レビュー
» 2005年06月20日 16時15分 公開

境界線突破大作戦。ニンテンドーDSと楽器の真っ向勝負!Dr.Shingo meets “Dai Gassou! Band Brothers”

8トラックのシーケンサーがあることで、2004年末一番の話題となった「大合奏!バンドブラザーズ」。その能力を限界まで引き出すべく、1人のアーティストが立ち上がった!

[Alexander服部,ITmedia]

バンブラって、実はものすごい性能なのか?

 ニンテンドーDSソフト「大合奏!バンドブラザーズ」(以下、バンブラ)は、基本的には“落ちもの”ゲームに近い感覚になる。「ビートマニア」や「ポップンミュージック」などをプレイしていれば、それほど難易度も高くない。いわゆる“BPM”(曲の速さ)に合わせて流れてくる音符を、タイミングよく押すことで曲を流していくゲームだ。

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 しかも、任天堂が出しているだけあって、「ファイアーエムブレム」や「ポケットモンスター」などの、なじみのあるゲーム音楽やコンテンポラリー、J-POPなど、比較的に“聞いたことがある曲”を多く収録している。その結果、プレーヤーが感じる難易度もかなり低くなっていると思う。

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 ただ、使用している楽曲に限りがあることから、いずれ飽きてしまうのは否めない。ただし、そのための配慮としてなのか、楽曲作成ができるようになっているのはうれしい。

 これは「プロモード」で一定以上のレベルになれば誰でも使用することができるようになっていて、音符を五線譜に置いていくことで曲を作成することができるのだ。もちろん、作成した曲はバンブラでプレイすることができる。

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 このオリジナル楽曲は通信で交換することもできるので、今でも熱くオリジナル曲を作成して交換している人はたくさんいる。任天堂が提示した1つの“コミュニケーションツール”としての側面もあり、雑誌やWeb媒体にも大きく取り上げられることが多かった。

バンブラは楽器の代わりになるか?

 せっかくの曲作成能力、これを使わないことにはもったいない。ただし、使用できる機能には多少の“縛り”がある。

  • 8トラック(8種類の楽器類)まで使用可能
  • 楽器単位で音量、リバーブ(残響効果)を設定可能
  • 最初から用意されている楽器の音しか使えない

といった3種類の能力と制限を覚えておくといいだろう。

 はっきり言って、打ち込みソフトとしては大したことない性能なのだが、昔の携帯電話にあった着メロ作成機能よりははるかに高性能だ。ゲームボーイアドバンス用のソフト「ナノループ」というループシーケンサもドイツで発売されているのだが、それと同様に、持ち運び可能な作曲ツールとしても使えるかもしれない。

 そこで今回はプロのアーティストでもあり、テクノ業界でも注目度の高いDr, Shingo氏にお願いして、バンブラのみでの楽曲作成を依頼した。無茶なお願いだったが快く引き受けていただき感謝。

使用機材、「ニンテンドーDS」+「大合奏バンドブラザーズ」

 Dr, Shingo氏が制作してくれた楽曲“PITCH”をまずは聴いてみて欲しい。音に関してはバンブラで使用できる音に限りがあるので「それっぽい」と思うかもしれないが、曲としての完成度の高さに驚かされる人が大半ではないだろうか?

 曲の試聴はこちらから。(MP3形式)

 もちろんこれは、バンブラ以外の機材は使っていない。つまり、この曲を作るために必要だった機材は「ニンテンドーDS」+「大合奏バンドブラザーズ」だけだ。このクオリティであれば「作曲したし、曲も作った」と周囲に断言できるレベルであることは疑いようはない。

 時間をかけて彼がこの機材を使いこなせば、さらにクオリティの高い楽曲ができあがるかもしれないが、一つの結論は出してもいいだろう。つまり

「バンブラは十分に楽曲作成ツールとして利用できる」

 のだ。

 任天堂もこの商品を「ゲーム」ではなく「ハンディ楽器」として紹介し、遊び手に合わせたいろいろな遊び方を提案している。今回の記事ではプロの協力を得ることで、1つのゲームに対して新しい側面を紹介することができたはずだ。ゲームの持つ可能性はまだまだ色々と発見されることだろうが、今後も継続してこういった紹介をしていく。

Dr.Shingo氏

ドイツレーベルのForte Recordsから“Have you seen the blue commet?”でデビューし、日本に逆上陸した実力派アーティストで“TRIBUTE TO YMO”や“Ghost in the shell(攻殻機動隊) Tribute -Techno Style-”などにも参加し、楽曲を提供している。自らの楽曲だけではなく、石野卓球氏をはじめとする多くのアーティストのアレンジなども担当している。

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