小島秀夫氏、「Metal Gear」シリーズ新作3本について語る――コナミプレスカンファレンス
コナミの小島秀夫氏は、それぞれハードの異なる「Metal Gear」シリーズの新作を3タイトル発表。次世代機「PLAYSTATION 3」にて発売する「METAL GEAR SOLID 4(仮)」などが初登場。
既報の通り、コナミは2005年5月17日(米国時間)にプレスカンファレンスを行った。その際、「Metal Gear」のプロデュース、監督などを務める小島秀夫氏より、本シリーズの新作3本が発表された。
METAL GEAR SOLID 3 SUBSISTENCE
まず紹介されたのは、「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」に収録された本編全ステージに加えて、「猿蛇合戦(ソリッド・スネークとピポサルの対決」のステージ追加、さらには好みのフェイスペイントや迷彩服で映像シーンを鑑賞できる「デモシアター」や、クリア後ならばボスキャラクターとの対戦がいつでも可能な「デュエルモード」など、数々の要素が追加された「METAL GEAR SOLID 3 SUBSISTENCE」。
完全版とも言える内容の変更・追加を行ったことについて小島氏は、「前作(METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER)の評判は良かったのですが、上からの俯瞰視点であったため、カメラをぐるぐる回せる3D視点になるようにしました。もちろん従来の上俯瞰のカメラでも遊べます」とコメントしている。
また、本作の特徴としては、ファン待望の「オンライン対戦」が実現したことが挙がる。「チームに分かれてフィールド内で戦うモードと、ひとりがスネーク、後は敵兵となりスネークを探したりします。モードの中にも細かいルール分けがされており、非常に楽しめるものとなっていますので、ご期待ください。」と、小島氏は語る
チーム戦か1対多人数か、遊び方は人それぞれだが、一兵士となってスネークを追い詰めてみる、というのも面白いかもしれない。
なお、その他の新要素としては、本シリーズの原点でもあるMSX2版「METAL GEAR」と「METAL GEAR2」が復刻して収録されることが明らかになっている。これらのMSX2版タイトルは、「METAL GEAR SOLID 3」後の話であるため、登場キャラクターのその後を楽しむことができるとのことだ。
METAL GEAR ACID 2
続いてはPSP版「METAL GEAR」シリーズの最新作「METAL GEAR ACID 2」。「『METAL GEAR ACID』は『METAL GEAR SOLID』を何とか携帯ゲーム機で遊んでもらいたいという思いから制作しました。ですが、アクションは難しいということで『METAL GEAR SOLID』の良さを残しつつ、カードゲームすることにしました」(小島氏)
上記発言にもある通り、本作はアクションではなく、頭脳を駆使する戦略潜入カードゲームとなっている。プレイヤーはキャラクターの行動を左右するアクション・武器カードを使い、さまざまなミッションをクリアしていくこととなるのだ。
なお「METAL GEAR ACID 2」では、まったく新しいグラフィックエンジンが採用されている。これに関して小島氏は「『METAL GEAR SOLID』の世界観を踏襲するということで、『METAL GEAR ACID』は非常にダークなトーンになっていました。ですが、本作はよりコミック的な色調を元に作っていますので、携帯ゲーム機としても見やすくなっています」と述べている。
具体的には、カラーリングやキャラクターの輪郭線が強調され、戦闘の臨場感を表現する視覚的演出により、カードの使用効果がより分かりやすくなっている点などが挙がるとのこと。また、北米版「METAL GEAR ACID」には搭載され好評を得ていた通信対戦が、引き続き採用されることも合わせて発表された。
METAL GEAR SOLID 4(仮)
小島氏のプレゼンテーションも終盤を迎え、“No Place to Hide”(隠れるところはない)の表示と共に、次世代機「PLAYSTATION 3」向けソフトとして「METAL GEAR SOLID 4」の紹介が行われた。
とは言え、流されたムービーはゲーム本編とは関連性がありそうなものではなく、スネークとライデン(その他兵士の皆さん)出演によるパロディムービーであった。小島氏も「あくまでもトレイラー映像です。お笑いゲームではありませんので」とコメント。
本作の内容については、「ゲームコンセプトは“隠れるところはない”。これまでのシリーズは人工物やジャングルが舞台でしたが、今回は場所ではなく、状況になります。詳しくは言えませんが、隠れる場所がないような状況での潜入ということになります」と、何とも気になる発言がなされていた。
なお、ストーリーは「METAL GEAR SOLID 2」の後で、近未来の話となる。主人公はソリッド・スネークで、これまでのキャラクターも総出演。さらには、オンラインにも対応することが明らかにされた。また、本作の形が見えてくる時期については、「来年のE3ではもっと具体的なものが見せられると思いますので、それまではしばらくお待ちください」と語り、小島氏によるプレゼンテーションは終了となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「ふざけてる」「作品を知らないのになぜ?」と怒りの声 マクドナルドと「HUNTER×HUNTER」コラボの“PR施策”が物議【台湾】
-
「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた
-
たった築8年で“ぶっ壊れた”マイホームのリアル おそろしい戸建て事情に「声出た」「我が家もそうでした」
-
大家に「好きにしていいよ」と言われて薄暗い部屋をDIY改装したら…… あまりの変貌に仰天「すっげえええ」 投稿者に話を聞いた
-
【今日の計算】「3+3÷3−3」を計算せよ
-
荒れ放題の“悪夢の庭”をたった1人で11時間掃除したら…… あっぱれすぎる働きぶりに「あなたはヒーロー」と称賛
-
一度も髪を切ったことがない女性が、髪をほどくと…… 美容師も驚がくのスーパーロングヘアに470万いいね「リアルラプンツェル!」【海外】
-
生後0日→1歳10カ月の赤ちゃん成長ビフォーアフターが衝撃の700万再生 それから2年たった現在は…… さらに驚く姿に反響
-
2歳娘が一時保育に行ってる隙に“空き巣”が…… まさかの正体に「留守を狙ったんですね」「かくほしちゃうぞ」
-
自宅の犬小屋に住み着いた野良猫が、1年後…… まさかまさかの“現在”に「うわあ!よかったねえ!」「お幸せに」と100万表示
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「Snow Man」の映像が中国で物議→公開停止 所属会社「歴史的事象に対する配慮に欠けた」と中国語と日本語で謝罪
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「かわいいってこういうこと」 生後1カ月の子猫が暖をとる場所は……幸せしかない姿に「この角度から見るのが最幸」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 「ボットン便所を簡易水洗にしたい」→「どれどれ……」 建設会社スタッフが驚がくした“歴史的遺物”に大反響 「相当貴重なもの」
- 「その手があったか!」 ほぼ卵焼きだけの弁当?→“まさかのサプライズ”が800万再生 「天才すぎて泣いた」
- 飛行機で傷口が感染し「身体の一部を切除」 133万フォロワーの元アイドル「痛みで涙が止まらない」悲痛の現状報告
- “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
- 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
- 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
- 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
- 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
- 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
- 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
- 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
- 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
- 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声