いよいよ発売迫る――「天外魔境III 活動写真館」先行試写会が開催

ハドソン、総合学園ヒューマンアカデミーは4月9〜10日に、「天外魔境III 活動写真館」先行試写会を開催。9日は大阪校、10日は東京校にて行なわれ、いずれもゲストとしてハドソンの高橋名人が招かれた。

» 2005年04月12日 17時39分 公開
[ITmedia]

 PC-Engineで発売された「天外魔境II」から幾年が経ち、いよいよその姿を現わす「天外魔境III」。今回行なわれた「先行試写会」は学生たちがスタッフとして参加し、実地での勉強を兼ねたイベントとなっている。また、「天外魔境III」のCMを決める際にモニターとして学生たちに協力をしてもらったことも、同校で先行試写会が行なわれた一因のようだ。

 イベントのスタートは「天外魔境III」のプロモーションムービーから始まり、ゲストの高橋名人から説明が行なわれた。「ネタバレはしたくないし、発売日に手にして見てほしい」と言いつつも、主人公とヒロインのふたりについて「主人公のナミダもそうですが、ヒロインの壱与(いちよ)も非常に難しい役所なので、キャスティングについては悩みましたね。結果、ナミダについては櫻井孝宏さん、壱与は日高のりこさんにやっていただくことになりましたが、ムービーを見ればわかるように、期待以上に役を演じてもらいました」とコメント。また、「ジパングを題材としたものとしては今回で完結する」と述べるなど、今後に期待を持たせる発言もあった。

 さらに、先日クリアしたという高橋名人はクリア時間が「90時間かかった」ことを明かしつつ、「まだまだやり込んでいない」とも。「やり込み要素をやると、まだまだかかる」と、ファンにとってはなんともうれしいコメントも飛び出した。

ゲストとして登場した高橋名人。すでに本編をクリア済みで、ネタバレをおさえつつ興味を持たせるコメントの数々は、さすが!
当日公開された映像のメニュー画面。なかにはボツになったCMの映像も見ることができた
奥の深い戦闘システム。敵の位置によって攻撃の当たり方が違ったり、技、奥義などを使うことで、より深く戦闘を楽しめる
現在、TVCMで公開されている「ウェルカム篇」と「私を殺して篇」も見られた。「ウェルカム篇」は公式ホームページ内で視聴可能だ。8パターンあったCM案をヒューマンアカデミーの生徒たちに見せ、現在の2案に決まったという制作秘話も飛び出した

 続いて、システムに関する映像、公開中のCMを見たあとで、オープニングムービーが公開された。2匹の龍が絡み合うように雲をかけぬけ、空を飛び、サラ・ブライトマンのテーマソングが鳴り響く……これからの壮大な冒険を想起させるにふさわしい映像に、場内からは感嘆の声がもれた。

 そして、なんと「天外魔境III」で企画、監修を務める広井王子氏からのビデオメッセージが公開。広井氏は第1作目を制作したときの苦労をふりかえり、技術の重要さについて触れたあとで、「かつて『天外魔境』の1作目を作ったとき、西洋の神話がカッコイイとされ、日本の民話、神話はカッコ悪いとされていた。そんな状況で天外は生まれたんです。今回は10年ぶりの最新作を若いスタッフとやりましたが、我々の文化に根付いた、日本に眠っているお話はまだたくさんあって、その中にあるキラキラしたお話を掘り起こしていくことを、まだまだ天外でやっていきたいと思っている」とコメント。まだ次の作品もある……? と期待させるコメントに場内もわきあがった。

 最後に名人へのQ&Aが行なわれ、「名人と呼ばれるにはどうすればいい?」といった質問には「うまいプレイをするだけではダメ。(お客さんが)おもしろそうだな、というプレイをするのが名人。あとは人前では失敗しないことかな。たまに失敗をしても、それを笑って誤魔化せる度胸も必要(笑)」と、経験を踏まえた回答に観客一同がうなずいていた。最後に天外にまつわるクイズを当てるとソフトがもらえるプレゼント大会が行なわれ、試写会は大盛況のうちに幕を閉じた。

監修、脚本を務める広井王子氏。広井氏にとっても長きに渡る「III」の制作が、ここに結実しようとしている
クイズ大会では「天外」にまつわるさまざまな問題が出題された
会場出口では名人のサイン会が行なわれた。ファン必見の連射を披露する一幕も
天外魔境III NAMIDA
対応機種PlayStation 2
メーカーハドソン
ジャンルRPG
発売日2005年4月14日
価格通常版7800円(税込)/特別限定版14800円(税込)

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