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» 2005年02月22日 22時32分 公開

AOUショーおいかけレポート まだまだありますこんなタイトル(2/2 ページ)

[岩井省吾,ITmedia]
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アメリカでアーケードゲームにこだわる会社・Law Thrillsが日本参入

 タイトーブースでは、アメリカ・Raw Thrills社のビデオゲーム2タイトルが出展されていた。同社はWilliams時代にディフェンダーやNARCといった傑作ビデオゲームを開発したEugene P. Jarvisが設立したビデオゲーム専門のゲームメーカーだ。

 アメリカのビデオゲーム市場は正直あまりうまくいっていない。日本のようにカードゲームを融合したタイプやICカードと携帯電話を連動したサービスもほとんどない。バーチャファイター4もアメリカではスタンドアローンの運営だ。

 さらに悪いことに、アメリカでのアーケードゲーム会社の大手であるMIDWAY社とATARI GAMES社(実はMIDWAYの子会社になっている)がアーケードから撤退し、事実上、アメリカ市場はほとんど海外タイトルで運営されていると考えていいだろう。そんな中でJarvis氏がアメリカでアーケードゲーム会社を立ち上げたのは興味深い。

 なお、Jarvis氏には来月のGame Developers Conferenceで行われる「Game Developers Choice Awards生涯功労賞」が送られることになった。

Law Thrills社のTAITO TypeX参入が決定・台風の目になるか?

 Raw Thrills社の今回の出展作は2作。すでにアメリカでリリースされ、ヒットを飛ばしているタイトルだ。

 「Target Force」はアメリカでは「Target: Terror」としてリリースされ、大ヒットを飛ばしたガンシューティング。3Dの背景と実写取り込みの敵キャラが登場するリアリティあふれるアクションが楽しめる。ちなみに本作はすでに続編に取り掛かっているという

 もう一作は「The Fast and The Furious」。映画・ワイルドスピードのライセンス商品、というふれこみだが、ほとんど映画に関係ないところがイカス(笑)。スポーツカーを操り、市街地コースでのレースに挑戦するというものだ。もちろん、ニトロを使ってのスピードアップも当然あり。

 ユニークな点は、アクセル2度押しといったコマンド系の技でウイリーや片輪走行といったスタント技ができること。それとジャンプを組み合わせることでスーパートリックが繰り出せる。また、ゴール時間が滞空時間によって減算されるというフィーチャーも面白い。

 名前と暗証番号による筐体内記録が可能で、自車のパワーアップを保持できるだけでなく、賞金をためて新車を出現させることも可能だ。

 なお、Raw Thrills社はTAITO TypeXに参入が決定している。アメリカの会社が日本のゲーム基板でゲームをリリースすることは極めて珍しい。これにより、日米の市場が活性化することに期待したい。

GTシミュレータがお店で遊べる?

 今回、AOUショーに初出展したのはスバルカスタマイズ工房。母体はスバルの伊勢崎製作所で、スバル360(参考:GT Resort→日本車→スバル→レジェンドカー)やバスを作ってきた伝統ある工房で、バスの製造を終了した現在はカスタマイズカーの製造を主に行ってきている。今回のAOU出展は新規事業のお披露目というわけだ。

 今回出展されていたのは「突っ走り名人」。ネーミングはどうかと思うが、グランツーリスモシミュレータと同等の動きをゲーセンで体感することができる。

 スバルといえば、GTシミュレータを開発したことでも知られていて、これは車やゲームイベントにも展示され、好評を博していた。今回出展されたものはこれの廉価版バージョンとのこと。筐体のデザインはやや簡略化されて入るものの、機能的にはGTシミュレータと同様の動きを実現している。

 AOUショーでは「GT4」や「街道バトル2」といったPS2でおなじみのタイトルが遊べた。とはいえ、これは本機のために作られた特別仕様版とのことだ(でないと筐体が動かせないし、一応業務用への使用もできないわけで)。他のゲーム会社との契約も進んでいるらしい。また、GT4では月ごとにコースや車種を変えていくことで、多くのゲームモードを体験できるようにしていくことも考えているそうだ。

 発売時期は未定だが、現時点では300万円くらいの予定とか。家でのレースゲームの腕をゲーセンで試せる日が来るのも近い?


 とまぁ、今主流のサテライト系から外れたタイトルを紹介してきたが、サテライト系ではなかなかできない、とっつきやすくて面白いタイトルが目白押しだった。昔ながらのアーケードゲーマーだった筆者としてはもう少し、基板系のゲームにも目を向けてほしいなぁ、と思うのだった。

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