連載

日本のゲーム開発の不透明性とは何か?くねくねハニィの「最近どうよ?」(その38)(1/2 ページ)

半年以上の沈黙を破ってくねくねハニィが帰ってきたっ! サボってる間に(やっぱりサボってたんかいっ!)欧米関係者から見た日本開発のハテナ? な部分を聞き出してきたらしい。知ってる人もなーんだそれって人も読んでみてくださーい。

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これ、大丈夫か?
イラスト:本橋ゆうこ

 やべぇ、すげぇ久しぶり……。もう存在自体も忘れられているでしょうか? 死んでいませんよ、生きています! E3にも、コミコン(コミコン・インターナショナル)にも行ってきたのにリポートもせず、暑さでぐにょーっとしていたらCEDEC、東京ゲームショウ(TGS2010)も終わってこんな時期に……。ええ、ホントーにご無沙汰してすみません(謝りゃいいってもんじゃねぇぞ、と声が聞こえる……)。

 サボっている間に、ニンテンドー3DSの詳細が発表になり、PlayStation MoveやNatal改名Kinectなどのモーションセンサーコントローラがこぞって発売される予定などなど、業界では動きがあったけど、PSP2はどーしたんでしょー? SCEさんが頑張ってくれないと、それはそれで業界もなかなか浮上していけませんので、そこんとこよろしこ。

くねくねハニィさんをお忘れの方はこちらをどうぞ

 久しぶりにお届けするくねくねハニィの「最近どうよ?」の第38回目は、「日本のゲーム開発の不透明性とは何か?」な~んてタイトルにしてみた。ハニィは、日本のデベロッパーさんと仕事をしていることが多かったのだけど、最近は欧米のデベロッパーさんとも関わっていたりしています。そうするといろんなことで、ほぅほぅという見解の違いが見えて結構勉強になったりするわけです。

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 まずは、ご無沙汰している北米市場の報告を、年末商戦前の8月から報告してみます。かなり長い期間をはしょっていてごめんなさい。

2010年8月の北米市場報告だっ!

ハード

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NPDデータより

 3月に発売されたPS3エクスクルーシブタイトル(パブリッシャーがSCEだから当たり前か)の「God of War III」 や、発売前にXbox 360版よりもクオリティが高いと評された「Final Fantasy XIII」などのおかげでPS3は3月から好調で、8月末現在で北米市場でのインストールベースが1300万台を超えました。一方、強敵Xbox 360は同じく8月末現在で2100万台を超えたところ。ダブルスコアだった過去に比べれば、かなりPS3は頑張っていると言えます。

 そんなハイスペック機をよそに、8月末には3000万台を突破したWiiだけど、ようやく行きわたった感が。円高とソフト不振で任天堂が赤字との報道もあったけど、これまでの快進撃を考えるとにわかには信じがたい……。

 北米市場は、ソフトもハードも金額ベースで前年比マイナスが続いている(8月は全体で前年比10%マイナス)んだ……。ハードは単価が下がっているから5%ダウンというのもしょうがないなぁと思っていたけど、ソフト市場では前年比で14%ダウン。でも、よくよく調べてみたら、Xbox 360向けとPS3向けのソフトは売上を伸ばしている(PS3に至っては本数ベースで26%増!)ことを考えると、やはりWiiソフトの対前年比売上が業界全体の数字を動かしているってことなんだね~。

 これをWiiの不振と捉えるべきか、それとも昨年までがものすご過ぎたのか、は難しいところだけど、3000万台出回っているハード向けのソフト販売数が、それ以外のハードと比べて一番少ないっていうのは問題かも。Wiiユーザーに関しては、一度買ったソフトの満足度が高すぎるか、ハードが稼働していないのかはともかくとして、ソフトの回転率が低いハードということになる。う~ん、サードパーティにとっては悩ましいハードと言えます。

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 ハンドヘルドの勢いがなくなって来ていると思いきや、ニンテンドーDSはまだ売れていますの。Xbox 360と同じくらいの販売台数を未だに稼いでいます。ただ、ソフトの単価が落ちていることや、装着率の低下(ニンテンドーDSもソフト満足度が高すぎるのでしょう)は否めないから、やっぱりニンテンドー3DSの発売が待たれますね。それから、違法ダウンロードにめちゃくちゃにされているPSPも、進化した形での次世代機の発表を心待ちにしております!

ソフト

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NPDデータより

 日本は「野球」、アメリカは「アメフト」、ヨーロッパは「サッカー」とはよく言ったもので、アメフトゲームはアメリカにおいては鉄板な感じです。1位2位だけじゃなくて9位のNCAAに関してもこれまたアメフトゲーム。どんだけ好きなんだろ? 「Madden NFL 11」はマルチプラットフォーム展開で8月だけで200万本も販売されました。

 8月のランキング10位以内には入っていないけど、Take 2(Rockstar)から2010年5月に発売された「Red Dead Redemption」はXbox 360版とPS3版を合わせて実売で290万本(8月末現在)を叩き出しているんだよね。この「Red Dead Redemption」、西部劇版GTAと言われているんだけど、オリジナルだと思っている人も多いかも。実はPS2とXboxで2005年に発売されていた「Red Dead Revolver」の続編(日本ではカプコンから発売)。ただ、前作のセールスが90万本前後(北米)と考えると、単なる続編ではなく仕切り直しからオリジナルって捉えるのはある意味正しいかもしれないよね。

 オリジナルタイトルのローンチが難しいと言われている昨今、大したもんだなぁと思うよね。もちろん、プロモーションの力は大きいけど、それだけじゃないみたい。ゲーム自体のシネマティックな演出、多彩なゲームプレイ要素、細かい作り込みなどのクオリティの高さが、ユーザーの口コミを広げ、ここまで大きなIPへと成長したんだね~。

 GTAに加えてTake 2(Rockstar)は、第2の大きなフランチャイズの構築に成功したってことなんだ。ビッグIPの続編ばかり続く中では、ココ最近見ない形の大成功だよね。「テーマが欧米文化だからだろ~」とか大雑把な判断をしないで、北米でウケているゲームはどういう作りなのか? という意味でもプレイすべきタイトルです。

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 と、いうハニィはXbox 360版を買いに行ったところ売り切れ……。再入荷は? と聞いたら「未定」と言われたんですけどね! 遊びたいのに遊べないぃぃぃってこともあるんだね、いまどき(笑)。

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