オンラインゲームにダークシュナイダーが降臨――「BASTARD!! ONLINE」など新作3本が披露された「テクモ新機軸戦略発表会」(1/3 ページ)

テクモの新機軸戦略発表会が、都内にて開催された。新機軸の中心を担うであろう、テクモ初のPCオンラインゲーム「BASTARD!! ONLINE」の制作決定が発表されたほか、同社の人気シリーズ「モンスターファーム」の最新作2本が公開された。

» 2005年07月20日 21時05分 公開
[遠藤学,ITmedia]
photo

 本日、テクモの新機軸戦略発表会が開催された。「新機軸戦略発表会」などと聞くと仰々しい様子がするが、これに関して1番に壇上にあがったテクモの代表取締役社長・中村純司氏は、「ただの商品発表ではなく、弊社としての新しい取り組みの姿勢、取り組み方、商品作りを模索してきた結果、テクモとしてもうひとつ新しい機軸に取り組んでいこうということで、今回このような開催になった」と説明。

photo テクモ 代表取締役社長 中村純司氏

 この後、同氏からは本日発表される内容が説明された。その内容は、同社の人気シリーズ「モンスターファーム」最新作であるプレイステーション 2用ソフト「モンスターファーム5 サーカスキャラバン(以下、MF5)」の発売と、ケータイ電話向けオンラインゲームサイト「モンスターファームPOPバトルオンライン」のサービス開始、そしてテクモ初のPCオンラインゲーム「BASTARD!! ONLINE」の制作決定というものであった。

photo モンスターファーム5 サーカスキャラバン
photo モンスターファームPOPバトルオンライン
photo BASTARD!! ONLINE

モンスターファームプロジェクト、始動

 まずは第1部として「モンスターファーム」2作のステージがスタート。詳しい説明は、続いて登場した「モンスターファーム」プロデューサーを務める安田善己氏から行われた。

photo

photo

photo 会場で放映されたムービーのスクリーンショット

 同氏はまず「MF5」に関して、「ビジュアルイメージの一新により、ファンタジーとキャラクターを全面に押し出した映像で、少し驚かれた方もいらっしゃると思います。『モンスターファーム』につきましては、新機軸にてさらなるスケールアップを目指し、『モンスターファームプロジェクト』として今夏より本格稼働いたします」とコメント。

photo テクモ 常務取締役であり「モンスターファーム」プロデューサーを務める安田善己氏

 プロジェクトの具体的な内容としては、本シリーズのさらなる飛躍を目指し、開発・マーチャンダイジングの両面において、これまでにはなかった着眼点と創意工夫をこらし、新しいユーザー、新たな市場を創造していく「マーケットメイク」。

 育成シミュレーションとして一定の評価がある本シリーズにおいて、キャラクターデザインを一新し、サーカス団がおりなす冒険の魅力を加えることにより、これまでのシリーズファンだけでなく、RPGファンやファンタジーファンへと訴求し、「メジャーコンテンツ」を目指す点などが挙げられた。

photo 全世界においてシリーズ累計350万本以上を売り上げる「モンスターファーム」シリーズだが、メジャーコンテンツとなるべくこれまでのイメージを一新させるとのこと

 その後、ステージは登場モンスターの紹介へと移り、シリーズの看板モンスター「モッチー」と、新モンスターのピエロ型モンスター「ピロロ」が紹介された。と、ここで安田氏が「実は皆さまも驚かれるキャラクターの出演が決定しています」と切り出す。そして安田氏の口からは“トロ!”という衝撃的なひと言が発せられ、お話しゲーム「どこでもいっしょ」の人気キャラクターである「トロ」が登場した。

photo 左が「ピロロ」、右が「モッチー」
photo 満を持して「トロ」が登場

 ちなみに、トロの親ともいえる存在、ソニー・コンピュータエンタテインメントの五十峯誠氏も一緒に舞台に上がり、しゃべることができないトロの代わり(?)に、今回「MF5」に出演することになった経緯について「きっかけは安田さんからの誘いですが、決め手は“ダジャレ”なんです。最初にお話をいただいた時に、2つのゲームは違うものですから、どうやってリンクするのかなと考えていました。直接会ってお話した際に、企画書をいただいたんですが、そこにあったのがダジャレばかりで……『大会に優勝して“トロ”フィーをもらおう!』とか。ふざけてるのかな、と思う反面、悔しいですけどツボにはまってしまって。この人たちとなら、どう転んでも“おもしろい”ものはできるだろうと思えましたので、出演させていただくことにしました」と語ってくれた。

photo ソニー・コンピュータエンタテインメント 第1制作部 「どこでもいっしょ」プロデューサー 五十峯誠氏

 出演の決め手がダジャレだったというのも衝撃的な事実ではあるが、そういった経緯を踏まえて決まった出演なだけに、「MF5」でのトロは“こんなことやっていいの?”と思ってしまうくらい、いつものトロからは考えられないサプライズな行動を行うとのことだ(本当にダジャレばかりだったりして……)。

次ページは、海の「MF5」、地下の「MF5」

(C)TECMO,LTD.2005
(C)Kazushi Hagiwara/SHUEISHA
(C)TECMO,LTD/SHAFT
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/15/news011.jpg 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. /nl/articles/2412/16/news107.jpg 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. /nl/articles/2412/15/news035.jpg 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. /nl/articles/2312/15/news032.jpg 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. /nl/articles/2412/15/news028.jpg 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. /nl/articles/2412/16/news023.jpg 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」