ぴあ、転売＆空席対策 発券前のチケットを定価で再販売可能に

行けなくなった公演のチケットを有効活用。

[ねとらぼ]

　ぴあは「チケットぴあ」で公演のチケットを購入したユーザーが、なんらかの事情で行けなかった場合、その公演を希望する別のユーザーに定価で再販売（リセール）できる「定価リセールサービス」を7月1日から開始した。

　クレジット決済済みで、かついまだ発券されていないチケットが対象で、興行主催者が適用を認めた公演に限る。再販売を希望するユーザーがサービスに申し込むと、あらかじめそのチケットの購入希望を登録していた別のユーザーに通知が届く仕組み。リセ−ルが成立すると、利用料や手数料を含めたチケット代金から、規定の手数料を差し引いた金額が、決済されたクレジットカードへと返金される。

　「定価リセールサービス」の導入の背景には、購入後のチケットのキャンセルができないとする規約と、営利目的での転売行為、およびチケット券面金額より高い価格でのオークションなどにおける転売行為がある。サービスを利用することで、会場の空席減少やオークションへの出品抑制、チケット価格の高騰や詐欺などのトラブル軽減が期待されている。

　リセール希望者は「チケットぴあ」Webサイト内の購入履歴ページより申し込み可能。購入希望者は、同サイトで“リセール有”と表示されているチケットがあれば、その公演の発売ページより購入できる（クレジットカード決済のみ）。あらかじめアラート登録をしておくこともできる。