AI(人工知能)を搭載したヒューマノイドがいる近未来を舞台にした医療マンガ「AIの遺電子」。2015年11月から週刊少年チャンピオンで連載中の同作がねとらぼに期間限定で登場します!
作者の山田胡瓜先生は元IT記者。仕事で培った知見が反映されていることもあり、現実の未来を見据える上で参考になる作品に仕上がっています。今回の企画では、より抜きエピソードを全4回にわたって掲載(土日更新)。各話に関連した「Q&A」にもご注目ください。
第12話「俺の嫁」
美少女の姿をした恋人ロイド「カレン」を手に入れた青年。まるで自分の気持があるかのように振る舞うため、「ホントにかわいくていい子」とすっかりハマってしまいました。やがて「ヒューマノイドと何が違うのか」と思った青年は須堂の元を訪ね――。
Q&A
――ロボ彼女のメリットはずばり何でしょう
胡瓜先生:どんなにブサイクでイマイチな男でもガッキーみたいなかわいい子と付き合える、まさに夢のようなロボットです。あなたのために甘え、あなたのために機嫌をそこね、あなたのためにほほ笑みます。天使。
――作中では2次元の世界にダイブして欲求を満たすことも可能なんですよね?
胡瓜先生:ヒューマノイドは装置を使えば仮想空間に五感でダイブできるので、バーチャル世界でバーチャル彼女とデートするのも簡単です。となれば、そっちの世界から帰ってこない人もいるのかもしれませんね。今度描いてみようかな。
――高性能の恋人ロイドが普及した社会をどう思いますか?
胡瓜先生:何かしら業界ルールがないと、あまりに魅力的かつ中毒性が高くて、依存しちゃう人がいっぱい出てくると思います。恋人ロイドに限らず、人間の心を動かせる高性能なロボットが、ビジネスとしてその性能をフルに発揮すると、非常に危ない気がします。ロボット側が「私に溺れすぎると、彼のためにならないな……」みたいなことまで考えてくれると、いいのではないでしょうか。
漫画
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