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こんな時代だからこそ、初心に戻ったMMORPGで遊んでみないか?――「ALLODS ONLINE」先行体験リポート(1/2 ページ)

ゲームオンが新たにサービス予定のMMORPG「ALLODS ONLINE」。ロシアで開発された“洋ゲー”テイスト満載の本作を先行体験、その模様をリポートする。

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ロシア産だけどあまりロシアっぽくないMMORPGが登場

最近では珍しく、濃いキャラクターデザイン。でもそれこそが本作の大きな魅力だ

 ゲームオンより2010年内にサービス予定の「ALLODS ONLINE(アロッズオンライン)」。先日、ITmedia Gamezでもクローズドβテスト参加者募集の記事をアップしたので、記憶に残っている人も多いと思う。今回、そんな本作を先行体験プレイする機会をいただけたので、さっそくリポートしていきたいと思う。

 まずは本作の概要を。「ALLODS ONLINE」は、世界的に有名なゲーム「Rage of Mages」を原作としてロシアで開発されたMMORPG。SF要素を取り入れたハイファンタジーという世界観で、“リーグ”と“エンパイア”という2つの勢力が争っている。プレイヤーはどちらかの勢力に所属するキャラクターを作成し、相手勢力との戦いに参加する。とはいえ、対人戦オンリーという内容ではないため、肩肘を張る必要はない。

 では、さっそく始めてみよう。キャラクター作成は、所属陣営を選んだ後、種族(各陣営3種類)とクラス(いわゆる職業)を選択する。クラスはなんと28パターンもあるのだが、各種族で選択できるのは4~6種類のため、28種類の中から選ぶのを迷うという心配はない。

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 もう少し詳しく述べると、本作には“ウォーリア”や“ヒーラー”という、職業の方向性とよべる“アーキタイプ”が8種類設定されている。なお、種族とクラスに関しての情報は膨大な量となるため、詳細は先のクローズドβテスト参加者募集記事や本作のティーザーサイトを参照してほしい。

 キャラクター作成で思ったことは、“なんとも濃いキャラクターデザインだなあ”ということ。ゲームオンといえば「レッドストーン」や「ミュー~奇蹟の大地~」といった、流行のカワイイ系MMORPGを運営しているが、本作のイメージはそれとは真逆の“洋ゲー”テイスト。これは欧米産の新作MMORPGですよ、と言われてもまったく疑うことがないほどだ。古くからのMMORPG、それこそ「UO」や「エバークエスト」を遊んできた古参ユーザーにとっては、逆に安心できるデザインではないかと思う。ちなみに本作はロシア産であると述べたが、“ロシアらしさ”は非常に薄め。キャラクターが踊れるダンスに“コサックダンス”があるぐらいだろうか。ちなみに本作はロシア産であると述べたが、“ロシアらしさ”は非常に薄め。キャラクターが踊れるダンスに“コサックダンス”があるぐらいだろうか(他にもロシアっぽいアイテムがあるくらいか)。

ダークエルフかと思いきやサイボーグなゾンビだった種族、アリソン。この濃さがたまらん人も多いのでは!

 個人的に気に入ったのは、エンパイア側の“アリソン”という種族。パッと見はダークエルフ風のこの種族、じつは死者が蘇ったゾンビという設定。しかも体で腐り落ちた部分は機械で補っているという、メカゾンビである。さらに、メカであるにもかかわらず魔法が得意という、近年まれに見る型破りな種族である。

 もうひとつ注目したいのは、リーグ側の“ギバーリング”という種族。とても小さくて愛らしい動物のような外観をしており、この種族のみ3匹1組となって行動する、個性的な種族だ。

 キャラクターメイキングではほかに、性別や外見を細かにカスタマイズ可能。顔や顔の特徴、髪型など、かなり詳細な部分まで調整できるのが印象的だった。

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いよいよゲームスタート! スタンダードな内容でプレイしやすい

序盤はクエストを通じてゲームの作法を学べる。基本システムは一般的なスタイルなので、とくに戸惑うことなく遊べた

 筆者はエンパイア側のアリソンという種族、クラスはサヴァンというキャラクターを作成してゲームスタート。ゲーム序盤はチュートリアルを兼ねた内容となっており、クエストを楽しみながら操作や作法を学べる、という作りになっていた。

 今回は、アストラルシップという宇宙船からスタート。指定されたキャラクターと話してクエストを受託し、対象の人物に話しかける、モンスターを倒すといった条件を達成すると、クエストクリアーとなる。クエストをクリアーすると経験値がもらえるほか、装備も報酬としてもらえることも。こうやってキャラクターを成長させたり、序盤の装備を充実させていく仕組みのようだ。

 プレイしての第一印象は“完成度が高いなあ”という感じであった。ロシアではすでに1年以上正式サービスを行っているため、クライアントはとても安定しており、クラッシュなどの不安を気にせず楽しめる。コンテンツも充実しており、クエスト数や各クエストのテキスト量も膨大だ。今回は時間が限られたプレイであったため、クエストの文章をほとんど流し読みせざるをえない状況だったのが個人的に残念。じっくり読めば、世界観やクエストをより深く楽しめると思う。

 グラフィックの質は及第点だ。最新技術てんこ盛り、というわけではなく、1~2世代前の技術で作られており、最新ゲームに比較すればエフェクトや質感には不満を感じる。だがそのぶん軽く、かつ安定しているため、ストレスなくゲームを楽しめるメリットがある。実際、本作の必要スペックはかなり低く、ミドルレンジのマシンで十分すぎるほど快適に楽しめるのはありがたいポイントだ。さすがにオンボードでは厳しい感じはするが……。

 さて、ゲーム内容に話を戻そう。筆者が選んだサヴァンというクラスは、いわゆる魔法使いタイプで、魔法で敵を攻撃する。レベルが上がれば、デバフ系(弱体魔法)や召喚魔法も覚えていくようだ。

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 キャラクターが覚えた魔法やアクションは、画面下にあるバーに登録し、そこをクリックして発動するタイプ。敵との距離やキャラクターの向きも重要で、しっかり敵の方向を向いていないと魔法が発動しない、ということがあった。MMORPGだが、意外とアクション性は高い印象を受けた。

 そうこうしているうちに経験値が溜まり、レベルアップ。レベルアップすると、任意のステータスを成長させることができる。このため、成長のさせかたによって、同じクラスであっても個性を出せるシステムになっている。

ちょっと変わった魔法使い、というクラス。召喚魔法も使えるようだが、序盤は直接ダメージを与える魔法で攻撃
クエストをクリアーすると経験値がもらえる。このため、クエストを楽しむことがキャラクターの成長にもつながる

パーティプレイのバリエーションも非常に豊富

 ある程度ゲームに慣れたところで、次はレイドにチャレンジしてみた。レイドとは、大規模の人数でボスクラスの敵に立ち向かうコンテンツのこと。本作では、通常のパーティは最大6人で組めるが、レイドでは最大4パーティの24人がひとつの仲間として扱われる。この大人数で強敵に立ち向かうのだ。

 今回はテストプレイのため、ちょっと強いキャラクターを用いて、開発スタッフを含めて5人でパーティを組んで戦うこととなった。

 筆者が操ったのは、ギバーリングという種族のシーアというクラス。いわゆる召喚クラスで、ペットを召還して戦わせるスタイルだ。が、このペットがボスモンスターに見つかっていきなり攻撃され、なんだかうやむやのうちにバトルがスタートしてしまった(笑)。

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大人数で強敵にたち向かうのがレイド。仲間との協力プレイがキモであり魅力!
仲間の魔法使いが、なにやら強力な魔法で攻撃中。派手なエフェクトでバトルは盛り上がる

 ボスモンスターは見た目からして巨大で、耐久力も非常に高い。だが、仲間の盾役キャラクターがしっかりと敵を引きつけてくれたおかげで、筆者を含む攻撃役のキャラクターは攻撃に専念することができ、時間こそ少しかかったが、あまり苦戦することなく倒せてしまった。このように、クラスの役割が非常にはっきり分担されているのが本作の特徴で、そのためパーティプレイがとても楽しい。国産のゲームでは軽視されがちなバフクラス、いわゆる支援タイプの職業も多数用意されているため、協力プレイは慣れれば慣れるほど楽しくなりそうだ。

 続いて、インスタンスでのバトルも体験した。インスタンスとは、個人もしくはパーティ単位のみの専用エリアのこと。例えばあるダンジョンに入った場合、自分たち専用のダンジョンとなる。他の人が同時に入りたいと思った場合は、同じくその人専用のダンジョンも作られるため、待ち時間が発生する、という心配は無用だ。

 今回挑んだのは、バンパイアの城。ここにいるボスを倒すことが目的らしく、城の中で用意されたクエストもあるようだ。マップは立体的に作られており、大きな階段やエレベーターで上層フロアへ移動するなど、探索する楽しさも味わえた。道中に現状では倒せないボスが待ち受けていて、気づかれずに突破する……というドキドキなシチュエーションも楽しめた。こちらもパーティプレイが特に楽しそうなコンテンツであった。

いざ、バンパイアの城へ。中ではセクシーなホログラムがお出迎えしてくれました
城の中では、多数のバンパイアがお出迎え。ここでも盾役の人が頑張ってくれたので、バトルは楽勝でした

 最後に、宇宙船“アストラルシップ”を少しだけ体験できた。本作には多数の浮遊島“アロッド”が登場し、そこに行ってコンテンツを楽しむスタイルだ。この、アロッド間を移動するのに使用するのがアストラルシップというわけだ。

 アストラルシップはゲームを進めると個人で所有できるようにもなり、加えて敵対勢力とアストラルシップでのバトルも楽しめる。いわば上級者向けのエンドコンテンツで、ある程度本作を遊び尽くした人が行き着く最終目標である。そのため、詳細については実際にプレイを重ね、その目で確かめてみてほしい、とのことだ。

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 というわけで、駆け足ではあったが一通り本作を楽しんでみた。どのコンテンツもしっかり作られており、非常に遊びごたえがありそうだ。最近はなんだか数が少なくなってきた、ハイファンタジーのMMORPGに飢えていた人にはうってつけの作品となるだろう。

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