日本初上映――ついに“エアリス”との再会を果たした「FFVII AC」ジャパンプレミア(2/2 ページ)

» 2005年09月08日 23時42分 公開
[加藤亘, 遠藤学,ITmedia]
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本編上映終了後は、主要スタッフを迎えての舞台挨拶

 残念ながら本編の内容をここで明かすことはできないが、ヴェネチア国際映画祭での公式記者会見にて、野村氏が語っていた「葛藤がテーマ」というものを、まさにそのまま感じることができた内容であったことは伝えておこう。

 なお、本編上映終了後は、主要キャラクターのキャスト、および本作COディレクターの野末氏、ディレクターの野村氏、プロデューサーの橋本氏を迎えての舞台挨拶が行われた。

櫻井孝宏さん(クラウド・ストライフ役)

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 しゃべりたいことはたくさんあるのですが、やはりこれだけ多くの皆さんと一緒に、この上映会で「FFVII AC」を見れたことが、すごく嬉しく、興奮している状態です。僕は「FFVII」が好きで、その好きだった作品の続編、しかもクラウドの役をやらせていただけたので、本当に嬉しいです。本編を見たのは2回目になるのですが、話が分かっていることもあり、1回目とはまた違った見方で、楽しむことができました。ぜひ皆さんも何度も見て、違った形の感動であったり、思いといったものを感じてもらえたらなと考えています。

伊藤歩さん(ティファ・ロックハート役)

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 こんなに大勢の方に見ていただけることができて、本当に嬉しく思っています。この作品にはだいたい2〜3年関わっていますが、多くのスタッフ、キャスト、時間を費やして本当に大切に作られた作品です。本当にいろんな人たちに見ていただけたらと考えています。この作品の中には、たくさんのメッセージも入っていますので、皆さんなりの感じ方で、それを感じていただけたらなと思います。

森久保祥太郎さん(カダージュ役)

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 同じく話したいことが山ほどあるんですけど、やっと完成した、形になったものが見れたというのが、参加している身としてはすごく嬉しかったです。アフレコの現場というのは、部分によっては絵ができあがっている場面もあれば、“まだ80%です”という場面もありまして、絵ができあがっていく過程を段階を追って見ていくことができました。今日は100%というか、予想していた以上の迫力と魅力を改めて感じました。参加させていただいたことを非常に光栄に思い、多くの方に楽しんでもらえればと思います。

坂本真綾さん(エアリス・ゲインズブール役)

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 エアリスという名前を劇中では誰も呼んでくれないので、どの役か分からないかもしれませんが、振り返ったのがエアリスです。すごく難しい役で、とても神秘的であり、かわいらしくもあり、そういう微妙な表現を必要とされるセリフが多くて、難しかったです。でも、こんな大きな作品に参加することができて、とても嬉しく思います。

野末武志氏(COディレクター)

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 制作開始から約2年半経ってしまいましたが、ファンの皆さま大変お待たせいたしました。2年半の間、僕や野村さんのわがままを聞いてくれたスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。

野村哲也氏(ディレクター)

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 まずは、かなり長い間待たせてしまって、申し訳ないなと考えています。気長に待っていただいたファンの方、本当にありがとうございました。後、多くのスタッフと、今日この場を迎えるために協力していただいた方々、本当に感謝しております。映像を通じて、自分に手を差しのべてくれる人と、自分を支えてくれる仲間という存在を、もう一度考えていただければと思っております。

橋本真司氏(プロデューサー)

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 スクウェア・エニックスが、最先端の技術とクリエイターの優秀な才能を結集した作品。ハラハラドキドキしながらの2年半でしたが、“待ったかいがあった”と皆さんに思っていただける作品になったと思います。来週にはDVD版とUMD版の2種類のメディアで発売いたしますので、皆さんのさらなる応援をよろしくお願いしたいと思います。

 我々はこれからも、日本発のマンガ、アニメーション、そしてゲーム産業をふくめたデジタルエンターテイメントを、世界にお届けしたいと思っております。先週はヴェネチア国際映画祭に出展いたしまして、世界からも熱い評価をいただいております。これからも頑張ってまいりますので、皆さんご支援をよろしくお願い申し上げます。

photo 最後は全員で記念撮影。「FFVII AC」が完成するまでの2年半、本当にお疲れさまでした
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