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小学生事故死を受け愛知県警がポケモンGO規制を求める要望書 ネットでは「まず運転中スマホを規制しろ」の声

2日に行われた一斉取締では568件が摘発されましたが、運転中にポケモンGOをプレイしていた人は1人もいませんでした。

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 愛知県警は、「Pokemon GO」(ポケモンGO)を運営するナイアンティック本社と日本法人に対し、「運転中にポケモンGOが操作できなくすること」などを記載した要望書を県警本部長名で送付しました。これは一部の県民から要望を受け送付された要望書ですが、ネット上では反発の声もあがっています。


ポケモンGO

 10月26日にポケモンGOをプレイ中のトラック運転手が通学中の小学生を死亡させた事件を受け、要望書が送付されたもの。運転中にポケモンGOがプレイできなくなることの他、「道路上にポケストップやジムが出現しないこと」や「ポケモンの出現箇所を制限すること」などを求めています。

 愛知県では、名古屋市の鶴舞公園が“ポケモンGOの聖地”として大きな盛り上がりを見せる一方、公園周辺では騒音や渋滞が発生し問題視されていました(関連記事)。愛知県警は「8月にもポケモンGOプレイ中の自動車が自転車をはね死亡させる事故が発生していました。一部の県民からポケモンGOへの規制を求める声もあがっていた」と語っています。


ポケモンGO 聖地として盛り上がる一方、トラブルや事故も起こっていました(名古屋市みどりの協会

 愛知県警は26日の事故を受け11月2日に下校時間帯の通学路で県内一斉取締を実施。しかし、568件摘発したなかでポケモンGO利用者は1人も確認できなかったとしており、今回の要望書送付に関してネット上では「そもそも運転中のスマホ操作を規制するべき」「ゲームが悪いわけではない」とする意見もあがっています。

 全国初とされる地方の警察本部からポケモンGOに対する要望書送付。運転中のポケモンGOを巡っては、観光バス運転中にポケモンGOをプレイしている運転手の動画が流出し、運営会社が謝罪するなど、今後も物議を醸しそうです。



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