今週は低気圧が日本海に進む見込みです。本州の南海上には梅雨前線が停滞し、九州から近畿を中心に局地的に大雨のおそれがあります。今後も雨の降り方に注意が必要です。
13日(水)に低気圧が日本海へ 西日本中心に局地的な大雨のおそれ
13日(水)に低気圧が日本海に進んでくる見込みです。低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨前線も本州の南海上に停滞します。九州から近畿の西日本を中心に、13日(水)にかけて、局地的な大雨のおそれがあります。今後も雨の降り方にご注意ください。
九州では、10日(日)13時現在、72時間の降水量が500ミリを超えている所もあります。大雨の降った地域では、地盤の緩んでいる所がありますので、土砂災害、川の増水、低い土地の浸水に警戒してください。
梅雨明けはまだ先か
今週は先週に比べて太平洋高気圧が後退します。本州の南海上に梅雨前線が停滞しやすくなるため、九州から東北にかけて、曇りや雨の日が多くなるでしょう。九州南部の梅雨明けの平年は7月14日ですが、今週はまだ太平洋高気圧の張り出しが弱く、九州の梅雨明けはまだ先となりそうです。
今週の暑さはどうなる?
先週は太平洋高気圧の張り出しが強く、7日(木)は関東や東海では広く今年一番の暑さになりました。山梨県勝沼で38.8度と今年1位の猛烈な暑さに。
今週の暑さはどうなるのか? 予想をみてみますと、今週は太平洋高気圧の勢力は後退し、九州から東北にかけて、曇りや雨の日が多くなるため、先週のように猛烈に暑くなることはなさそうです。
日中の最高気温は、東京では30度前後、大阪や福岡は32度前後の日が多くなるでしょう。猛烈に暑くなることはないものの、湿気は多いため、蒸し暑さは続きそうです。体調の管理はもちろん、食品の管理にご注意ください。
沖縄は最高気温は33度前後。
真夏の暑さが続くでしょう。夜間もあまり気温は下がらないため、適度に冷房や扇風機を使うなどして、熱中症にならないようご注意ください。
関連リンク
Copyright (C) 日本気象協会 All Rights Reserved.
関連記事
- 7月の夜空 月に関する話題
七夕だけではない、7月の月と木星との邂逅や赤く見える月のお話。 - 東京スカイツリーで視界不良時限定サービス「東京スカイツリーVR」開始
7月1日から! - 球場の駐車場で子犬が暑い車内に置き去り メジャーリーグファンに発見され無事保護
子犬は動物保護施設に引き取られ、手厚いケアを受けています。 - 「100キロの力士が1平方メートルあたり1時間に1人落ちてくる」 雲研究者による集中豪雨の解説が斬新でごわす
空から降る一億の力士。