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プレイ後にユーザーが任意で代金を支払うPCゲーム販売サイト「SYAKERAKE」始動 海賊版問題解決の一助となるか

現在はα版としてのリリース。

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 インディーゲーム開発を手がけるShakeが、PCゲーム販売サイト「SYAKERAKE(シャケラケ)」をα版としてリリースしました。ゲームの配信自体は無料で行い、代金はユーザーがプレイ後に任意の額を支払うという試み。


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 支払いには独自のシステム「任価」を採用。「価を任せる」を意味する造語で、同社は「任意の金額・時期・回数での支払い」と定義しています。任価販売のゲームをプレイすると、作品を評価する義務が発生。プレイヤーはゲームが面白ければ1円以上の支払いで好評価を表現し、低評価と考えれば0円(未払い)で表現することとなります。なお評価に期限はなく、ユーザーは任意のタイミングで支払いを行えます。


基本的な仕組み 支払いを通じてゲームを評価

 サービスの目標は、海賊版および不正コピー問題の解決。ゲームの入手後も支払う手段が確保されることと代金が任意となることで、「作者に利益が行く構造の確保」「海賊版業者の無力化」を実現できるとしています。この2点が解決されるのであれば、「コンテンツの複製・二次創作・配布は自由に行えるべき」が同社の立場で、デジタルコンテンツの自由さを保つ意味合いもあります。


海賊版対策 ゲームが出回ったあとも作者への支払い経路を確保。配信自体は無料のため、安価・無料で配布する海賊版業者の強みも失われる

 現在は同社開発の「GHOSTUS」β版を配信中。今後はシリーズ作品を整理する続編機能や、二次創作を整理するリスペクト機能の実装が予定されています。

GHOSTUSデモ映像

(沓澤真二)


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