『遊戯王』作者、“政権批判”イラスト投稿で物議 一部で批判も「表現の自由の範囲内」と擁護の声も

ブラックマジシャンガールに「ホント……日本て住みづらくなっちゃった……」、ブラックマジシャンに「独裁政権に未来は暗黒次元(ダークディメンション)!」と発言させていました。

» 2019年07月17日 12時44分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 漫画『遊☆戯☆王』の作者、高橋和希氏が7月16日に、同作のキャラクターに政治的な発言をさせるイラストをInstagramへ投稿し物議を醸しています。高橋氏はその後謝罪しましたが、ネット上では一連の行動について賛否さまざまな声があがりました。


発端 発端の投稿(高橋氏のInstagramより)

 当該の投稿は、制作中の画集用に描いた表紙イラストを転用したもの。中央の闇遊戯が持ったカードには、「Let's VOTE」と投票を呼びかける言葉が記されています。また、その背後ではブラックマジシャンガールが「ホント……日本て住みづらくなっちゃった……」、ブラックマジシャンが「独裁政権に未来は暗黒次元(ダークディメンション)!」と発言。高橋氏自身も投稿文に「本当に今の売国政権で日本の未来は大丈夫かと思うわ!」とコメントを添えていました。

 この投稿は大きな反響を呼び、コメント欄やTwitterでは賛否の声が多数上がりました。批判的意見としては、「キャラクターのイメージを自ら壊さないでほしい」「遊戯王の世界観と政治は無関係」「作者の主張にキャラクターを巻き込まないでほしい」といった声が目立ちます。また「政治的主張をキャラクターに代弁させることの是非はさておき、言葉と内容が乱暴すぎはしないか」といった意見も。

 その一方で「表現の自由の範囲内」「キャラクターは高橋氏が生み出したのだから、それに自身の主張を代弁させたっていい」「この表現が批判されること自体、この国が住みづらい証拠」といった、肯定的意見も少なからず見られました。また「これに限らず、有名人が政治的発言をすること自体がとがめられるのは不公平だし、自由に主張してもいいのでは」といった疑問を投げかける人も。

 一連の反応を受けて、高橋氏はその後謝罪文を投稿。「なにやらお騒がせしております。いろいろ意見をいただき、キャラクターに政治的表現をさせてしまったこと、ファンの皆様に深くおわび申し上げます」とコメントしました。


謝罪 高橋氏の謝罪(高橋氏のInstagramより)



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」