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癒しのリリカル・ボイスがお出迎え! 丹下桜「LIVE SAKURA」in サンフォニックスホール

初夏の熱気が日々増す7月4日、横浜のサンフォニックスホールにて丹下桜ワンマンライブ「LIVE SAKURA」が開催された。

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歌とポエムで彩られる桜色の世界

 多くのファンを抱えながらも比較的小規模な場所でのライブ活動を行うことの多い丹下のライブのチケットは、毎回プラチナ状態。特に昨年より声優活動を本格的に再開したということもあり、新たなファンも急増中と思われる。そんな彼女の歌声を聴こうと、寄せられた多くの応募者の中から、見事チケットを入手したおよそ200人のファンがホールに集った。

ロマンチックな七夕ライブ開幕!

七夕に想いをはせて、ライブはスタート!

「君に会いに来ました」

 リリカルなオルゴールSEとともに丹下桜の囁くようなポエム朗読。そして元気いっぱいなオープニング・ナンバー「Make A Wish」でライブの幕が上がる。

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 この日の丹下の衣装はさわやかな水色。清涼感あふれる歌声も相まって、夏の日差しの中駆け抜ける一陣の風のようなイメージだ。

「もうすぐ七夕ということで、今日は七夕ソングをお送りします」

 そんなMCどおり七夕をイメージさせる楽曲でファンをお出迎えする。たちまちホール内はロマンチックな空気に包まれるのだった。

あの番組が甦る! ファンにはたまらないMC

「夏らしい曲を歌っていこうと思います」

 オープニングの4曲を歌い終え、呼吸を整えながらMCが始まる。彼女ならではのほんわか癒しボイスのトークは聞いているだけても心地いい。会場にもどこかゆったりした空気が漂う。と、ここで8月4日に開催される「Endless Summer,Endless Radio・真夏のA&G同窓会」に関するトークが飛び出した。

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夏をイメージしながら、幅広いジャンルの楽曲を歌いこなす

 このイベントは丹下桜以外にも小森まなみや井上喜久子といったベテラン声優が、かつて高い人気を誇った文化放送のラジオ番組を、一度だけ復活させるという往年のアニラジファンにはたまらないもの。最近、「『もっと!ときめきメモリアル』を聞いていました」と色々な現場でよく言われるという丹下だが、「昔、小森まなみさんの番組をよく聞いていたので……。歴史は繰り返すんですね(笑)」と、この同窓会を待ち遠しそうに語った。

 ここからライブは第2部がスタート。

 まずは2月にリリースされたばかりのセルフカバー・アルバム収録の「You Are My Destiny」を披露。この曲は現在文化放送デジタルラジオにて放送中の「丹下桜のRadio A la Mode」のOPテーマで、特に人気の高いナンバーだ。自然に手拍子が起こり、丹下の笑顔も一際輝きを増す。

歌に朗読に、聴きどころ満載の中盤戦

今日の絵本は七夕らしく、お星様が主人公

 ライブの中盤に入り、恒例の絵本朗読が始まる。今回の絵本は「ながれぼし きらり」(絵・文/*すまいるママ*)。主人公の流れ星が、森の動物たちを助けるという優しい物語を、丹下はイノセントな声で朗読。読み終えた時、ホールは満場の拍手に包まれた。

 ここからライブはクライマックスに向けて、さらにテンションを上げる。ファンからフレーズを募集し、一緒に作り上げたという思い出の一曲「FULL VOICE」。日本は惜しくも敗退したとはいえ、まだまだワールドカップ真っ最中ということで、2002年日韓ワールドカップの際にサッカーをイメージして作った「YOUR CHEER GIRL」。そして長年のファンなら感涙ものの「CATCH UP DREAM」でライブはフィナーレを迎える。「CATCH UP!」のフレーズで、ファンといっしょに拳を高く突き上げ、会場は一体感に包まれる。

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「どうもありがとう!」

 深く頭を下げ、丹下は熱気に包まれたままの会場を後にするのだった。

最後の最後に予想外の展開!?

 しかし、当然のように起こるアンコール。

 それを受けて丹下桜がステージに再登場。MCでは、自身も小早川凛子役で出演している現在話題沸騰中のゲームソフト「ラブプラス+」について触れたが、ここで予想外の事態が発生。

「ほとんどが凛子の彼氏さんだと思うんですが」

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 という丹下のMCに対して、とあるファンが「すみません、寧々さん(同ゲームに出演する他のヒロイン)なんです」と返答。

 思わず絶句する丹下だが「これが凛子なら『空気読めっつーの!』って言うところですね」と苦笑いで切り返す。まさかの生演技(?)に、思わず盛り上がる会場。ここは不届きなファンに対して「グッジョブ!」というべきか。

 アンコールでは小早川凛子のキャラソング「恋のメッセージ」を披露。この作品は、丹下が声優業に本格復帰するきっかけとなったタイトルだけあって、思い入れも強いようだ。

会場では、待ち時間の合間に「ラブプラス+」をプレイする紳士も多数。凛子は皆の人気者だ

 ライブは「丹下桜のRadio A la Mode」の最新EDテーマ曲「more than loving you」でフィナーレを迎えた。まるでおもちゃ箱をひっくり返したかのようなミディアムテンポのテクノポップチューンに揺れる観客たち。

「時間がたつのはこんなに早いね」

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 という歌詞を噛みしめるように、丹下も優しくしっかりと歌いあげるのだった。

 「ありがとう!」とステージの端から端まで歩きまわり、会場全体に向かって何度も頭を下げる丹下を、惜しみない拍手が包み込み感動のライブは終了。と、思いきや最後も開幕同様、ポエムの朗読が流れる。

「いつだって応援してるね」

 いつも彼女を支えてくれるファンに向けて、とびきりのエールを送るのだった。歌に朗読にと、稀代の癒しボイスを持つ丹下桜の「魅惑の声」を堪能できる1時間半だった。

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※文中敬称略

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