モバイルバッテリーを、スマートフォンや周辺機器の充電用として日常的に持ち運ぶなら、なるべくコンパクトで軽量なモデルを選ぶのがおすすめ。容量は5000~10000mAh程度を目安にするとよいでしょう。製品ごとの独自機能や特徴にも注目しながら、基本仕様やデザインを比較検討していきたいと思います。

 本稿では、容量10000mAh以下の比較的コンパクトなモバイルバッテリーを4製品ピックアップして紹介。廃棄時の回収がしやすいJBRC会員メーカーの製品の中から、2026年6~8月発売の新製品を厳選しました。

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エレコム「DE-AC17-5000」:AC充電器&ケーブルの3in1アイテム

 1つ目は、エレコムが6月に発売した「DE-AC17-5000」を紹介。バッテリー容量は5000mAhで、実売価格は9900円前後です。

エレコム「DE-AC17-5000」

 同製品の最大の特徴は、折りたたみ式プラグを備え、コンセントに直接挿してAC充電器としても使えること。本体もコンセントに挿すだけで充電できるため、別途充電器を用意する必要がありません。

 さらに、USB Type-Cケーブルを内蔵しているので、スマホや周辺機器の充電に必要な持ち物を減らせるのも魅力です。一体型ケーブルのほかにも、USB Type-Cポート、USB Type-Aポートを1基ずつ搭載。側面にはLEDパネルも備わっていて、バッテリー残量を一目で確認できるのもポイントです。

 AC充電器として使用する場合、1ポートのみの利用ならば最大67WのUSB Power Delivery出力に対応。ノートパソコンや大型タブレットの充電にも活躍してくれます。

 なお、バッテリー容量が10000mAhの「DE-AC16-10000」(実売価格1万3980円前後)も販売されているので、より大容量のモバイルバッテリーが必要な場合は、そちらもチェックしてみるとよいでしょう。

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CIO「CIO Mate Powerbank003」:ケーブル内蔵で手頃な選択肢

 2つ目は、CIO(シーアイオー)が7月に発売した「CIO Mate Powerbank003」。価格は3830円(税込、以下同)と比較的手頃ながら、バッテリー容量は10000mAhと大容量なのが特徴。最大出力は22Wです。また、ワイヤレス充電には対応していませんが、スマホやケースにはマグネットで吸着できるため、持ち運びやすいのが魅力です。

CIO「CIO Mate Powerbank003」

 「CIO Mate Powerbank003」も、USB Type-Cケーブルを一本内蔵。さらに、USB Type-CポートとUSB Type-Aポートも1基ずつ備えています。なお、内蔵ケーブルは着脱式になっていて、万が一断線した際にケーブルを取り替えて使い続けられる構造になっているのもうれしいポイントです。

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ベルキン「UltraCharge Pro Qi2 モバイルバッテリー マグネットリング付き 10000mAh」:ワイヤレス充電派に

 3つ目は、ベルキンが7月に発売した「UltraCharge Pro Qi2 モバイルバッテリー マグネットリング付き 10000mAh」。バッテリー容量は10000mAhで、価格は1万2740円です。

ベルキン「UltraCharge Pro Qi2 モバイルバッテリー マグネットリング付き 10000mAh」

 同製品は、ワイヤレス充電規格「Qi2(チーツー)」に対応しているのが特徴。対応するスマホをマグネットで吸着することで、ワイヤレス充電が行えます。さらに、ワイヤレス充電(最大25W)とUSB Type-C接続(最大15W)による2台同時充電に対応するほか、パススルー充電(モバイルバッテリー自体への給電・充電をしながら、同時に接続機器への充電もできる機能)も利用できます。

 また、本体にはキックスタンドを内蔵。スマホを吸着させたままスタンドとして使えるため、シーンに合わせた使い方ができます。本体側面には、バッテリー残量のパーセンテージや充電状況をリアルタイムで確認できるディスプレイも搭載しています。

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MOTTERU「MOT-MBSS10002」:安全性重視の人へ

 最後に紹介するのは、MOTTERUの「MOT-MBSS10002」です。2026年3月に「アーモンドミルク」と「スモーキーブラック」の2色で発売され、7月には新色の「ラテグレージュ」と「ペールアイリス」が追加されました。バッテリー容量は10000mAhで、価格は8860円です。

MOTTERU「MOT-MBSS10002」

 最大の特徴は、バッテリーに一般的なリチウムイオンポリマー電池ではなく、より発火リスクが低いとされる「準固体電池」を採用していること。耐衝撃性が高いだけでなく、耐熱温度もマイナス20度~60度と広く、夏や冬の厳しい温度環境でも安心して使いやすいのが魅力です。

 なお、USB Type-Cケーブルを内蔵し、PD30Wの入出力に対応。USB Type-Aポートを1基搭載するほか、バッテリー残量を確認できるディスプレイも備えるなど、基本性能も充実しています。

 こうして今季の新製品を見比べると、「ケーブル内蔵」や「バッテリー残量表示」などは、今や標準的な機能になりつつあることが分かります。一方で、「出力性能」や「ポート数」、「ACプラグの搭載」、「マグネット固定への対応」、「ワイヤレス充電対応」、「準固体電池の採用」といった点が、製品ごとの違いを見極めるポイントになりそうです。

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