「この度は僕が考えたゴミのような企画で……」 DJ社長、“炎上商法”で謝罪 MV出演の「マキシマム ザ ホルモン」にも批判の声

「マキシマム ザ ホルモン」もTwitterを通して謝罪しています。

» 2019年07月21日 14時48分 公開
[川上酒乃ねとらぼ]

 DJグループ「レペゼン地球」のDJ社長さんが7月21日、ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」をリスペクトしたパロディー楽曲「パワハラ ザ ホルモン」のMVを削除したことをTwitterで報告。「不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪しました。


 事の発端は7月17日、DJ社長さんと同じ事務所に所属している歌手のジャスミンさんが、Twitterを通してDJ社長さんのパワーハラスメントを伺わせるLINEのキャプチャー画面を公開したこと。DJ社長さんに何度もホテルに誘われているという内容で、ネット上でも広く拡散され、18日には、DJ社長が頭を丸めた姿で「全て事実であります」と認める動画を公式YouTubeチャンネルに投稿しました。


レペゼン地球 ジャスミンゆま マキシマムザホルモン 謝罪 炎上商法 ウソ セクハラ 動画を通して謝罪するDJ社長さん(画像はYouTubeから)

 しかし、実はこの流れ自体がプロモーションで、20日には「レペゼン地球」の公式YouTubeチャンネルで、このLINEの画像なども納められた新曲「パワハラ ザ ホルモン」が公開。ファンの中には、この流れを称賛する声も上がりましたが、「セクハラ告発をネタにするのはいかがなものか」「冗談では済まされない話」と“炎上商法”への批判が殺到。同曲は「マキシマム ザ ホルモン」の各楽曲をパロディー化したもので、「マキシマム ザ ホルモン」メンバーも出演していたことから、「マキシマム ザ ホルモン」へも飛び火することに。


 この流れを受け、「マキシマム ザ ホルモン」は公式Twitterを通して謝罪。「ライブ中の痴漢行為、暴力行為に『ダメ絶対!』とNOを訴えてきたホルモンが炎上目的の本MVに出演するのはどうなのか」という意見がメンバーやスタッフの間で上がっていたものの、「炎上商法やハラスメント行為を行う輩を ホルモンが叱って殴る立場としてであれば」という思いから出演したと説明。「今回の件で不快な思いをさせてしまった方、傷つけてしまった方々にあらためて心よりお詫び申し上げます」と謝罪しています。

 ドラム担当のナヲさんは「動画を最後までチェックしなかった詰めの甘い自分たちを殴ってやりたいです」と後悔の気持ちを告白。「本当、みんなの言う通り自分たちがダサかったです」「ナヲさんがなんでこんな事許してるの? って意見も嬉しかった」「自分達の認識の甘さに、間違えに、気づかせてくれてありがとう」と伝えています。


レペゼン地球 ジャスミンゆま マキシマムザホルモン 謝罪 炎上商法 ウソ セクハラ 「マキシマム ザ ホルモン」のメンバー(画像は「マキシマム ザ ホルモン」Instagramから)

 その後、問題の動画は削除。DJ社長さんによると、中学生のころから「マキシマム ザ ホルモン」の大ファンで、コラボレーションしたいという思いから今回のパロディー曲を制作したとのこと。「まさか『パワハラはダメ』『炎上商法はダメ』と今回のMVで言っているマキシマム ザ ホルモン様にまで批判がいくとは考えておりませんでした」と自身の認識の甘さを謝罪しています。

 また、MV公開の流れの説明不足やチェック体制が甘かったことも謝罪し「僕はそれが本当に申し訳なく、耐え難かったためMVを削除する事を決意しました」と説明。「本当にこの度は僕が考えたゴミのような企画で 僕らみたいな世間に嫌われまくってるゴミ集団が偉大なるマキシマム ザ ホルモン様に絡んですみませんでした!!!!!!」と結んでいます。

 DJ社長さんの報告に対し、ファンからは「ハラスメントという難しい問題を、自分たちの宣伝目的のオモチャにした事は許されない事です」「これで売れてもなんの意味もないと思います」と多くの厳しい声が寄せられています。なお6月には、YouTubeの「広告掲載に適したコンテンツのガイドライン」で、今回のような「炎上を招く、他者を侮辱するコンテンツ」は、広告掲載の対象外になる可能性があることが新たに記載されています。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」