「対象」のままでいいんでしょうか?Weekly Access Top10

先週のトップはゲーム脳記事。E3締めくくり座談会も2本がランクインしており、まだまだE3熱も冷めやらぬといった感じ。だが、ここで注目したいのはアニメの記事。アニメもITmedia Gamesの管轄となっているのだが、今回は何と2本がランクイン。そのうち、ゲームとアニメの比重が逆になったりして……。

» 2005年06月15日 15時46分 公開
[遠藤学,ITmedia]

 第3回目となるITmedia Gamesの「Weekly Top10」。編集部員は3名なので、これでちょうど1周したことなるわけですが、今週もよろしくお願いします。

 先週も“勢い止まらぬE3”というわけで、トップ10には2本がランクイン。すでに閉幕してから1カ月が経つとは言え、“注目度”とりわけ次世代機への興味は読者の皆さんの興味を引くものだと感じました。

 が、今回注目したいのはE3記事やゲーム脳記事ではありません。表を見れば一目瞭然ですが、「かみちゅ!」「機動戦士ZガンダムII 恋人たち」といったアニメ記事が入ってきております。

 この結果には少々驚きました。というのも、「ガンダム」は分からないわけではないのです。自分も含め、未だに重力に縛られ続けている大きなお友達も多く、何よりガンダムゲームは非常に多いわけですから……しかし驚くべきは「かみちゅ!」。こちらはコミック、ラジオ放送、アニメ放送といった展開はしているものの、まだ(?)ゲームへの展開は表明されていません。

 それでもトップ3にランクインしたところを見ると、やはりゲームとアニメの関係は切っても切れない仲なのかもしれないな、と改めて考えさせられる出来事となりました。

 ところで、ランク圏外ではありますが、ここのところ「ゲームソフト販売自粛」に対する問題が浮上しております。事の発端は神奈川県による「グランド・セフト・オートIII」有害図書類指定。先日はCESAも積極的な施策を検討していくと発表するなど、実に活発な動きを見せている問題です。

 しかし、ゲームソフトの販売を語る上では、根本的に問題となる部分があったりします。というのは、現在の日本の家庭用ゲーム向けのレーティングというのは「禁止」ではなく、あくまで「対象」。

 いかに販売店側が自粛行為をしようと、例え「18歳以上対象」と表示されていても、その年齢を満たしていない人が“買う”“買いたい”という意志を示せば、普通に考えて断ることができません。

 だから「○○歳未満禁止」を設けるべきだ、というわけではありませんが、「シリアスゲーム」記事の際に東京大学の馬場先生も言っていたように、ゲームはまだ理解されきっていない面もあります。

 さらに言えば、昔よりも格段に表現方法が上がっており、与える影響も大きくなっている、というのも否めない事実ではないでしょうか。「販売自粛」というのは確かに今打てる手のひとつであることは間違いないのですが、今後を見据えていくうえで、そろそろレーティングに「○○歳未満禁止」という項目を加える、そういった議論も必要になってくるのではないかと思った次第です。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」