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「18禁ゲームのキャラに酷似」として発売中止になった「くま川鉄道」切符 協力したゲーム会社が経緯を説明

デザインが「18禁ゲームのキャラに似た」事情が語られています。

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 くま川鉄道(熊本県)が、特別応援切符の販売を「18禁ゲームのキャラに似た少女がデザインされている」との指摘を受けて中止したとの報道について、デザインを手掛けたゲーム会社が経緯の説明を公開しました。

経緯の説明(LoseのWebサイトより)

 特別応援切符「くまてつ」は、人吉市を舞台のモデルにした18禁ゲームを手がけるLoseがボランティアで協力したもの。列車をイメージした美少女キャラをデザインし、AR(拡張現実)機能も備えていました。10月8日に発売予定でしたが、デザインされたキャラがLoseのゲーム「まいてつ」のキャラに似ていることが指摘され、9月28日に発売中止が発表されました。

 Loseは特別応援切符について、同社のシナリオライターが鉄道ファン個人として「くま川鉄道」震災支援企画を行った縁で、同鉄道から支援を打診され、ボランティアとして協力することになったと説明。当初は熊本地震による減収分400万円を寄付することを提案しましたが、切符を販売したいとのくま川鉄道側の思いを受けて、5枚セット6000円の切符を製作することに。オリジナルキャラクターをデザインした場合の売り上げ試算は100万円と、目標収益に届かないため、「まいてつ」ユーザーに支援してもらえるよう既存キャラの利用を検討したとしています。

特別応援切符の販売告知(くま川鉄道Facebookページより)

 同タイトルは現在18禁ゲームですが、コンシューマー化やアニメ化も検討されているため1年半〜2年半後ならコラボ可能とLoseは提案。しかしくま川鉄道側からなるべく早めに対応策を取りたいとの要望があったため、「『まいてつ』の名前は利用しないが、『まいてつ』ユーザーにアピールする」案で合意し、新たな企画としつつも「まいてつ」のロゴやキャラクターを改変したものをデザインに使用したと明らかにしています。

くま川鉄道からの発売中止の告知

 Loseは販売中止について、「誠に残念ではございますが、第一の目的が復興支援であり、手段としての企画が問題となってしまった以上、固執して問題をいたずらに長引かせたり、支援を取りやめざるを得なくなってしまう形になるのは本意ではございません」とコメント。当初提案した400万円の寄付を行ったと報告しています。

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