特集
» 2005年08月08日 08時48分 公開

エレクトロニック・アーツのプレスイベント訪問記(3/3 ページ)

[岩井省吾,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

レーシングゲームもEAの独壇場に? 3タイプのレースゲームを展示

バーンアウトリベンジ・バーンアウトレジェンド

 前回、日本ステージがあることで話題になったバーンアウト・リベンジだが、今回はモブに焼きいも屋の屋台が登場(笑)。どうやら日本通とウワサのプロデューサーの意向らしい。もちろん、スピードに乗っていれば押しつぶすことも可能だ。

 今回新たに判明したネタは2つ。まず、E3のときに「クラッシュされてもクラッシュブレイカー(自爆)を発動させることでライバル車を巻き込むことが出来る」と書いたが、実はこのシステムの前に紹介しなければならないことがあったことが判明。それが「チューンアップシステム」。ゲームで稼いだポイントを使って機能も追加されていく。そして、クラッシュブレイカー発動機能もこのチューンナップで獲得していくということだ。

 もう1つはタイトルにもある「リベンジ」。これはいわゆる「マジやられた!」状態の時にテイクダウンしたライバル車がライバル表示される。で、こいつをテイクダウンし返すことでリベンジ成功・高得点が得られるという仕組みだ。やられたらやり返すのが本作の掟といえよう。

 今回はシリーズ恒例のクラッシュモードもプレイアブルになっていた。前作同様、渋滞の車の列に自車を突っ込ませ、被害総額を競うモードだが、前作でのアイテムアイコンは廃止され、一定台数の車を破壊するとクラッシュブレイカーが発動、それを起こすことで全破壊金額に倍率が付く……。そう、今回は何度もクラッシュブレイカーを発動させて高得点を狙うのがポイントとなっている。クラッシュモードのみで使えるイカス車も楽しみの1つだ。焼きいも屋屋台が使えることも祈ろう。また、クラッシュモードでのスタートダッシュは特殊になり、回転数などを某国民的ゴルフゲームのショットのように決めてロケットスタートを行うという、異例な仕様を採用している。

ド派手なクラッシュシーンはまさにシリーズの真骨頂。バンバン壊しまくれる爽快感が売りだ

 PSP版のバーンアウトレジェンドもかなりの完成度でプレイ可能だった。本作ではバーンアウト3のゲームモードのほかに、チェイスモードが追加、パトカーを駆って暴走車をテイクダウンさせるという要素が付加された。また、本作では海外ゲームには珍しくゲームシェアリングに対応し、1枚のUMDディスクで対戦が可能なのはうれしい。

 日本ではPS2版バーンアウトリベンジとPSP版バーンアウトレジェンドが10月20日に発売されることになっている。

ブラーとエフェクトによるスピード感。そして襲い掛かるライバル車。PSPとこのソフト1枚あれば、「いつでもどこでも誰とでも」テイクダウン合戦が可能に

Need for Speed: Most Wanted

 実車を使った公道レースシリーズとして、海外では人気のNeed for Speedシリーズ。今年は「アンダーグラウンド」ではなく表舞台に堂々と登場、パトカーの追撃を交わしながらトップを目指すというゲームになった。画面も夜間だけだった前作・ニードフォースピード アンダーグラウンド2とは違い、昼のシーンも登場する

 フリーローミングレーシングや多彩なゲームモードは前作を踏襲しているが、本作で今回追加されたフィーチャーとして、「Speed Breaker」という機能がある。どういうものかというと、「フォーカスモード」もしくは「バレットタイム」と言った方が話が早いかもしれないが、一定時間、時間の流れを遅くして危険な状況から慎重かつ大胆にリカバリーすることができる。パトカーの群れをするりと抜けたり、トレーラーのタイヤの間をくぐったりと用途はさまざま。これとニトロで街一番のお尋ね者を目指そう。年末発売予定。

多数のパトカーに追われながらの公道レース。ニトロとスピードブレイクで奴らを翻弄してレースに勝ち抜け!
こちらはXbox360を始めとする次世代機版の画像。ディティールの細かさが際立つ

EA SPORTS NASCAR 06; Total Team Control

 日本でもテレビ放映が始まり、地道に認知度が高まっているストックカーレース・NASCAR。市販車ベースのストックカーオーバルコースを高速で走るという単純なレースなのだが、トラブルによってイエローフラッグが出るとダンゴ状態になるため、アツイ展開が多く見られることで、アメリカでは大人気。レースの行われる日には周辺ホテルがバカ高いのにすぐ埋まるという勢いだ。ちなみに、EAはNASCARの独占ライセンスを得ている。

 本作はEA SPORTSならではのリアルさは当然として、本作で新しく音声認識によるクルーとのやりとりや、右スティックによるチームメイトへの指示が追加された。

ド派手なクラッシュシーンもNASCARの見所のひとつ
一見簡単そうなオーバルコースだからこそ、コース取りなどが重要に。チームメイトとの連携が今回のテーマだ

アメコミゲームにも参入

MARVEL NEMESIS

 アメリカではアメコミヒーローゲームも人気。信じられないだろうが、日本では泣かず飛ばずだった「スパイダーマン2」のゲームが100万本を軽く越える大ヒット。まぁ、アメリカでは公開と同時発売だったし、プロモーションの仕掛け方もうまかったし……。で、EAでも、「キャットウーマン」(映画がコケ気味だったので国内発売は中止)や「バットマン・ビギンズ」(ゲームに渡辺謙が登場しないので国内発売は見送り)などのタイトルをリリースしている。

 そして、EAはスパイダーマンやXメンなどで有名なマーヴェルコミックスとキャラクター利用の包括契約を結び、マーヴェルヒーローズがこのゲームのために作られた(しかもマーヴルのコミックライター自ら!)EAヒーローズ・Imperfectsとガチンコバトルを繰り広げる3Dフィールド格闘アクションゲームを作り上げた。これがそのMARVEL NEMESISだ。

 ゲームシステムはプロレスゲームに近い3Dフィールド自由移動型のものになっていて、アイテムを投げたり、爆破させたりといったことも可能。選択したキャラクターにはそれぞれ特殊能力があり、ボタンで発動させることができる(一部キャラ・たとえばウルヴァリンの自然治癒能力などは自動発動するものも存在する)。相手にダメージを与えてRAGEゲージがたまると、攻撃力の高いRAGEモードに突入することが可能。また、オンライン対戦機能も搭載している。アメリカでは秋発売予定。

マーヴェル側からはスパイダーマンとその宿敵ヴェノム、ウルヴァリン(ノンコスチューム)やエレクトラが登場する
一部ゲームマニアに人気のサブマリナーは今回未参戦。あとロロとジェームスポンドとオレンジガールも
多数のザコキャラクターと戦うウルヴァリン。ストーリーモードでは要所要所でヒーローとの対戦が展開されるようだ

新鮮味のないタイトルばかりなのは市場のせい一次世代機を見越した新作タイトルは来年以降?

 と、出展タイトルを紹介してきたが、タイトルのほとんどがシリーズもので、新鮮味のあるタイトルが少ない、というのが筆者の感想だ。だが、現状の米国市場では大手パブリッシャーといえども、新規タイトルが爆発的に売れるかどうかは不透明な状況だ。実際問題として、E3での出展タイトルのほとんどが版権もの・続編ものに集中し、ごくごくわずかな新規タイトルが次世代機(Xbox 360など)で発売されるのが現状だ。そういうことを考えると、新規タイトルが出てくるのは次世代機が出揃ってから、と考えるのが自然だろう。

 実際に、PS2以降はSSXシリーズやNBAストリートなどのストリートスポーツシリーズやバーンアウトシリーズ、メダルオブオナーシリーズといった新規タイトル(まぁ、厳密にはメダルオブオナーはプレイステーション時代のタイトルだけど)が登場し、これらは世界中でヒットを続けている作品である。Need for SpeedシリーズもPS2などの現世代機でリデファインされ、再びヒット作になった例もある。次世代機のそろう来年には、シリーズ作品と新作タイトルが切磋琢磨することを期待したい。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/06/news020.jpg 柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
  2. /nl/articles/2311/06/news041.jpg 素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
  3. /nl/articles/2311/05/news045.jpg カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
  4. /nl/articles/2308/06/news018.jpg 柴犬がプールからあがろうとした瞬間……! 「何回見ても爆笑」「好きすぎる」コントのようなずっこけハプニングが発生
  5. /nl/articles/2311/06/news047.jpg 隣家にいった飼い主、ふと視線を感じると柴犬たちが……? じーっと監視するワンコきょうだいの圧に爆笑
  6. /nl/articles/2311/06/news117.jpg 「スト6」フランス大会決勝、モニターにペンキで中断 環境団体乱入で
  7. /nl/articles/2311/06/news068.jpg 村重杏奈の“最強遺伝子”な弟、7歳バースデーお祝いに黄色い声 姉とうり二つな姿に「幼さが抜けて更にイケメン」「可愛いしカッコイイ」
  8. /nl/articles/2311/04/news008.jpg 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. /nl/articles/2311/04/news016.jpg 突然現れた痩せて汚れた野良猫、「ごはんくだちゃい」と訴えてきて…… 距離が縮まっていく姿に「涙が出ます」と100万再生
  10. /nl/articles/2311/05/news052.jpg 「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす
先週の総合アクセスTOP10
  1. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  2. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  3. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!
  4. 「BreakingDown」出場の元プロボクサー、5人から一方的に暴行される 顔面数針縫うも「私は1発も攻撃してません」
  5. 「頭が大きい」「普通ではない」 パリス・ヒルトン、9カ月長男の受診勧めるコメントにぴしゃり「世の中には病んでる人がいるみたい」
  6. 「最期の最期まで闘って」 元「妄想キャリブレーション」水城夢子さん、27歳で病死 2年前には“しばらく療養が必要な病状”で休止
  7. 3児の母・杏、異次元スタイルのパンツスーツ姿が衝撃的 目を疑う脚の長さに「身長の半分股下」「えっ! 本当!? っと思っちゃうくらい」
  8. 志穂美悦子、68歳バースデーに鍛えられた筋肉バキバキの肉体美披露 「いろいろやりたいことがある」「まだ見ぬ自分へ」
  9. 柴犬と父のやりとりに「20分これ見て爆笑してます」「気持ちよすぎるいい返事」 お笑いコンビを超える関係性が100万再生
  10. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!