AOUショーおいかけレポート まだまだありますこんなタイトル(1/2 ページ)

先週のレポートではまだまだ物足りない! という諸兄に送る、マニア向けのAOUショーレポート。

» 2005年02月22日 22時32分 公開
[岩井省吾,ITmedia]

マリオカート・アーケードグランプリでは任天堂・宮本氏からのメッセージも!

 電撃発表されたナムコの「マリオカート・アーケードグランプリ」。「レースオン!」以来となる「Namcam2」による顔面取り込み機能、「ラバーバンドシステム(ファイナルラップ効果)」による白熱したレース展開、「リライタブルカードシステム」による継続プレイ対応といった、ナムコレーシングの技術の粋とマリオカートのキャラクター性が融合したタイトルだ。なお、ナムコキャラクターからはパックマンとモンスターが特別出演することが決定している。

 Namcam2はプレイヤーがマリオやクッパに扮して写真が撮れるカメラ。これであなたも(貴女もです)ヒゲオヤジ(笑)。コインを取って最高速度をアップし、アイテムを使ってライバルを妨害するのは今までのマリオカートと同じ。ただ、本作ではラバーバンド効果によって順位が低い車の加速が良くなるフィーチャーもあり、常に白熱したゲーム展開が楽しめる。

 AOUショーでは対戦プレイのみのプレイだったが、今後のロケテストではリライタブルカードを使った1人プレイもプレイできる予定だ。このカードを使うことでスペシャルアイテムなどをセーブすることが可能になるそうだ。稼動予定時期は秋ごろ。使用基板はトライフォースで4台までの対戦プレイが可能だ。

横のモニターでは、マリオの生みの親である、任天堂・宮本茂氏のインタビュー映像も流されていた。ちなみに、任天堂キャラのアーケードゲームが登場するのは約20年ぶりなんだとか

ゲーセンの華はシューティング! 出展5タイトルを紹介

 「減少傾向著しい」と言われてはいるものの、熱狂的なマニアが未だ存在するアーケードのシューティングゲーム。AOUでも5タイトルが出展され、人気を博していた。続いてはこれらのタイトルに注目していこう。

「雷電III」伝説が3Dで蘇る!(開発:モス・TAITO TypeX)

 オリジナルから約15年の時を経て、あの雷電が再び発進する。開発はセイブ開発からクイズゲームなどでおなじみのモスへとバトンタッチ。開発会社が変わることでのクオリティ低下を懸念する人も多いと思うが、開発にはオリジナル版雷電のスタッフが多数集結しているので、心配は無用だ。ちゃんと宇宙面もある。

 基本的なゲームスタイルは従来の雷電シリーズとほぼ同じ。武装システムに若干の変更があり、II/DXにあった「プラズマレーザー」の代わりにレバー操作で左右になぎ払える「プロトンレーザー」が新登場。またミサイルにも前方の敵を追尾し、攻撃力も高い「レーダーミサイル」が追加された。また、「フラッシュショットシステム」を採用しており、速く倒せば倒すほど得点が高くなる(最高2倍)となる。ザコ敵でもボスでもとにかく速く倒すことが高得点のポイントだ。

 弾幕系ではなく、最近はあまり見かけなくなった速弾系のシューティング。オート連射(時代だねぇ)や即発動するボムなどもあって、シューティング初心者にもオススメだ。春発売予定。

バトルギアでお馴染み・松桐坊頭氏を迎えて行われたゲーム大会。筆者は規定点をボス破壊時に獲得してDVDをもらっちゃいました(笑)

「ホムラ」Buzzれの次は斬れ!(開発:Skonec・TAITO TypeX)

 サイヴァリアシリーズを開発した韓国Skonec社の最新作。こちらは弾幕系だ。

 戦国時代を舞台にしたシューティングで、ショットボタンと抜刀ボタンを使い敵を倒していく。抜刀ボタンは近くの敵や敵弾を「斬る」ことができ、斬った敵弾は反射して敵に向かっていき、ダメージを与えることができる。

 さらに、敵の攻撃に合わせて斬ることでカウンター攻撃となり、ここからコンボ攻撃への発動ができる……のだが、ほとんどそれを実践しているプレイヤーはいなかった。

 完成度が60%ということもあり、特殊攻撃などを使って気持ちよく倒せるバランス調整に欠けていたこともあり、これからの調整に期待したい。

「鋳薔薇」ケイブらしくない一作(開発:ケイブ)

 展示しているケイブコーポレーションブースではAOU会場より程近くの京成バラ園のキャンペーンガール……もとい敵軍・ローズガーデンの娘たちが薔薇やパンフ(刃風車キットつき)を配っていた。

ちなみに、京成バラ園の英語名は「ローズガーデン」です。イヤ、マジで

 薔薇というシューティングにおよそ相応しくない題材を使った本作は、今までのケイブの十八番だった弾幕系ではなく、速弾系。ボムもボムアイテムを集めて強化したり、勲章を取り続けてハイスコアを狙ったりと、およそケイブらしくない仕上がりだ。ただ、その既視感がシューティングマニアに好評らしいドン(←ヒント)。

 また、ケイブの前作である「虫姫さま」のフィギュア展示もされていた。ケイブではキャラクターマーチャンダイズを積極的に行っていく方針なので、鋳薔薇でもそういうアイテムが登場する可能性は非常に高いだろう。近日発売予定。

「旋光の輪舞(ロンド)」:一見対戦シューティング、実は……(開発:グレフ・NAOMI GD-ROM)

 「ボーダーダウン」に続くグレフシューティング最新作ということで多くの期待を集めていた「旋光の輪舞」。AOUショーは対戦台でのプレイとなっていた。

 全方向移動可能な自機を操り、敵に弾幕を打ち込んで破壊するのが目的となる。ボタンはBボタンががメインショットでCボタンがサブショット。Aボタンはダッシュとバリアに使う。接近時にはバリアを無視できる格闘攻撃も使用可能だ。

 画面下にはB.O.S.S.モード発動アイテムが表示されており、ABC同時押しで発動、巨大なボスを操って敵を蹂躙することが出来る。また、エネルギーゲージ0の時(VANISH!表示・この状態で攻撃を受けると負け)に発動するとさらに強力な攻撃を発動できるFINAL B.O.S.S.モードに移行できる。ただし、FINAL B.O.S.S.モードは1ラウンド1回しか使えないので要注意。

 使用機体によってはシューティングというより某社のオールレンジ格闘っぽい遊び方も楽しめそうだ。今回はプレイできなかったが、1Pモードにも期待したい。

「ラジルギ」電波系?闇鍋シューティング(マイルストーン・NAOMI GD-ROM)

 カオスフィールドで衝撃デビューを飾ったマイルストーンの第2弾タイトルとなる。舞台はなぜか街中で、携帯電話が変形して戦うという異色の作品。ゲーム途中のメッセージもいわゆる2ch用語が飛び交っている。

 操作はショット・剣・バリア。敵を倒すことでバリアのエネルギーが蓄積され、発動することで、敵にダメージを与えると同時に電波を受信(!)、これが集まると敵を倒したときの倍率が最大16倍まで上がる。敵を連続で倒しつつ、バリアでいかに倍率を保てるかがポイントとなるだろう。

 ただ、前作でも感じたのだが、どこかで見たようなフィーチャーを闇鍋のように入れるのはいかがなものかと。次回作ではこれぞマイルストーン、と唸らせるような独自のギミックが欲しいところだろう。

(C) 2005 MOSS LTD ALL RIGHTS RESERVED.
Licensed by SEIBU KAIHATSU INC.
(C)2005 Skonec
(C)2005 CAVE CO.,LTD. SALES BY AMI
(C) 2005 G.rev Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2005 MILESTONE INC.

アメリカでアーケードゲームにこだわる会社・Law Thrillsが日本参入

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2403/28/news181.jpg 高橋ひとみ、“日本に65台”のレアな愛車と2ショット ピッカピカボディーに「ひとみさん車似合いますね」の声
  2. /nl/articles/2303/02/news154.jpg 「ハンガー・ゲーム」出演俳優、撮影中の性的暴行被害を告白 泣きながら撮った当時の写真添え「すごくつらかった」と胸中明かす
  3. /nl/articles/2403/27/news156.jpg 不二家の「プレミアムショートケーキ(国産苺)」が半額に! 3日間限定キャンペーン
  4. /nl/articles/2403/17/news062.jpg 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
  5. /nl/articles/2403/28/news107.jpg 美容師の孫が95歳祖母の髪を切ったら…… 激変したヘアスタイルと爆笑のやりとりが200万再生「最高〜!」「こんなばあちゃんになりたい」
  6. /nl/articles/2403/28/news028.jpg 完全に別人だ! 思わず二度見するメイクの仕上がりに称賛の声 「すごい」「感動する」
  7. /nl/articles/2403/29/news175.jpg 「これはまさか」 私服姿の大谷翔平、“首につけていたもの”が憶測呼ぶ 「もしかして……」
  8. /nl/articles/2403/26/news145.jpg 「ご安心ください」 “紅麹ショック”でDHCとファンケルが声明…… サプリ販売は継続中 小林製薬では死亡患者がサプリ摂取
  9. /nl/articles/2403/28/news026.jpg 動物病院の会計中、振り返って愛犬を見たら…… “柴らしい”もん絶級の光景に「天使かよ!」「帰れるもんねw」
  10. /nl/articles/2403/27/news127.jpg 日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」