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コスプレに関わる諸々を総括――東京ゲームショウ2010 コスプレカンファレンスTGS2010

昨今何かと注目を集めているコスプレ。東京ゲームショウ2010では過去に類をみないほどコスプレをフィーチャーしており、「コスプレカンファレンス」が開催された。

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 外務省が世界コスプレサミット2010を後援するなど、今や異文化交流の共通言語となりつつあるコスプレ。もはや世界的なイベントとなった東京ゲームショウでも今年は、ビジネスデー2日目となる17日に「コスプレカンファレンス」を、18日に「コスプレダンスナイト」と称したパーティーを開催するなど、コスプレを強くフィーチャーしている。本記事ではその前者、コスプレカンファレンスの模様をお送りする。

 このカンファレンスでは“コスプレ”という言葉の生みの親である高橋信之氏(スタジオ・ハードデラックス代表取締役)をモデレーターに、大門太郎氏(コスプレ専門誌「COSMODE」編集長)、山本さやか氏(コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクション広報担当)、ジャッキー道斎こと道斎忠明氏(コスプレドットコム アジアエリアマネージャー)の3名をパネラーに迎えて進められた。

左から高橋氏、大門氏、山本氏、道斎氏。山本氏は「メタルギア・ソリッド・ピースウォーカー」のキャラクター、パスのコスプレで登場。

ゲームとコスプレの似ている点

 まず高橋氏はコスプレとゲームは双方ともにインタラクティブ性が強いものとした上で、ゲームパッドを持ったまま身体ごと動いてしまうことと同様に、コスプレによってそのキャラクターに近づこうとすることは、どちらも指先の延長線上に自分の分身を得ているという点で非常に親和性の高いものだと指摘した。

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 また、次に世界へ拡大するコスプレとJ-POPカルチャーの一例として、個人が制作した同人作品「東方Project」シリーズに登場するキャラクター、氷の妖精チルノのテーマ曲「おてんば恋娘」をアレンジした「チルノのパーフェクトさんすう教室」がインターネットによって広まり、それに続く形でファンから同シリーズのキャラクターのコスプレをしてダンスする動画が投稿サイトにアップされ、その動画から海外へと波紋を広げている一例を挙げた。

新旧コスプレあれこれ

 大門氏も数でいうならばコスプレは「ゲーム=アニメ+漫画」くらいの規模でゲームが最も多いと述べ、昔は仲間内でひっそりと行うアンダーグラウンドなものだったと過去のコスプレについて振り返る。

 実際にゲームメーカーの社員という立場から東京ゲームショウ2010においてメタルギアシリーズのコスプレ大会を主催する山本氏は、「今やコスプレはファッションの延長で、カメラの前でポーズをとることによって新しい自分を見つけることもでき、秋葉原に行けば簡単に衣装が買えることも相まって間口が大きく広がっている」と最近の傾向について話した。

 道斎氏も自身が10年ほど前に「ストリートファイターZERO 3」のメーカー公認コスプレイベントに参加した際はまだまだ色もの扱いされていたが、今では明らかにメーカーの対応が変わり、はっきりとコスプレイヤーに感謝の気持ちを示すようになったと指摘。総じて3人とも今のコスプレイヤーは非常に幸せな立場にあるという意見で一致した。

海外からのゲストも登壇

 続いてドイツ、アメリカ、台湾から現役コスプレイヤーのゲストがステージに迎えられた。コスプレ歴8年、ドイツから来日したエリさんは日本のコスプレといえばディテールが細かく、写真を撮ったり撮られたりするものだが、ドイツではパーティー形式のものが多いと日本との違いについてコメント。

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 アメリカから来日し、日本以外にポーランドなどでもコスプレ活動を行うアデルさんも、アメリカでは日本のように更衣室ではなくホテルで着替えて参加すると意外な違いを述べた。国柄か、やはり欧米では日本よりもオープンな傾向にあるようだ。

 一方でコスプレ歴7年、コスプレ修行のため来日中だというルカさんは日本と台湾ではコスプレに対するスタンスはほとんど違いは無いとした上で、日本のコミックマーケットと同様のイベントが台湾でも開催され、そういった場にコスプレイヤーが多く駆けつけると台湾の状況を説明した。

エリさん。東京ゲームショウ2010のマスコットキャラのコスプレで参加
アデルさん。ソウルキャリバーのソフィーティアのコスプレで参加。ちなみに剣は飛行機に持ち込めなかったため諦めたそうだ
ルカさん。ミク頭巾のコスプレで参加。カンファレンスでは流ちょうな日本語で話していた

現役東大生が躍るチルノのパーフェクトさんすう教室

 最後に高橋氏はこれまでのコスプレに無かった遊び方として最近は踊りなど、動きというものが新しいアプローチとして生まれつつあるとし、ゲストに東大まるきゅうプロジェクトのメンバーをステージに招いた。

続々と入場するまるきゅうプロジェクトのメンバー

 東京大学の学生有志が学園祭に合わせて何かできないかと考えた結果コスプレダンスだったというきっかけで結成されたまるきゅうプロジェクトが、先述のチルノのパーフェクトさんすう教室に合わせたダンスを披露する賑やかなエンディングでカンファレンスは締めくくられた。

本当に踊りだすメンバーたち。
最後はみんなで記念写真。咲夜さん可愛いよ咲夜さん

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