日本の頂点を極める――「ラグナロクオンライン」最強ギルド決定
8月21日に東京お台場のディファ有明で開催された「RAGNAROK ONLINE Japan Championship 2005」にて、国内各地から選抜されたギルドの頂点に輝いたのは……? アップデートの報告もあり!
8月21日、東京お台場のディファ有明で開催された「RAGNAROK ONLINE Japan Championship 2005」(以後、RJC2005)では、全国のギルドの頂点を目指し、16のブロックに分かれて500以上のチームの中から、規定によって選ばれた256ギルドが予選で激突。勝ち抜いた猛者たちが、この日有明に集まった。
7月15日〜8月14日においてオンライン上で行われた予選トーナメントを勝ち抜いたギルドの構成メンバーは、年齢も地域もバラバラ。顔を見たこともなかったというチームもあれば、日頃親交を深めていたチームなど様々で、この決勝トーナメントではじめて会ったなんて人々も多々見られた。
参加したチームは、開会式を終えるとそれぞれステージに設けられた対戦席に、チームごとに座り対決する。抽選で決められたチームが、A〜Dの4ブロックに分かれて16チームで雌雄を決す……はずだったが、2チームが欠場。残念ながらDブロックになったチームはシード権獲得ということで2回戦からの参加となった。
今回のイベントは、メインイベントとなるPvPによる決勝トーナメントのほかに、協賛企業がブース出展しての販売や、同人イベント「RAG-FES 10」などが同時開催され、大いに盛り上がった。時同じくして有明コロシアムを挟んだビッグサイトで行われていたワンダーフェスティバル2005[夏]と掛け持ちするツワモノもいたようだ。
まずは第1試合Aブロックの最初は「Tarako Horizon」と「Cafe」の戦いでは、練習を重ねた「Cafe」が勝ち上がる。同じくAブロック第2試合では、「こうChance!」が「現黙に裸眼為す意色は葬」を下して勝ち上がった。続いて行われたBブロックでは、「Recurring Nightmare」が「[PvP]Kingdom」を排除。続いて行われた試合では、「ぷちまめ」が「あゔぁろん」に勝利。Cブロックでは、「Penrir」が「Ruf Prism」を倒し、「ミルク210z」が「寝起きシンドローム」をねじ伏せ2回戦に駒を進めた。
コスプレイベントを昼に挟んで行われた2回戦では「Cafe」が「こうChance!」を組み伏せAブロックから選出。続いてBブロックは「Recurring Nightmare」が「ぷちまめ」を、Cブロックでは「Penrir」が「ミルク210z」を、そしてシードとなっていたDブロックは「Milky Cat's」が「Dear Aphrodite」を下し共に準決勝に勝ち名乗りを上げていく。
今日はじめて会った人たちのチームとは思えないほど、試合中も声を掛け合い、作戦を練りに練ったチームが勝ち進んでいくように見受けられる。日頃のオンラインでの練習のたまものか、各チーム共コンビネーションは抜群で、さすが選ばれたギルドたちである。準決勝に進んでいるCafeのメンバーに聞くと「さまざまなパターンを考慮し、作戦を練り、対策を練って臨んだ結果」とのことだが、中にはPenrirのように「土壇場でのその場処理が功を奏した」と語るチームなどあり、方向性は様々。
こうして準決勝に進んだ4チームは、それぞれのチームの特性を見た上で休憩中にも作戦を練り直し、役割分担していく。敗れたチームや、イベントに遊びにきたファンもそれぞれのチームの戦略に時には息を飲み、時には笑いを誘って盛り上がる。
今回のRJC2005では、上位2次職も使用可能となっており、モンクやプロフェッサーなどが使用できるようになっており、モンクの一撃必殺であるスキル「阿修羅覇凰拳」が勝負のキモとなっていたようだ。とかくエフェクトで見ている方にはわかりづらい感もあるPvPだが、見た目もわかりやすいことからか、観客も両チームが繰り出すモンクの阿修羅覇凰拳の攻防に手に汗握っていたようだ。
こうして迎えた準決勝では4チームがずらりと登場。「Cafe」対「Recurring Nightmare」、「Penrir」対「Milky Cat's」の戦いが行われた。事前に行われた「モバイル DE バフォBet!」の人気投票でも1位を獲得した「Cafe」が、同じような戦略をとってくる「Recurring Nightmare」に対して、見事な連携を見せ勝利。続いて行われた「Penrir」対「Milky Cat's」では、珍しくダンサーをメンバーに入れて臨む「Penrir」が、相手を着実につぶしていき勝利をモノにした。
Episode5.0アップデート報告(下記参照)のあとに行われた決勝戦では「Cafe」と「Penrir」による2本先取による3本勝負での戦いとなり、事前に公表されているとおり、天空マップで雌雄を決することになった。両者、ここまで勝ち抜いてきたチームなだけに、展開は息のむものばかり。やはりモンクによる阿修羅覇凰拳を主軸に攻撃を展開していく。結果は、第1戦は取られたものの、すぐさま作戦を変更し落ち着いて対処する「Cafe」が2本目、3本目と奪取し、優勝となった。「Cafe」はモンクのエンブレムで隠してスキル発動を察知されないように努めたりとコンビネーションが勝因だと語った。
なお、「RJC Extra Event」として、全ワールド対象でルーンミッドガッツ王国旗が優勝したギルド「Cafe」のエンブレムが掲揚されることになっている。期間は8月30日(火)〜9月27日(火)の1カ月。これらのExtra Eventについては後日発表となるとのこと。
今後もRJCの開催は約束されたわけだが、課題もいくつか残ることは確かだろう。例えば、オフラインでのこの手のイベントとなると、日本全国からメンバーが会場に出向かないとならないわけで、なかなか簡単に集合することは難しい。事実優勝チームの「Cafe」のコメントにもあったのだが、オンラインでのこのようなイベントが多くなることをプレーヤは望んでいるという。オフラインでのイベント参加には年齢による足かせや、居住地域からの移動方法などのハンデがつきものとなる。また、受付段階ではじかれたギルドもいたように、多くの参加を呼びかけるためにも予選受付処理などの再検討が課題となるのではないだろうか。とはいえ、今回のイベントで手応えを感じたという森下氏の言葉どおり、続いていくのであれば皆さんの出場も夢ではないかもしれない。参加を考えている肩は、仲間を集め、腕を磨いておくことをオススメする。
Episode5.0アップデート
RJC2005決勝戦の前に、2005年下半期のアップデート内容が制作の広瀬氏によって発表された。Episode5.0アップデート第1弾となる今回は、シュバルツバルド共和国がクロッズアップされ鋼鉄の都市アインブロックが実装される。ドイツ語で鋼鉄を表す「Eisen」と、強く叩くという意味の「broch」が合わさった造語で、その名前からも推測できるとおり鋼鉄生産技術と蒸気機関が発達した工業都市である。
ジュノー南部へのフィールドが拡張される。詳細はこれからとのことだが、会場で発表されたアルデバラン・ラーボトラックもそのひとつとのこと。さまざまな地形でレースを楽しむことができる仕掛けが施される予定だ。
また、「ラグナロクオンライン 2nd アニバーサリー」のひとつであり、昨年11月から今年の1月まで募集していた「ラグナロクモンスターカード イラスト公募展」において、日本から入賞した35作品も含めた180種類のカードが新たに追加される。これらのカードは組み合わせによって発動するボーナス効果が設定されるようだ。このほかにも、「ラグナロクオンライン 2nd アニバーサリー」関連としては、期間限定で公開していた「ゲフェニア遺跡」がThe signクエストと共に完全実装されるとのこと。
とりあえず1次職(一部2次職も)ではあるが、各職業ごとに与えられるクエストをクリアすると経験値などのボーナスがもらえる「職業別クエスト」や、武器を製作い、その武器を+10まで精錬できたときにランキングポイントが追加される「製造名声システム」(ランキング10位以内に入るブラックスミスやホワイトスミスが製作した武器を使用すると、防御無視ダメージが10追加)、スリムポーションの製造を3回以上連続で成功させた時にランキングポイントが加算される「アルケミスト・クリエイター」(ランキング10位以内に入るアルケミストやクリエイターの製造したポーションは、性能が50%向上)などが追加される予定。アップデートは2005年秋としており、実装に関してはさらなる詳細を待つことになるとのこと。
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