登録159万人 Facebook、日本で流行の兆し:ねとらぼ
世界最大のSNS「Facebook」が日本で流行の兆しを見せている。Facebookに同時にログインして交流する「オン会」が企画されるなど、ユーザーサイドから盛り上げようという気運も。
世界最大のSNS「Facebook」が日本で流行の兆しを見せている。10月13日時点で国内の登録者数は159万人。Facebookの魅力を説明するブログ記事に人気が集まったり、Facebookに同時にログインして交流する「オン会」が企画されるなど、ネット系技術者を中心に、ユーザーサイドから盛り上げようという気運が起きている。
Facebookは2004年2月、大学生限定SNSとしてスタート。06年9月、学生以外でも登録できるようになり、07年5月からは外部の開発者向けにプラットフォームを公開した。その後急速に利用者数を伸ばし、総会員数5億人を超える世界最大のSNSに。そのオープン化戦略は、mixiやモバゲータウン、GREEのお手本にもなっている。
日本語版は2008年にスタート。10年2月には日本法人を設立し、日本向けの機能強化や、メディア・業界関係者への機能説明などを行ってきた。
日本の利用者はここ数カ月で急増しているようだ。10月第2週の連休前後に、複数のネット技術者がFacebookを紹介するブログ記事を書き、それが火付け役となってさらに利用が拡大。Facebookに同時にログインして交流する「オン会」もユーザーによって企画されているほか、CSチャンネル「TBSニュースバード」が公式ファンページをオープンするなど、企業による利用も始まっている。
日本のユーザー分布をFacebook公式の広告サービスの配信数から調べたところ、男性が76万人、女性が80万人(残り3万人は性別未記入とみられる)。年代別では、10代が16万人、20代が68万人、30代が47万人、40代が20万人、50歳以上が8万人と、20代の利用者が多い。
日本語化から2年経った今になって盛り上がり始めた背景には、Facebook日本法人のPR活動の成果を指摘する声があるほか、「非モテSNS」創設者の永上裕之さん(ホットココア社長)はブログ記事で、Twitterに飽きた技術者やオピニオンリーダーが、Facebookに移っているのではと推測している。
ネットサービスに詳しい古川健介さん(ロケットスタート社長)は、「iPhoneユーザーの20代の女性に、FacebookをiPhoneから使っている友人が多い。“iPhone女子”が、mixiやTwitterをスルーしてFacebookに来ている気がする」と話している。
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