湿度が高い梅雨から夏季にかけては、カビが発生しやすく、洗濯物から生乾きの匂いがし、靴が濡れたまま乾かないなど、気になることが増えるもの。場面に合わせたこまめなケアは欠かせません。
例えば、部屋全体の湿度を下げるには、エアコンのドライモードが使えますし、流しの下の収納棚には除湿剤を配置すれば良いでしょう。さらに湿度対策グッズを揃えれば、そのほかにも幅広い対策が取れます。今回は、エリアや用途をしぼった湿気対策アイテムを、3点ピックアップして紹介していきます。
山善「ペルチェ式除湿機(YDC-AU25/RDC-AU025)」
1つ目は、コンパクトな除湿機の例として、山善が2026年4月に発売した「ペルチェ式除湿機(YDC-AU25/RDC-AU025)」です。電流が流れると冷えるペルチェ素子を用いて、空気中の水分を凝結させて除湿する仕組みです。
王道の除湿機といえば「コンプレッサー式」や「デシカント式」を採用しているものが多いですが、「ペルチェ式」はそれらと比べると除湿能力は低め。一方、コンパクトで場所を問わずに使いやすく、価格が控えめというメリットがあります。
つまり、部屋全体の湿度を下げるのではなく、靴箱やクローゼットなど、市販の除湿剤だけでは、カビや匂いの発生が心配な場所を、ピンポイントでさらに除湿したい場合に検討してみるとよいかもしれません。
山善のペルチェ式除湿機(YDC-AU25/RDC-AU025)も、対応したモバイルバッテリーで駆動できるなど、取り回しの良さが光ります。なお、同製品の寸法は、約135(幅)×130 (長さ)×265高さmm。質さは約1.2kgです。例えるならホームルーターくらいの存在感でしょうか。除湿能力は約250ml/日で、排水タンク容量は約800mlを備えます。
なお、型番の違いは、「YDC-AU25」がメーカー公式サイトやホームセンターで販売されるもの、「RDC-AU025」が家電量販店で販売されるもの。参考価格はともに5980円前後とされています。
アイリスオーヤマ「ふとん乾燥機 カラリエmini TURBO ツインノズル」
2つ目は、アイリスオーヤマが2025年11月に発売した「ふとん乾燥機 カラリエmini TURBO ツインノズル」。2組の布団や、2人分の靴を同時に乾燥・あたためできるのが特徴で、梅雨から夏にかけての乾燥目的だけでなく、冬の布団の温めを含めて通年で使いやすいアイテムです。布団のダニを除去するモードもあります。
例えば、「なつターボ」モードで利用する場合、運転時間は約25分+送風20分の45分です(「なつ標準」の場合は、約35分+送風20分)。1時間弱で布団を乾燥できることになるので、外ぼしができない天候や部屋でも扱いやすいはず。ホースを含まない本体が、約幅130 × 奥行き166 × 高さ260mmと比較的コンパクトなことも、メリットと言えるでしょう。
ちなみに「ノズル2つも要らない」という人には、2024年12月に発売された「ふとん乾燥機 カラリエ mini TURBO(JSK-S10)」などもあるので、合わせてチェックしておくと良いかもしれません。
パナソニック「F-YEX90D」
最後は、パナソニックが4月に発売した衣類乾燥除湿機をチェック。ラインアップとしてコンパクトモデルの「F-YEX90D」とハイパワーモデルの「F-YEX200D」の2製品が発売されていて、高さを抑えたコンパクトモデルの方は、洗濯物の真下に設置できるのが特徴。定格除湿能力は7.8L(175W)または8.5L(185W)で、タンク容量は約2.4Lです。
部屋干しのスピードアップを図るには、サーキュレーターの風を当てるといった方法もありますが、湿気が多くて部屋干しの避けられないシーズンには、それでも乾くまでに時間がかかりがちなもの。
浴室に乾燥機能が備わっているお宅ならば部屋干し場所も兼ねることができますが、どうしてもリビング等に衣類を干さなければならないという場合、こうした衣類乾燥除湿機を取り入れることで、部屋の除湿と部屋干しの効率化が図れるはずです。
ちなみに、同製品は衣類乾燥除湿機といいつつも、「下向き」の送風の機能が備わっているのがユニーク。雨に濡れた靴や、バスマットなどを床に置いたまま乾燥させやすいのもポイントです。