一足お先に次世代機気分――HDTV+5.1chで現行機を遊ぶススメ Part2:PS2編(3/3 ページ)
お待たせしました。今回のPart2では、PS2をHDTV+5.1ch環境でプレイしてみることに。“積みゲー”も含めて手持ちのソフトを片っ端から調べてみたところ、HDTVや5.1ch対応に気付いていなかったソフトが意外とたくさんあってびっくり。中には、仕事を忘れてプレイに没頭してしまったソフトも……。
サラウンドで遊びたいオススメの2本
前回も「どちらか一方を導入するなら、ぜひ5.1chを先に」と書いたが、PS2ではHDTVによる画質の向上よりも、5.1chシステムの音響効果で恩恵を受けるソフトが多いように思う。とりわけ筆者が気に入ったのが、「FISH EYES 3」(マーベラスインタラクティブ)と「ニュールーマニア ポロリ青春」(セガ)の2本。どちらもドルビープロロジックIIに対応している。
FISH EYES 3は、PSから続く釣りゲームの第3弾で、湖や渓流といった自然風景のリアルな描写が特徴だ。これを5.1chシステムでプレイすると、水の流れる音、鳥のさえずり、小さな虫の声など、様々な自然環境音に包み込まれるのが本当に心地よい。
釣りがテーマなので、音の移動感をダイナミックに感じるような場面こそないが、定位感はわりとはっきりしていて、例えば前方から「ピーヒョロロ」というトンビの鳴き声がしたかと思うと、右斜め後ろあたりからカッコウの声が聞こえるといった具合だ。音のリアリティも高く、あるステージでカラスの声がしたとき、それがゲームの音なのか、家の外で本物のカラスが鳴いているのか分からなくなったくらいだ。
もう1つのニュールーマニア ポロリ青春は、2000年にドリームキャストで発売され、その後PS2にも移植された「ルーマニア#203」の続編。あまりに平凡すぎる青年“ネジ タイヘイ”の部屋を時折のぞき見ながら、彼の人生に介入してその変化を楽しむという何とも異色のゲームだ。
ネジくんの部屋を複数のカメラアングルでのぞき見して、部屋にある物(たとえば電話やTVなど)に意識を向けさせることで、その後の彼の人生が変化していく。今作からサラウンド対応になり、ネジくんの部屋の雰囲気が音からも感じられるようになった
このゲームは、音に関するギミックが非常に凝っていて、たとえば部屋にあるTVやラジオから流れる番組は、すべてこのゲームのために作った架空のもの。しかも、のぞき見している日時によって内容もちゃんと変わる。それを見ているネジくんが鼻歌を歌ったり、ぶつぶつと独り言をつぶやいたりするのも可笑しい。
そうした様々な音がサラウンドで聞こえ、カメラアングルに応じて音の方向や大きさが変わるのがとてもおもしろい。5.1ch環境が、このゲームの持ち味でもある日常の“生活感”をさらに増幅させている感じだ。
TVを見ながら、なにやら独り言をつぶやいているネジくん。このカメラアングルでは、TVの音が左前方から、ネジくんの声が右前方から聞こえるのだが、カメラを台所に切り替えると、それらの音が後ろから小さく聞こえてくる(彼の部屋の間取りは1K)
環境を変えるとソフトの購買傾向も変わる?
最後に、今回は詳しく紹介できなかったものも含めて、PS2のHDTV&5.1ch対応ソフトを一覧にまとめてみた。筆者個人の所有ソフトからピックアップしただけなので、対応ソフトはこれ以外にもまだまだあるのだが、ソフト購入時の参考にでもしていただけるとうれしい。
実際、筆者自身も自宅にHDTVと5.1chを導入して以降、ゲームソフトの選び方がずいぶんと変わった。HDTVや5.1ch対応のものを優先して買うようになり、どちらかというと好みではないジャンルでも、対応ソフトとわかれば積極的に物色するようになった。間違いなくいえるのは、ソフトの購入本数が大幅に増えるということなのだが……。
さて次回は、Xbox編をお届けする予定だ。Xboxについては、すでに読者の方からリクエストもいただいているので、それらのソフトも併せて取り上げたい。どうぞお楽しみに。
PS2のHDTV・5.1ch対応ソフト
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