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料理は、段取りが大事なマルチタスクです。複数品を調理するとなると、なかなかアタマを使うので疲れます。「なるべく楽に済ませたいけれど、なるべく品数は減らしたくないなぁ……」なんてズボラな考えを抱きながら、常々気になっていたのがレコルトの「自動調理ポッド」でした。これを最近になってようやくゲットしまして、数カ月使い込んだうえで、そろそろ使用感も分かってきたところ。

筆者は調理家電のプロではなく、ただの“料理好き”ではありますが、本稿では1人のユーザー視点で改めて同製品を使って分かった良いところやイマイチなところをまとめます。購入検討の際の参考になれば幸いです。
自動調理ポット|レギュラーとラージの2サイズがある
レコルトの自動調理ポットは、4枚刃のフードプロセッサーによる刻み調理と、ヒーターによる加熱調理をまとめて行えるポット型の調理家電です。例えば、必要な具材を入れて、スイッチを押せば、25〜30分でポタージュが完成します(※スープやおかゆの調理は30〜35分、ジュースなら約3分です)。

さて、この自動調理ポットには、2023年2月に発売されたレギュラーサイズの「自動調理ポット(RSY-2)」と、2026年3月に発売された大容量版の「自動調理ポット ラージ(RSY-3)」の2種類があります。前者の容量が約600ml、後者の容量が1000ml(※加熱調理では800ml)なので、基本的には食卓を囲む人数によって、1〜2人ならレギュラーサイズ、3〜4人ならラージサイズを選ぶことになるでしょう。
メーカー希望小売価格は、レギュラーサイズの「RSY-2」が1万3200円(税込、以下同)、ラージサイズの「RSY-3」が1万9800円。6000円の差があります。
なお、筆者が使っているのは、レギュラーサイズの方。ラージサイズと比べると、ボタン配置や調理時間を表示するディスプレイの有無などが若干異なりますので、その点はご留意ください。
自動調理ポット|野菜+牛乳でズボラポタージュができる
自動調理ポッドには、(1)ポタージュ&ペースト(※どろどろ熱々のペーストに仕上がる調理)、(2)スープ&おかゆ(※具材感を少し残す調理)、(3)豆乳(※豆から豆乳とおからを作るモード)、(4)ジュース&クリーン、(5)保温、という5つのモードが用意されています。人によって、便利に感じる機能はバラけるでしょうが、筆者は特に(1)でポタージュを作ることに魅力を感じました。ポタージュって自力で作ろうとすると結構大変ですからね。
基本の調理手順は、液体を先に入れておき、食材を適宜入れ、センサーを触ってモード選択するという流れです。付属のレシピブックやWebに公開されているようなレシピを参考にすれば、あっという間に料理が完成します。


ただし、厳密にレシピに合わせて専用の具材を用意しようとして、それ自体が面倒になってしまい、長続きしないとなれば本末転倒です。
実際、ズボラな筆者には、「自宅に買い置きしてある野菜類と牛乳を適当に入れてセットする」という使い方が現実的でした。冷蔵庫に牛乳さえあれば、ニンジンや玉ねぎなど、相性が良さそうな野菜を入れておくことで、それっぽいポタージュが出来上がるからです(半解凍した冷凍野菜も使えます)。うまく行った組み合わせが見つかれば、それをリピートするのもよいでしょう。
例えば、筆者の場合、ジャガイモ、カボチャ、サツマイモなど、でんぷん質の多い素材を加えて、ねっとりした仕上がりに整えるのが気に入りました。ただ、こうした食材の場合には、粘り気が多くなりすぎるので、適宜牛乳に水を足して粘度を調整するのがコツです。





自動調理ポット|やはり洗い物はちょっと大変だった
自動調理ポッドを使ってみて少し気になったのは、調理後の洗浄が行いづらいこと。ポットの内側は取り外しできない構造になっているので、本体の側面や底面を濡らさないよう注意しながら、水ですすぐ工程が必要になります。


公式で推奨されている洗浄工程では、「ブラグカバーをして、水ですすぐ」→「水を入れた状態で洗剤を1〜2滴入れる」→「電源を接続して、ジュース&クリーンモードで洗浄を行う」→「プラグカバーをして、水を流し、付属ブラシで内部をこする」→「水ですすぐ」という流れを踏みます。
ただし、結局ブラシで洗浄するならば、スポンジやブラシでしっかりごしごし洗えば十分なのかなという気もちょっとします。あくまで自己責任なやり方にはなりますが、筆者が試してみた範囲では、調理後になるべくすぐ洗うようにすれば、クリーンモードでの予洗いなしでも、問題なくきれいにはなっている印象ではありました(※ただ、ブレードの裏は目視だと確認できないので、衛生面が心配な場合には、やはりクリーンモードを使った方が安全だと思います)。
自動調理ポット|メリットは「加熱調理から離れられる時間」
筆者もかつてそうだったので想像できるのですが、自動調理系の家電を避けている人は「どうせ食材を切らなければならない」「どうせ洗うのに手間がかかる」が主な理由だと思います。
しかし、実際に使ってみて分かるのは、重要なのはこうした手間ではなく、「副菜の加熱調理でコンロ(あるいはIH)に意識を向けなければいけない時間がなくなる」ということ。要するに、自動調理ポッドにポタージュやスープをセットすれば、それが完成するまでの約30分で、複数口のコンロを使い分けつつ、メインの調理やほかの配膳準備などに集中できるわけです。
その間、ポタージュ・スープに気を配る必要はありません。もし筆者の感覚を言語化するならば、「朝食の調理工程を約30分のままでキープしつつ、出せる料理が1品増える」という感じですね。

また、もし食パンとポタージュ・スープのセットで朝食を済ませるような方ならば、20分程度の自由時間を捻出できることにもメリットを感じられるはず。勉強や身支度、育児など、ほかの目的のために、20分を確保しつつ、生の食材から作った美味しいポタージュ・スープを食べられるとなれば、QOLも上がること間違いなしです。特に、お子さんがいる家庭ならば、離乳食作りにも便利でしょう。
繰り返しになりますが、レギュラーサイズならば価格は1万3200円と手頃。1日1回使うだけでも十分元は取れますし、何なら数日に1回使うだけ良いかも。もし「そろそろ自動調理家電を試してみるのもありかな」なんて思い浮かんだことがある人ならば、面白がって試してみると良いと思いますよ。
ちなみに、本稿では触れませんでしたが、カレーやサムゲタン、スムージーなども作れます。諸々について気になる方は自動調理ポッド用のレシピ等を別途チェックしてみるのも、よいリサーチになるかもしれません。
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