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GoogleのスマートフォンであるPixelシリーズで“動画”を撮影したいならば、やはり上位モデルの「Pixel 11 Pro/Pro XL」に惹かれるのは必然。2026年8月に発売された「Pixel 11」シリーズのラインアップにおいても、同機はカメラ構成や対応機能の面で魅力的です。
本稿では、Pixel 11 Pro/Pro XLの概要について、3つのポイントでチェックしていきましょう。
Pixel 11 Pro/Pro XL|「HiLight(ハイライト)」機能に新対応
Pixel 11 Pro/Pro XLは、Pixelシリーズのスマートフォンにおける上位モデルです。これまでのシリーズ展開と同じく、6.3インチの「Google Pixel 11 Pro」と、6.8インチの「Google Pixel 11 Pro XL」の2サイズを選択できます。前者のサイズ71.9(幅)×152.7(高さ)×8.4(厚さ)mm、後者は76.5(幅)×162.7(高さ)×8.5(厚さ)mmで、縦辺で1cmの差があると思っておくと、イメージしやすいでしょう。
本体フレームは下位のスタンダードモデル(Pixel 11)と同じくアルミニウム製ですが、表面のポリッシュ仕上げ(研磨剤で磨き上げる加工)によって光沢感が伴うのがProシリーズの特徴。背面もマットな質感で、上位モデルらしい洗練された外観です。ただし、価格帯を考慮すると、保護ケースを装着しての運用が基本になるとは思います。
カバーガラスには前・背面ともに落下耐性のある「Gorilla Glass Victus 2」を採用。画面には耐傷コーティング加工も施されています。7年のアップデート保証などがあり、長期運用を見据えやすい機種だからこそ、こうした特徴もチェックしておきたいポイントです。
外観に関連する前世代機からの変更点としては、カメラバーに仕込まれたLEDフラッシュが状況に応じて点灯するという「HiLight(ハイライト)」機能の追加と、それに伴うカメラバーデザインの若干の変更について押さえておきましょう。ちなみに、同機能は、Geminiの応答状況や、着信時の通話相手の識別などに役立つとされています。地味な機能ですが、同時にキャッチーなアップデートでもありますね。
Pixel 11 Pro/Pro XL|カメラセンサーが大型化、上位機のみの動画機能も健在
Pixel 11シリーズでは共通して、頭脳となるSoC(システムオンチップ)に、最新世代の「Tensor G6」を搭載しています。
最新世代のチップでは、CPU性能やAI性能、省電力性などが堅実に向上しています。しかし、購入検討時にはどれも体験として見えてきづらいものでもあります。一方、ユーザー視点で期待を膨らませやすい部分としては、新チップ搭載に関連して追加されるカメラ関連の新機能を確認しておくのがよいでしょう。
例えば、Pixel 11シリーズの新4モデルでは、新しいAI活用の撮影機能として「マジックキャプチャー」が使えるようになりました。これは、動画を撮影するだけで、AIがベストショットを静止画として切り出してくれるという機能。「動画も撮りたい」「静止画でも残しておきたい」という決定的瞬間で、選択を悩まずに使えるようになるわけです。好みの仕上がりを事前に指定して撮影できる「カメラスタイル」という機能も追加されていて、どうやら“使いやすいカメラ”としての仕上がりには期待できそうな予感……。
ただし、これらの機能はスタンダードモデルでも使えてしまうので、Proシリーズならではのメリットとしては、カメラの仕様の差が重要になってきます。具体的には、Pixel 11 Pro/Pro XLの背面カメラ構成は、広角(4800万画素)+超広角(4800万画素)+望遠(4800万画素、光学5倍)という3眼です。Pixelシリーズでは、スタンダードモデルの「Pixel 11」でも同じく5倍望遠を含む3眼カメラシステムが採用されていますが、超広角や望遠の解像度についてはProシリーズの方が上。特に、特に望遠カメラについては、従来機種と比べて、センサーサイズが1/2.55インチ→1/1.95インチへと大型化しています。
関連したところで、AI補正を前提にした「超解像度ズーム」の倍率が、前世代モデルの最大100倍から最大120倍へとさらに倍率を伸ばしていることも見逃せません。最大30倍までのPixel 11と比べると、確実に撮影しやすい被写体の幅は広がります。先述したセンサーサイズの大型化も相まって、数十倍という高倍率撮影でも精細な画像に仕上げられることは、Proシリーズの大きな魅力と言えるでしょう。
ちなみに、最新世代に限った話ではありませんが、Proシリーズのみで使える撮影機能として、「動画ブースト」や「ビデオ夜景モード」といった動画関連機能があることも重要。後述するようにProシリーズでは大容量モデルも選択できるようになっており、動画撮影を想定した場合に有力候補として上げやすいからです。
Pixel 11 Pro/Pro XL|1TBを選択できるように
Pixel 11 Pro/Pro XLでは、前世代にはなかった1TBモデルを選択できるようになりました(取り扱いのある販路は限定されています)。具体的なストレージ·メモリのバリエーションとGoogle Storeにおける価格は以下の3種類です。
Pixel 11 Pro
256GB・12GBモデル:17万4800円
512GB・16GBモデル:19万4800円
1TB・16GBモデル:23万4800円
Pixel 11 Pro XL
256GB・12GBモデル:20万7800円
512GB・16GBモデル:22万7800円
1TB・16GBモデル:26万7800円
先述した多彩な画角での撮影や、AI機能の活用、7年のアップデート保証などを踏まえると、1TBモデルの魅力は増します。特に、日本語に対応していない機能ですが、新搭載の「クリエイタースイート」機能に含まれる「テレプロンプター」が、もし満足に使えるようになれば、スマホで配信撮影などを行うクリエーターにとってより頼れるツールになっていきそうですからね。
ちなみに、スタンダードモデルとProモデルの最小構成価格の差は+3万8000円。予算の兼ね合いで1TBモデルには手が伸ばせなかったとしても、少しの背伸びで4万円弱の予算は捻出できるかもしれません。スタンダードモデルが気になっていたものの、超高倍率のズーム撮影や、HiLightの使い勝手などが気になってきた場合には、Pixel 11 Pro/Pro XLの選択も十分に視野に入ってくると思います。