これには埼玉県民もニッコリ 映画「翔んで埼玉」、初週の動員数であの東京を上回る快挙

埼玉県におけるオープニングの興行収入はこれまでの記録を4倍以上上回る。

» 2019年02月25日 17時17分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]

 埼玉県をここぞとばかりに否定しまくる魔夜峰央先生の迷作(?)漫画を実写映画化した「翔んで埼玉」(2月22日公開)の週末興行成績が3億3094万9400円、観客動員は24万7968人に達し、週末動員数で初登場1位を獲得しました。「アリータ:バトル・エンジェル」を超えてるだと……埼玉……恐ろしい子っ!

翔んで埼玉 実写 映画 興収 週末動員数 1位 MOVIXさいたま  (C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会

 『パタリロ!』で知られる魔夜さんが1980年代に連載していた同作は、2015年に宝島社から新装版が復刊されると、「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」などの埼玉への徹底的な(愛ある)ディスりが話題に。

翔んで埼玉 実写 映画 興収 週末動員数 1位 MOVIXさいたま 原作書影。「埼玉県民はそこらへんの草でも食わせておけ!」

 その勢いはとどまらず、「のだめカンタービレ 最終楽章」「テルマエ・ロマエ」シリーズなどを手掛けた武内英樹監督が二階堂ふみさんとGACKTさんをW主演に迎え実写映画化。想像をはるかに超えるひたすらに濃いキャラクタービジュアルや、埼玉の永遠のライバル・千葉解放戦線を見守る“YOSHIKI大漁旗”など実写化はかくあるべしという振り切れ方をみせています。

YOSHIKI大漁旗の出演を本人が知らなかったことも話題に(関連記事。画像はYouTubeから)

 同週には、木城ゆきとのコミック『銃夢』をジェームズ・キャメロンが製作/脚本を手掛けた実写化した「アリータ:バトル・エンジェル」も公開。「翔んで埼玉」は、興収ランキングこそ3億4266万円をたたき出した同作に譲ったものの、動員数で勝利しています。

翔んで埼玉 実写 映画 興収 週末動員数 1位 MOVIXさいたま これには隠れ埼玉県人の麻実麗(GACKT)もニッコリ (C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会

 全国319スクリーンで公開(埼玉県内では23スクリーン)されている同作ですが、3日間で最も多くの動員を獲得した劇場は「MOVIXさいたま」。埼玉県におけるオープニングの興行収入としては、2000年以降に公開された東映配給の実写作品で、これまでの記録を保持していた「男たちの大和/YAMATO」(2005年。最終興収50億9000万円)の4倍超(414.35%)となる驚異的な数字で、文字通り埼玉を中心としたヒットにつながりそうです。

映画「翔んで埼玉」予告編

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」