お付き合い残業、無茶振り、板挟み……帰りたい人たちを描く漫画『僕たちはもう帰りたい』(1/2 ページ)

もう帰りたい。

» 2019年03月18日 07時30分 公開
[ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 無意味なお付き合い残業に上司の無茶振り……仕事でさまざまな問題を抱え「帰りたい」と思う人たちを描いた漫画『僕たちはもう帰りたい』(税込1296円)が発売されました。著者はTwitterで人気の漫画家、さわぐちけいすけ(@tricolorebicol1)さん。

僕たちはもう帰りたい 帰りたいけど……

 さまざまな事情で「もう帰りたい」と願う、年齢も、性別も、立場も全く異なる人々の短編を集めた1冊。皆、不思議なママさんのいる風変わりなスナックと出会うことで、前向きな一歩を踏み出していきます。

フォロワー約54万人の全日本もう帰りたい協会(@mou_kaeru)。帰りたい人はたくさん……

 例えば第1章は、「お付き合い残業」がつらい会社員の火野さんが主人公。効率よく仕事をこなしていつも定時で帰る火野さんですが、先輩からは「アイツはすぐ帰る」と嫌な顔でうわさされています。仕事は終わっているのに周囲の目を気にしなければならない状況に「会社に行く前から既に帰りたい」状態。

 そんな中、火野さんが偶然見つけたのが、「もう帰りたい」という名前のスナック。その出会いをきっかけに、帰りたくなくて残業しているのかと思っていた先輩たちもまた帰りたいのだと知り、問題を1つ解決できたのでした。

 この他にも、社外のデザイナーと上司の間で板挟みになる人や、「残業減らせ」「成果を出せ」と上司に無茶振りされる人、紙文化や朝礼など非効率的な会社に憤る人、家事と仕事の両立に疲れた人など、さまざまな人の「もう帰りたい」物語が描かれています。

帰りたい人たちの物語

 「一見、ふざけたタイトルではありますが、この本が形だけの働き方改革に疑問符を投げかける一因になるよう、心から願っています」(ライツ社、大塚啓志郎さん)

僕たちはもう帰りたい 『僕たちはもう帰りたい』

『僕たちはもう帰りたい』第1章試し読み

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」