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人間卒業おめでとう! 「スーパーマリオワールド」人力タイムアタックで世界記録が更新される

タイムシフト版のカタルシスがすごい。

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 完全人力によるゲームクリアのタイムを競うRTA(Real Time Attack)。ツールを使って最速クリアを目指すTAS(Tool Assisted Speedrun)とは違い、人間ならではの緊張感が魅力のこのジャンルで、このたび「スーパーマリオワールド」の世界記録が更新されました。

画像 エンディングは人間卒業式に

 達成者はニコニコ生放送主の綿棒(93キロ)さん。ゲームスタートからクリアまでわずか「10分26秒32」という驚異的なスピードです。2008年に理論上最速とされたTASの「10分26秒65」を人力で上回っていると言えば、そのすごさが伝わるでしょうか。

画像 TASなどでおなじみの「無を取得(ブルバグ)」も人力で

 現在ではタイムを大幅に縮めるバグ技なども発見されていますが、複雑で入力のシビアなバグ技を人力で成功させてしまうのがRTAのすごいところ。綿棒さんによる解説コメントによると、1フレーム(60分の1秒)単位でのコマンド入力やわずかなラグを防ぐためのスコア調整も手動で行われているとのこと。「毎回同じフレームでジャンプし同じ高さで飛ぶよう意識します」といった解説には、「人間がすることじゃないですwww」「日常生活もフレーム単位で生活してるだろ」といった賞賛(?)コメントがついていました。

画像 ミスが許されない緊張感がRTAの醍醐味

 この記録はニコニコ生放送中に達成されたもので、綿棒さんの手元をカメラで表示したタイムシフト版も投稿されています。恐ろしいことにリスナーと雑談をしながら上記のスーパープレイを次々と成功させていく綿棒さん。しかし、記録更新が見えてくるとプレイヤー、リスナー共に無言になり一気に緊張感が高まります。プレイ動画では余裕しゃくしゃくに見えたマリオさんが、こちらでは一転してシリアスな顔つきに見えてくるから不思議なもの。見事世界記録を達成すると綿棒さんもコメントも絶叫して喜びを爆発させていました。

 「スーパーマリオワールド」のRTA挑戦者は他にも複数人おり、コンマ1秒の記録短縮にしのぎを削るまさにアスリートの世界。RTAならではのカタルシスが味わえるタイムシフト版もオススメです。

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