タバコ型駄菓子がアイコス風に ネットで一躍話題の「myCOS(マイコス)」誕生秘話をメーカーに聞いた

舞妓さんのお菓子です。

» 2019年02月27日 15時50分 公開
[高橋ホイコねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 タバコ型のお菓子「ココアシガレット」を求めて駄菓子屋に行ったら、タバコが「マイコス」になっていたというツイートが話題になっています。時代を感じるこの商品、どうして作っちゃったのか製造会社のオリオンに聞きました。

マイコス商品画像 マ、マイコスだとっ!(画像提供:オリオン株式会社)

 同社は大阪にある駄菓子メーカーの老舗で、マイコスは2018年から販売されているもの。主力商品のココアシガレットは1951年から販売しています。

マイコス・ココアシガレット商品画像 ココアシガレットは今も販売されています

 マイコスは、舞妓(まいこ)さんのイラストが描かれたココアシガレットに似たお菓子です。マイコス発売の経緯について聞いたところ、「時代に合わせておもしろい物を作ろう」をコンセプトにしたそうで、「舞妓さんでも入れておけば、あんまり怒られへんかなと思って」という本音も聞くことができました。

 ココアシガレットは、喫煙をあおるお菓子ということで、イメージが悪い側面がありました。そこで、2011年、商品が誕生60歳を迎えた際に「オリオンはあなたの禁煙を応援します」というフレーズをパッケージに入れることに。還暦をキッカケに、喫煙をあおるお菓子が、禁煙を応援するお菓子に生まれ変わりました。

 そこから、禁煙を応援するための商品づくりをしてきたのだとか。今回のマイコスもそのつながりで生まれたそうです。

マイコスのパッケージ 「オリオンはあなたの禁煙を応援します」のフレーズ

 舞妓さんをモチーフにするということは、外国人にも駄菓子は人気なのでしょうか。2015年に「DAGASHIで世界を笑顔にする会」がオリオンなどの有志企業18社により設立されました。駄菓子文化は、いろんな会社の商品が共存共栄できる、世界にはまれな文化。日本独自の文化を世界に売り出していこうとさまざまな活動をしているそうです。また、中国やアジアでは「日本のお菓子は安心・安全」ということで人気があるといいます。

マイコスの中身 「脳天直撃ミント味」という大人向けの味付け 大人に人気とのこと

 ただのダジャレだと思っていた商品に、奥の深いストーリーがあったことに驚かされます。担当者の「小さなパッケージに大きな夢をのせるっていうのが、駄菓子のいいところなんです」という言葉が印象的でした。

高橋ホイコ



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」