「餓死するかと思った」「顔に生理用ナプキンを……」壮絶な痛みを乗り越えて、整形女子たちが「かわいい」を求める理由(2/3 ページ)
美容整形で、本当につらいことは……
「かわいくなりたい」と思ったときに、手段があるのは現代のいいところ。けれど、美容整形にはお金もかかるし、痛みも相当なものだ。
「つらかった手術」を語るパートでは、「両顎手術」の経過をはじめ、壮絶なダウンタイムエピソードが語られた。
「とにかくしんどくて、痛くて、苦しかった。手術前は12時間断食しないといけないし、手術後は、麻酔のチューブが鼻に詰まってるし、口は施術後でボロボロだし、水すら飲めないんですよ。餓死するかと思った……。しかも血や痰が大量に出てくるし、顔は腫れていて、圧迫バンドの締め付けもつらくて。でも、術後の腫れって、運動しないと引かないんですね。だからフラフラなのに、一緒に入院してる中国人患者と病院の廊下をゾンビみたいにぐるぐるしてました」(明治)
「私は両顎じゃなくて、セットバックという施術を行いました。歯を抜歯して、抜いた歯の分、顎骨を後ろに引っ張るというものなんですけど、全身麻酔じゃないんですよ。10時間かけた手術なのに、意識あるし、めっちゃ顔乾くのがつらかった。『先生痛いよ〜!』って叫んでも『頑張るんだ〜』としか言われないし(笑)。術後3週間くらいは焼き肉1枚すら3等分にしないと口に入らなかった。口自体が小さくなったので、今でも、お寿司は2等分にしないと食べられません」(肉寿司)
「私はとくに腫れやすいタイプで、鼻と輪郭三点手術をしたときが、めちゃつらかった。顔が、鼻が埋まるレベル……バレーボールみたいにパンパンに腫れてしまって。ごはんが2週間食べれなかった。食べたくても口が全然あけられなくて、8キロ痩せました。顔の血も止まらなくて、仕方なく顔に生理用ナプキンをつけてもらったんですよ。顔にナプキンつける日がくるなんて、誰も思わないですよね(笑)。5日お風呂に入れず、髪の毛もイソジンまみれで、痛みよりも精神的苦痛がひどかったですね。遺書を書いておけばよかったなと思ったくらい……。腫れは結局、術後3〜4カ月しないと引きませんでした」(いきりちゃん)
しかし、痛みよりもつらいことがひとつある。それは、”変わらない”こと。「理想の顔」に近づけるという希望があるからこそ、彼女たちは整形の痛みを耐え抜いているのだ。
「小鼻を切れば、鼻が小さく見えるかなと思って、日本の病院で鼻翼縮小手術をしたことがあるんです。でも、私の鼻の場合、先を切っても意味がなかったんですね。手術が終わって、ギプスを外した時に何も変わってなくて……。見た瞬間、号泣しました」(みゅうちゃん)
偏見に負けずに言っていく人、墓場まで隠す人
美容整形は、リアルでは人に言いづらいこととして認識されているし、「親からもらった体に傷をつけるなんて」と眉をひそめる人も多い。芸能人に対しても「あいつ整形じゃん」「整形疑惑」なんていうふうに、ネガティブなレッテルを貼るために使われることが多いくらいだ。
数百万円をかけて顔を変えてきた彼女たちは、一体周りにどんな説明をしているのだろうか。
「私はTwitterでも言ってるし、付き合う人にも言ってますね。両顎手術のときも、彼氏に『韓国で顎削ってくる〜バイバイ』って言って渡韓して、帰ってきたらゲラゲラ笑われました。自分の顔を誇りに思ってるので、どんどん言っちゃいますね」(明治)
「二重の埋没をするときだけは、母に事後報告しました。その後の整形については、言えてないですね……。整形する前の友人関係は、憶測でたたいてきたり誹謗中傷してきたりということが重なった結果、疎遠になりました。でも今は整形垢を通じて友達になった人がいっぱいいるから、結果オーライだと思ってます」(いきりちゃん)
「自分からは言わないけど、聞かれたら言いますね。私も、それで離れていった友達は結構多いかな。『整形?』って聞かれたら『これ50万円かけてるんだよやばくね〜?』とか返すことが多いです」(肉寿司)
「私は、親に秘密にしていたんだけど、大きい手術だからどうしてもバレちゃいましたね。お母さん泣いちゃったし、お父さんからは『元の顔のほうがいいよ』って言われたし。鼻は、バレる人にはバレます。前より鼻の位置高くなってるから、マイクとかコップにぶつけやすくなってるんですけど、当たるとコツンって音がするんですよ(笑)」(みゅうちゃん)
言う・言わないの基準は人によってさまざま。ただやはり偏見の存在は根強いようだ。
「私は、付き合う相手にも絶対自分から言わないですね。歳とって死んで、死体を燃やして、骨をとめてるプレートが出てきたら仕方ないけど。今後も絶対隠して生きていきます」(みゅうちゃん)
関連記事
- 「彼氏がLINEを既読スルーしてくる」相談にりゅうちぇるはどう答える? 切れ味鋭い回答に会場が共感の嵐
「ケンカをしたら僕から謝る」という夫婦円満の秘訣も。 - あなたは誰のためにメイクしてますか? 15人の女の告白『だから私はメイクする』が心に刺さる
「会社では擬態する女」を出張掲載。 - 今も昔も、女の子たちはそれぞれの戦場に立っている 『だから私はメイクする』劇団雌猫×『日本のヤバい女の子』はらだ有彩
『だから私はメイクする』刊行記念イベントレポ。 - 「昔々、マジで信じられないことがあったんだけど聞いてくれる?」かぐや姫や乙姫たちは本当は何を考えていたのか『日本のヤバい女の子』
「変身とヤバい女の子(清姫)」を出張掲載。 - 新宿駅に出現した「いま、『さよなら』をしよう。女の子を、苦しめるものから」――『さよならミニスカート』1巻発売広告に痺れる
広告が少しずつ“変身”していく仕掛け。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
【今日の計算】「2+13×2−6」を計算せよ
-
柴犬が仮設住宅に入ると、布団に隠れた大好きなお姉ちゃんが! 被災した柴犬が見せた最高の笑顔に「こちらまで幸せな気持ちになります」
-
パパがヒゲをそって大ショックな息子の反応が3600万再生 予想外な落ち込みように両親苦笑い【海外】
-
トリンドル玲奈の結婚相手は誰? 2024年に2歳年下俳優と結婚発表、ラブラブ2ショットを公開
-
「人生で一度は見てほしい」「息をのむ美しさ」 この世のものと思えない幻想的な“一本桜”に15万いいねの大反響
-
元パティシエ直伝、スライスチーズを使う激ウマ蒸しパンが209万再生! あまりのおいしさに「秒でなくなった笑」の声も
-
【今日の計算】「101×99」を計算せよ
-
スマホがネットにつながらないと思ったら…… 想定外すぎる落とし物の事例に「こわ!」「こんなん初めて見た」と驚く声上がる
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」