が見ていた中だと、通常のシッターであれば1400円/1時間前後、保育士などの資格がある方であれば、2000円/1時間前後かな……という感じ。シッターさんによっては、早朝・夜・土日対応の追加料金などを設定している方もいます。また、英語・中国語対応や、簡単な家事や宿題指導をお願いできる方の料金はやはり高くなっています。

 各シッターさんのページを開くと、細かいサービス内容と料金設定、資格や対応可能な業務範囲などの基本的な情報の他、自己紹介の欄に得意分野や慣れている子どもの年齢などが書いてあったりして、預けたときのことをシミュレーションできるようになっています。

 さらに、利用者のレビューや、キッズラインでのサポート回数、メッセージの返信率、直前キャンセル数など定量的な情報も表示されていて、さまざまな面で検討できます。

 同じ画面にシッターさんのスケジュールもカレンダー形式で表示されていますが、私の観測範囲内では、スケジュールは登録していないシッターさんが多かったです。その場合はメッセージで問い合わせすることになります。

 私の場合は、「いいな」と思った方にメッセージを送ってみたものの、残念ながら都合が合わない……ということが2回続いたため、思い切って「シッター募集」の機能を利用することにしました。お願いするサポートの内容、料金などの条件を入力して公開するだけ。1日半くらいで9人からオファーが来ました。ありがたい限り。結局、その中から一番自宅が近い方にお願いすることにしました。また利用する機会に同じ方にお願いできたらお互い楽ですもんね。

当日までのシッターさんとやりとり

 予約リクエストで、改めて細かく希望する保育内容などを書いて送ります。

 この段階で、アカウント登録の時に入力したプロフィールのうち、どんな情報がシッターさんに渡っているのかがよくわからず、情報の確認のためシッターさんと2往復くらいやりとりをしたのはちょっとストレスでした。

 多分サイトの隅々を読んだらどこかには「この情報は予約リクエストの段階で開示される/されない」的なことがちゃんと書いてあるんだと思います。が、すみません、私は見落としてしまいました……。シッターさんはそういう状況に慣れているのか「この情報は現段階では私に渡っていないんです」と教えてくださいました。

 リクエストに応じてシッターさんが出す見積もりを、こちらが承認した時点で予約が確定します。この時までにクレジットカードを登録していなければ、ここで登録が必要になります。個人差はあるでしょうが、私としてはこのタイミングがすごく良かったです。プロフィール入力の段階でクレジットカード登録が必須だったら「いやまだ頼むと決まったわけでは……」といったん処理を中断していた気がします。ここまできたら登録するしかないですよね。

 さて、予約が確定したら当日まで確認事項などアプリ内のメッセージでやりとりします。私がこの時お願いしたシッターさんは、急病や災害があったときのために用意しておいてほしい物などを指定してくれたので、より安心感が高まりました。

キッズライン使ってみた やりとりは簡単です

 ちなみに、本当に預けたい日よりも前に、親同伴の事前面談を安い料金で設定してくださっているシッターさんもたくさんいます。「預けるのが初めてで不安」「お子さんとの相性が気になる」という方には助かるオプションですよね。うちの場合は、子どもが全く人見知りをしないタイプなので、事前面談は特に必要ないかなと判断しました。

 私は自分の不在時にシッターさんが家にいることに対する抵抗感は全くないタイプの人間です。ただシッターさんにも気持ちよく過ごしていただきたいので、前日にお部屋の片付け・掃除は普段よりキッチリしました。そして念の為、パスポートなどの最重要貴重品は鍵付きの箱に入れておきました。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」