「PGR 3」はクラッシュを避けたくなるレースゲームだ:Xbox360「PGR3」開発、Bizarre Creations ニック・デイビス氏インタビュー(2/2 ページ)
ダメージ表現はサウンドを特に強化
―― 「PGR」シリーズは、車への細かな「ダメージ表現」もウリのひとつですが、今作においてはどうなっているのでしょうか?
ニック 「PGR 2」以上のダメージモデルで、車の各部分にダメージが現れるようになっています。また、われわれのサウンドチームでは、金属の衝突音や生地、繊維などを分析し、車の各部分の破壊による音を収録しました。ゴミ処理場で車を潰しているところなども参考にしていますので、場合によってはそういった資料も公開するかもしれません。
―― サウンドには特に力を入れているわけですね。グラフィック面はどうしょう?
ニック 「PGR 2」をより強化した、と考えてください。Xbox 360によって、より細かいディテールでもってダメージモデルを表現することができるということです。これにより、細部にわたっての破片や個別のパーツへのダメージを表現できます。ただ、あまりにも車の見栄えが良いので、できることならクラッシュは避けたい、とみんなが思うでしょうね。
―― なるほど。ですが、それだけ緻密に計算されたダメージ表現です。ニックさんとしてはどうしてほしいと考えていますか?
ニック アーティストと話せば、芸術作品だから絶対にクラッシュしないようにしてほしいと言うはずです。プログラマーに聞けば、どんどんクラッシュしてくれと言うでしょうね。ちなみに私は自由にプレイできることが一番だと思うので、こうしてくれとは言いいませんが、クラッシュするのは大好きですよ(笑)。今作は視覚的なものだけではなく、サウンドも次世代に見合ったものとなりますので、期待してください。
―― グラフィック、サウンドともにハイクオリティとなる本作ですが、一番注目してもらいたい部分はどこになるのでしょう。
ニック 最も注目してもらいたいのは“自由自在にプレイできる”という点になります。自分がコースをカスタマイズして、レースは自分のスキル、あるいはスタイルに合わせて変える。ゲームのほうでこうしなさい、というのではなく、自分がゲームのやり方を決めることができるのです。そのため、数名の優れたプレーヤーのみが最後までいくのでなく、あらゆるレベルのプレーヤーがゲームのすべての側面を見られるようにしています。
―― プレーヤーが決めることができるのは、具体的にどういった部分になるのですか?
ニック どの車も利用できますし、ある特定の都市ではコースの経路を決めることができます。そしてプレーヤーの数や車の台数、あるいは周回数など、およそレースに関わることはすべて変えられるようになっています。
―― では、車の台数やコースの数について教えてください。
ニック コースの正式な数はまだ言えませんが、かなりの数は用意します。ただ、いろいろと変更できることを考えると、無制限に、何万というバリエーションとなるわけです。車の台数に関しては、今のところ約80台を予定しています。
―― コースの組み替えによって、何万通りにもなると言いましたが、コースはどの程度まで組み替えることができるのですか?
ニック スタートや間走の位置を変えることはもちろん、どの道路を使うかも変えることができます。また、ある地点から別の地点への競争といったことも可能です。そして、もしその中に自分の気に入ったスタイルやコースなどがあれば、それをどの街にも再現できるのです。
―― 再現で思い出しましたが、ムービーで流れていた新宿には驚かされました。
ニック 正直に言いますと、私は「Xbox Summit 2005」の後に、初めて新宿に行ったんです。スタッフは何度も足を運び、何千枚という写真を撮ってきましたが、実際にこの目で見て、うまく再現できたと思いました。誰かがフェラーリを持ってきてくれるなら、「PGR 3」のようにうまく走ることができるかどうか、夜遅くにても試してみたいですね(笑)
―― ここまでの話を聞く限り、次世代機ならではの進化を遂げたと言える「PGR 3」ですが、レースゲームというのは、いろいろなプラットフォームで発売されています。日本で有名なタイトルだと「GT4」がありますが、そういったタイトルと比べて「PGR 3」は何が違うのでしょうか?
ニック 「GT4」はシミュレータータイプのゲームであるのに対し、「PGR 3」はアーケードシミュレーションのタイプです。それから「GothamTV」がわれわれのとっている、まったく違ったアプローチであり、オフライン、およびオンラインでの展開も違います。ただ、最も重要な本作の特徴としては“プレイして楽しいものである”という点になると思います。
―― それはパッドでも十分に遊べるということですか。
ニック それもあります。パッドで、さらにレースは自分の好きな形で遊ぶことができる。そしてそれを短い時間でも楽しむことができる。本作ならではの奥行きといったものがあるわけです。
―― 今後、その奥行きが徐々に明らかになることを期待しています。では、最後に日本の「PGR」ファンに向けてひと言いただけますか?
ニック 皆さんが本当に望んでいるようなタイトルをお届けしたいです。われわれ自身がワクワクして開発しているので、皆さんもワクワクしながらプレイしていただければと思います。
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