キム・カーダシアンさん「Kimono」ブランドに反対署名3万人以上 京都市も再考求める

KIMONOの名称は私的に独占すべきものではないと京都市長。

» 2019年06月29日 15時28分 公開
[ねとらぼ]

 米国のセレブ、キム・カーダシアンさんが「Kimono」という名称の下着ブランドを発表し、商標登録を申請していることに対し、署名サイトの抗議署名に3万人を超える賛同が集まっています。また京都市も再考を求める文書を送ると明らかにしました。

 カーダシアンさんは6月25日(現地時間)に自身のSNSで補正下着ブランド「Kimono Solutionwear」を発表。「日本の文化を盗用している」といった批判が寄せられています。

 署名サイトChange.orgでは26日にカーダシアンさんにあてた署名「着物は日本の文化。キム・カーダシアン・ウェストの"KIMONO"商標登録にNo!」が立ち上げられました。ブランド名が日本の伝統衣装である「着物」を想起させること、商標登録の申請を行っていることに「我々の誇る文化である着物へのリスペクトに欠けるネーミングと言わざるを得ません」と抗議し、海外からの支持者も含め3万5000人の賛同を集めています。

ネット署名

 また京都市は28日、カーダシアンさんと商標登録を申請している会社KIMONO Intimatesに、「KIMONO」のブランド名を使用することについて再考を求める文面を送ると発表。門川大作市長の署名入りで「私たちは,『KIMONO』『きもの』『着物』の名称は,きものやきもの文化を愛するすべての人々共有の財産であり,私的に独占すべきものではないと考えます。是非私たちの思いをお汲み取りいただき,ブランド名としてのご使用についてお考え直しいただきたく存じます。キム様には,私たちの強い思いを御理解いただくためにも,『きもの』をはじめあらゆる日本の文化を守り育ててきた京都にお越しいただき,『きもの文化』の神髄に触れていただければ幸いです」と記しています。

京都市の文書

 カーダシアンさんはNew York Timesに対し、「日本の伝統衣装に似せたり、名誉を傷つけたりする衣類は作らない」とし、ブランド名は変更しないとコメント。商標登録申請については「日本の伝統衣装に関連してkimonoを作ったり、kimonoという言葉を使ったりすることを制限しない」と述べています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」