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青少年ネット利用環境整備協議会が座間市の殺人事件を受け緊急提言 自殺の誘引行為などを禁止するよう求める

5つの提言がなされています。

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 青少年ネット利用環境整備協議会が、神奈川県座間市で発生した殺人事件を受け緊急提言を発表しました。同様の事案を防止するため、以下の5つの提言がなされています。

  1. インターネット上の自殺に関連する情報に的確に対応できるガイドラインを協議会で策定し、協議会に参加する事業者は利用規約において「人を自殺に誘引もしくは勧誘する行為、又は第三者に危害の及ぶおそれの高い自殺等を紹介するなどの行為」等を明確に禁止すること
  2. 今回の事件で被疑者が投稿したような人を自殺に誘引する行為と認められる投稿を確認した際は、各事業者が定める利用規約等に基づき積極に対処をすること
  3. 人の生命・身体に危害が及ぶおそれがあり、かつ、緊急性の高い情報を認知した場合は、警察当局との連携等をし、被害を未然に防ぐ努力をすること
  4. 各事業者が運営するサイト・アプリ内において、注意喚起文の掲載、専門機関の紹介を行うなど安心・安全に利用できる対策をすること
  5. 協力省庁、全国SNSカウンセリング協議会などの関係諸団体と連携していくこと

 青少年ネット利用環境整備協議会は、グリー、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、フェイスブック ジャパン、ミクシィ、LINEを中心としたコミュニティーサイト及びアプリ運営などを行うネット事業者からなる団体。コミュニティーサイトに起因する児童被害防止や、児童が安心・安全に利用できるインターネット環境の向上を目指して結成されました。

 座間市で発生した“座間9遺体事件”は、10月31日に発覚した死体遺棄事件。9人の被害者のうち3人が18歳未満の青少年であったことが分かっています。





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