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Apple Watchをアウトドアシーンメインで使いたかったり、バッテリー持ちを重視して選びたかったりする場合、上位の「Apple Watch Ultra」シリーズは重要な候補です。9月18日には、第4世代目となる「Apple Watch Ultra 4」が発売されました。同機の価格は14万2800円から(税込、以下同)。

Apple Watch Ultra 4は、外観こそ前世代と比べて大きく変わっていませんが、最新の「S11」チップを搭載しつつ、センサーを刷新しているなど、性能や機能は堅実に進化している1台です。
本稿では、Apple Watch Ultra 4について、3つのポイントを追いながら、概要・特徴をチェックしていきましょう。
Apple Watch Ultra 4|外観の変化はほぼなし
Apple Watch Ultraシリーズは、バッテリー容量や耐久性が重視されており、ケースは分厚く、重さも比較的ずっしりしています。新モデルのApple Watch Ultra 4もこうしたデザインを踏襲しています。
サイズ展開は、従来通り49mmモデルのみ。同機と同時に発売を迎えたスタンダードな「Apple Watch Series 12」が42mm/46mmサイズであることを踏まえると、ひと回り大きなディスプレイを備えます。ケースの寸法は44(幅)× 49(高さ)×12(厚さ)mm、重量は63g(あるいは63.1g)。
Apple Watch Ultra 4のケース素材には、従来通りチタニウムが採用されています。ケースの仕上げ(カラーバリエーション)も「ブラック」と「ナチュラル」の2種類。通信仕様に関しては、モバイル通信に対応した「GPS+Cellularモデル」しか用意されていません。このあたりの特徴も過去モデルと共通していますね。
なお、ブランドコラボモデルとして「Apple Watch Hermes Ultra 4」(25万1800円から)もラインアップされています。こちらを公式サイトから探すときはApple Watch Hermmsの画面から進めましょう。
Apple Watch Ultra 4|センサーとバッテリー持ちが強化
Series 12とUltra 4は共に、センサーを搭載した肌に触れる面が若干変化しています。
新しい光学式心拍センサーと電気心拍センサーを組み合わせた構造は「ヘルスセンシングシステム」と呼ばれ、ケース裏面の見た目としては“玉ねぎ”を思わせる放射状の線が並びます。緑色に光る光学式センサーも、従来よりも中央に近い部分にキュッとまとまりました。

センシングシステム刷新のメリットは、心拍数やHRV(心拍変動)のバックグラウンド測定頻度が大幅に向上したこと。具体的には、心拍数が5秒ごと(※従来世代の60倍の頻度)、HRVが5分おき(※従来世代の24倍の頻度)で測定されるようになりました。
ただし、測定頻度が上がっても、ユーザーがそのデータの意味を読み解くのはほぼ不可能です。このため、測定したデータの意味を可視化するための新機能が重要になってきます。
Apple Watch Ultra 4(およびSeries 12)では、新たに「準備度」アプリが使えるようになりました。同アプリでは、活動量や睡眠中に測定した指標などを基に、「休養(0〜1)」「無理せずに(2〜4)」「準備完了(5〜7)」「絶好調(8〜10)」という0〜10のスコアと4区分で、その日に活動すべきかどうかの指標が示される仕組みです。

エンデュランススポーツ(持久力や耐久力を競うスポーツ)で使われることも多いUltraシリーズだからこそ、トレーニングを行うべきかどうかを客観的に示してくれる機能はうれしいもの。オーバーワークを避けるための1つのきっかけにもなるかもしれません。
また、従来からあった「バイタル」アプリについても、5つあった項目の1つが「睡眠の長さ」から「HRV(心拍変動)」へと置きかわっていたり、夜間だけでなく、日中の値についても表示されるようになっていたり、と改良が加えられています。
なお、こうした測定頻度が上がった一方で、バッテリーの持ちはむしろ数値を伸ばしました。仕様表の表記を確認すると、前世代の「Apple Watch Ultra 3」が最大42時間だったのに対し、Ultra 4では最大50時間に延びています。また、低電力モードの使用時についても、最大72時間→最大84時間へと増えました。
ちなみに、使用比較の画面において、Ultra 4では「屋外ワークアウトで最大18時間」という表記も新たに追加されています。これは、制限時間が13時間半である200km級のロードバイクのロングライドや、制限時間が16〜17時間にも及ぶアイアンマンレースなどに挑戦する人にとっても、使用に耐える数値です。
Apple Watch Ultra 4|サウンド関連のAI機能が豊富
Apple Watch Ultra 4では、チップセットに最新世代のS11が搭載されています。これが先述したセンシングやバッテリー持ちにも寄与しているうえで、さらに恩恵があるのがAI機能への対応です。
まず、10月には「Siri AI(シリ エーアイ)」機能の日本語対応(β版)が予定されています。ボイスコマンドで対応できる用途が拡張されるほか、Apple Watch上にも「Siri」アプリが追加されて、対応端末上で行われたSiriとの会話を後から見直せるようにもなります。
また、周囲で流れているBGMが何の曲かを検索できる「Shazam(シャザム)」機能が強化されることもポイント。検索スピード自体が早くなるほか、ウィジェットには特定した情報が自動表示されます。

そして、アクセシビリティの文脈では、オンデバイス処理で特定の音を認識して通知する「サウンド認識」機能が追加されます。例えば、玄関のチャイムや赤ちゃんの泣き声などを認識できます。
一方、AI関連機能については「オーディオインテリジェンス」という名のパッケージで、「Siri Recap」(※メモ程度の会話の要約を生成する機能)や、「ライブ早戻し」(※Digital Crownの2度押しで聞き逃した直前の15秒間の会話をテキストで確認できる機能)といった新機能もサポートしています。ただし、これらの機能について、日本語対応時期は未定です。
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