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» 2005年05月13日 10時30分 公開

日本市場をターゲットに見据えたタイトルでトップを取る――ピーター・ムーア(1/2 ページ)

Xboxのマーケティングとコンテンツの総責任者であり、Microsoftのバイスプレジデントであるピーター・ムーア氏。彼はこの2年間、これまで犯した失敗からどのように復活できるのか学び、考えてきたという。Xbox 360ではどのようなタイトルで日本市場を攻めるのだろうか。

[聞き手:今藤弘一,ITmedia]

本体同時発売は10〜18タイトル

 もう4年前になるが、2001年のE3で「Xbox」が発表されたとき、私はまだセガ オブ アメリカの社長であった。私はXboxのビジョンや方向性に共鳴し、Xboxのサポーターとなったのだが、その後ロビー・バックに誘われ、日本を代表するパブリッシャーに関わってきた1人として、今度はXboxそのものを担当することになった。

 私はE3で、Xboxのビジョンに感激していた。しかし、日本のパブリッシャーからの支持は少ないし、オンラインゲームもないし、Haloのようなクオリティの高いゲームもなかったので、マイクロソフトは大丈夫なのだろうかと思ったことも確かだ。

 それから4年たって、今では私は、どのような路線を歩んできたのかを自信を持って語ることができる。この4年間、世界中の企業とパートナーシップを結ぶことに注力してきたし、日本での失敗から、どのようなコンテンツがあれば、ユーザーはコンソールを購入するのか、ということも学んできた。

 そして、一般ユーザーは今後、特に、“HD時代”と呼ばれる時代には、どのようなものに目を向けているのかを考えてきた。「Xbox 360」はすばらしいマシンだが、特に日本の消費者は、このマシンでどのような体験ができるのか期待していることだろう。

 Xboxをリリースしてからすぐに、Xbox 360の開発は始まっている。現在では4000種類もの開発キットが存在し、140タイトル以上のXbox 360向けゲームが開発されている。Xbox 360が発売されてから90日以内には、35〜40タイトルを発売することを目標としている。

 なお、リリース時には10〜18タイトルが同時に発売される。10以下では少なすぎるし、18以上だと多すぎると思う。秋の東京ゲームショウまてにはラインアップを最終的に決定するが、10〜18タイトルという数字は変わらないだろう。

 キラータイトル? まだ言えないのでE3を期待してほしい(笑)。「Kameo」や「Project Gotham Racing 3」、「Perfect dark zero」はファーストパーティとして、Microsoft Game Studioのブランドで出す。サードパーティについては、東京ゲームショウで公開する。

日本市場の特殊性にフォーカスを当てたコンテンツを提供

 日本市場の特殊性についてはよく分かっている。この2年間、我々がどこでミスをしたのか、Xbox 360を成功させるためにはどうしたらよいのか考えてきた。デザインに関しては問題ないと思っている。日本のユーザーがこの筐体を気に入ってくれると思ってはいるが、それだけでなく、世界中で通用するデザインになっているだろう。

 2004年の春に、東京や大阪、京都、沖縄でモニター調査を行った。私は、日本の消費者というのは世界中のどの国よりも、エレクトロニクス製品に敏感で、要求が高いユーザーだと思っている。

 テスターに「この製品はどの会社のものだと思うか?」と聞いたところ、ソニーやアップルコンピュータだという答えが返ってきた。マイクロソフトの製品では、このようなデザインはあり得ないと考えられている、ということだ(笑)。このため、デザインに関する問題は解決していると考えている。

 残るはコンテンツだが、もちろん、日本のユーザーにとって魅力のあるタイトルを提供しないといけないだろう。そこで、1年前に坂口氏と会って、我々が思っていることを話し、彼のビジョン、彼が考える次世代のRPGについて話し合った。

 坂口氏が率いるミストウォーカーとどのような作品を作り上げたのかは、5月13日に行われるMTVのカンファレンスを見てほしい。

 これに加えて、岡本氏や水口氏といったクリエイターとも話をしているのはご存じの通りだ。ゲームリパブリックの岡本氏とは、Xbox 360向けの、独自のタイトルをリリースしてもらうし、水口氏は、セガにいるときからの友人だが、彼は物事を非常に進歩的に考えられる人で、PSPで発売された「ルミネス」を見ても分かるように、非常に才能があり、エネルギッシュな人だ。

 我々は、デザインについても、タイトルについても、日本のことを考慮に入れて、消費者が何を望んでいるのか、将来については何を考えているのかを常に視野に入れているので、今回は成功するだろう。

 この2年間を見ても、サードパーティであるテクモ、カプコン、ナムコから発売されたXboxのタイトルは世界的にも販売の実績があるし、これらの会社がXbox 360向けに出すゲームは、日本市場でも受け入れられると確信している。

 そして、日本における、Xbox Live!によるオンラインゲームのコミュニティを広げることも念頭に置いている。Xbox Live!を愛してくれている日本のハードゲーマーはもちろんだが、私の仕事はXbox Live!のコミュニティを一般ユーザーにまで広げることであり、Xbox 360でのコンテンツが明らかになるにつれて、それは可能になっていくだろう。

Xbox 360のタイトルはHD対応が必須条件

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