INDEX
コンパクトなモバイルバッテリーは持ち運びしやすいものの、スマートフォンをフル充電できるのは約1回〜1.5回。旅行や出張でより多くの充電を行ったり、タブレットやノートパソコンのような大型の端末も充電したい場合には、20000mAhクラスの「大容量モバイルバッテリー」を備えておくのがおすすめです。
2026年は、一般的なリチウムイオンポリマー電池よりも発火リスクの低い「準固体電池」を採用した新製品も続々と登場。買い替えを検討するのにもぴったりなタイミングです。
そこで本稿では、20000mAhの「大容量モバイルバッテリー」を3つピックアップして紹介。廃棄時の回収がしやすいJBRC会員メーカーの製品の中から、2026年発売の新製品を厳選しました。それぞれの特徴についてチェックしていきます。
「大容量モバイルバッテリー」1:エレコム「DE-C87-20000BK」
1つ目は、エレコムが6月に発売した「DE-C87-20000BK」。公式販売価格は1万5980円(税込、以下同)。バッテリー容量は20000mAhで、「iPhone 17」なら約3.2回、「Google Pixel 9」なら約2.5回の充電が可能と想定できます(1800mAhのスマホなら約6.6回、3000mAhのスマホなら約3.9回の充電が可能)。
同製品は電解液をゲル化して発火リスクを軽減した「半固体リチウムイオン電池」を採用しているのが特徴。約マイナス15度~45度という広い温度範囲(放電時の環境温度)で使えるほか、サイクル寿命が約2000回で一般的なリチウムイオン電池を採用した製品の約4倍なことも魅力です。
搭載ポートは、USB Type-C×2に加え、USB Type-Aの計3基を備える堅実仕様。特に、USB Type-Cポートを単独使用する場合には、USB Power Deliveryの最大67W出力(PPS最大67W)に対応するので、製品によってはノートパソコンの充電にも使用できます。
また、本体には小さな液晶画面が備わっており、バッテリー残量を一目でチェックできるのも便利なポイント。同画面では動作モードの表示や、入出力の電力表示、異常検知などもリアルタイムに確認できるようになっています。
「大容量モバイルバッテリー」2:MOTTERU「準固体モバイルバッテリー 20000mAh PD65W(MOT-MBSS20001)」
2つ目は、MOTTERUが5月に発売した「準固体モバイルバッテリー 20000mAh PD65W(MOT-MBSS20001)」。こちらも容量は20000mAhで、スマホ約4回分の充電に対応するとしています。ただし、近年のスマホはバッテリー容量が5000mAh程度のモデルも増えているため、実際の充電回数は約2~3回程度になる場合があります。
公式販売価格は1万4420円と、エレコムの製品より若干安価。それでいて、動作温度範囲は約マイナス20~60度、サイクル寿命は約2000回と、スペック面でも見劣りしません。むしろ動作温度範囲に関しては、こちらの方が広くなっています。
ポートはUSB Type-Cを2基、USB Type-Aを1基搭載。USB Type-Cの単独利用時にはPD65Wでの充電に対応しており、ノートパソコンやタブレットの充電にも使いやすいモデルです。本体側面には、バッテリー残量を確認できる小さなディスプレイも備えています。
また、240W対応のUSB Type-Cケーブルと、持ち運びに便利な専用ポーチも付属。保証期間も2年間と長めに設定されており、購入後も安心して使えます。
「大容量モバイルバッテリー」3:山善「準固体モバイルバッテリー (20000mAh)」
最後は、山善が6月に発売した「準固体モバイルバッテリー(20000mAh)」。公式販売価格は8778円と、先述の2機種と比べるとかなり手頃。こちらも準固体電池を搭載した製品で、スマホの充電回数目安は約4回とされています。
使用環境温度は約マイナス10~50度、充電サイクルは約1000回と、仕様面の数値は先述した2製品に比べるとやや控えめ。ポートはUSB Type-CとUSB Type-Aの計2基で、USB Type-Cの最大出力もPD35Wにとどまります。ノートパソコンやタブレットの充電にも使えますが、高出力や耐久性を重視するなら先述の2製品のほうが有力。一方で、スマホの充電が中心の人や価格を抑えたい人にはおすすめのモデルと言えそうです。
また、製品ページの紹介にもあるように、山善製のサーキュレーター、扇風機、ファン付き空調ウェアなど幅広いPD対応製品での使用を見据えれば、コストパフォーマンスの高さはかなり魅力的。気軽に安全性の高いモバイルバッテリーを試してみたい場合はぜひチェックしてみてください。