三越伊勢丹「アナスイ」事業撤退でSNSに衝撃 もう日本で買えなくなるのか聞いてみた(1/2 ページ)

コスメやお財布……どうなるの?

» 2019年11月15日 17時40分 公開
[小林夏帆ねとらぼ]

 三越伊勢丹が「ANNA SUI(アナスイ)」事業を2020年3月末で終了すると発表し、SNSを中心に衝撃が広がっています。SNSでは、もう日本でアナスイの商品が手に入らなくなるの? という疑問の声が多く挙がっていますが、実際はどうなのでしょうか。

 アナスイは、アメリカ人デザイナー、アナ・スイが手掛けるファッションブランド。フォークロアのテイストを取り入れた、どこかノスタルジックなデザインと、黒を基調としつつも鮮やかな色づかいが特長で、日本では財布などの革小物やコスメが高い人気を誇っています。

 三越伊勢丹の広報担当者によると、同社は「2020年3月末日をもって、米国アナスイ社とのライセンス契約および販売代理店契約を終了。婦人衣料および雑貨のブランドライセンス事業、卸事業からの撤退」するのこと。これをうけて、同社が全国に展開するアナスイ直営店10店舗と、アウトレット店2店舗は2020年3月末時までに営業を終了することになりました。(直営店・アウトレット店共に営業終了時期は店舗により異なります)

 三越伊勢丹が運営するアナスイ直営店では、洋服などのインポートのアパレル商品と、三越伊勢丹がマスターライセンシーとしてサブライセンス権を付与した国内15社のサブライセンシー企業が製造する雑貨を展開。

 アナスイの商品の中でも、日本で人気の高いバッグ、財布、コスメなどのアイテムは、三越伊勢丹ホールディングス以外のサブライセンシーの企業が手掛けているものです。

 サブライセンシー企業の商品について、三越伊勢丹ホールディングスは「当社とのサブライセンス契約に基づき、アナスイライセンス商品の製造販売を行ってくださっている取組先様の一部は、アナスイ社との直接契約により、アナスイブランド商品の製造販売を継続することになったと聞いており、アナスイブランドは引き続き日本市場で展開されることになっております」と回答しています。

 これを受け、ねとらぼ編集部では、バッグ、財布、革小物を販売する「クイーポ」、コスメを販売する「アルビオン」の2社に、今後のアナスイブランドの日本での展開について取材を行いました。その結果、2社ともアナスイ商品を「いままでと同様に販売を継続していく」という回答が得られました。

 なお、「アルビオン」が展開する「アナスイコスメティックス」は、三越伊勢丹の百貨店にも出店していますが、店舗の閉店などの予定は無いとのこと。

 また、アナスイと三越伊勢丹ホ―ルディングスとの契約が終了する2020年4月以降、三越伊勢丹の各店舗では、「(ウェアや雑貨など、アナスイの商品は)他ブランドの商品と同様に、通常のブランドの1つとして売り場ごとに取扱を判断していく」(同社広報)ということです。

アナスイジャパン公式サイト

https://www.annasui.co.jp/

閉店予定の「アナ スイ ウェアショップ」10店舗 

ANNA SUI 札幌オーロラタウン店 / ANNA SUI 仙台フォーラス店 / ANNA SUI ららぽーとTOKYO-BAY店

ANNA SUI 池袋サンシャイン店 / ANNA SUI 新宿ミロードモザイク通り店 / ANNA SUI 横浜ジョイナス店

ANNA SUI 名古屋パルコ店 / ANNA SUI 天王寺ミオ店 / ANNA SUI 梅田エスト店 / ANNA SUI なんばパークス店

閉店予定のアウトレット店舗

ANNA SUI 御殿場プレミアム・アウトレット店/ANNA SUI りんくうプレミアム・アウトレット店

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」