レビュー
» 2005年09月20日 17時02分 公開

今さらと手を出さないのは損――「真・三國無双4 猛将伝」 (2/3)

[篠崎薫,ITmedia]

自分で手塩にかけて育てたキャラだけに愛着のわく立志モード

 本作もう1つの目玉が「立志モード」と呼ばれる、自らが作成した武将を通して、一兵卒の立場から三國志の世界を体感できるモードだ。

 最初に自分好みのキャラを作った後、どの武将の部下になるかを選択することで、味方や敵対する勢力も変わってくる。ただし、作ったばかりのキャラは兵卒なので非常に弱く、攻撃は2連続まで&無双乱舞も使えないなど、制約が多い状態で始まる。しかし、数多くの敵を倒したり味方の役に立てば、その活躍に応じて昇進したり新たな武器などを入手できるのだ。しかも、めざましい働きを見せると、敵将が自軍に引き抜こうと手紙を出してきたり、味方の軍師からスパイとして潜入するよう、密命が下されることもある。もちろん、応じるかどうかはプレーヤー次第だし、それによってストーリーも変化する。こうなると、ほとんどの戦いのカギを自分が作ったキャラが握っているので、責任も重大。適当に遊ぶわけにもいかなくなってくるため、目は真剣そのものだ。ifとはいえ、まさにプレーヤーが歴史を変える立場にいることを実感できる。

どの武将を選んでも、きちんと面倒を見てくれる。見かけによらず、良いヤツが多いのかもしれない
クリア後に、新しい武器をもらえることも。中には強力なものもあるので、じっくり品定めしよう
密書がくると言うことは、敵味方全員にプレーヤーキャラの名前が轟いていると言うことだ。ちょっぴり鼻が高い

 なお、出陣前には次の戦いで達成すべき目標を決めることができるのだが、これを設定すると思った以上に焦る。目標を立てずに出陣することも可能だが、そうすると戦闘終了後に高い評価ポイントをもらえなくなってしまうので、絶対に決めた方が特だ。目標を遂行できなかったペナルティは、評価ポイントが入らないだけではあるが(それだけでも十分イタイのだが)、なるべく実現できそうなものにしておくのがいいだろう。例えば、決められた時間内に敵を倒すといったことならば、意外と簡単に達成できる上に、入手できるポイントも高目だ。

目標は、いくつかある中から2、3個を選択できる。難しいものほどポイントが高いが、欲張らずに達成できそうなものを選ぶのがポイント

 こうして入手したポイントを使い、3連続や4連続攻撃・無双乱舞などのスキルをゲットして、プレイヤーキャラを成長させていく。最終的にクリアすると、先の外伝モードや修羅モードでの使用も可能となるのだ。自分で育てたキャラだけに、その思い入れもひとしおなので、いつもよりも気合いが入ることだけは間違いない。ただし、あまりにも強いキャラになってしまうと、外伝モードでの難易度によっては簡単すぎて、思い切りつまらなくなってしまうおそれがある。そんな時は、修羅モードなどに設定して戦ってみると、バランスの取れた戦闘が楽しめるだろう。

ポイントを消費して、キャラをどんどん成長させていく。この瞬間がとても嬉しい
鍛えすぎたキャラでプレイすると、敵武将なども一瞬で倒せてしまう。そんな時は、難易度を変更

修羅モードは、じっくり遊びたい人向け

 これまでのモードとは若干雰囲気が違うのが、自動生成されるショートシナリオを、ひたすらクリアしていく「修羅モード」。修羅モードでは、体力回復アイテムは基本的に登場しない。ステージ内での様々な依頼をこなしていくことでお金を稼ぎ、それを使ってよろず屋でアイテムを購入し、HPを回復させることになる。また、キャラも成長していない初期状態から始まるため、育てた後だと欲求不満に陥る可能性もあるかもしれない。だが、一度目は初期状態でも、2度目以降は以前のプレイで入手できた鉄を鍛冶屋で使うことにより武器を鍛えられるため、実はプレイするたびに楽になっていくのだ。

よろず屋で売っている肉まんが、やたらとおいしそうに見えるのは、気のせいではないはず

 ステージ中では、依頼をこなすことでお金だけでなく、仲間になるキャラもいる。仲間は最大6人まで加入し、戦いには3人まで引き連れることができる。当然ながら、仲間も戦っている最中は体力が回復しない。ステージクリア後に控えのメンバーへ回すことで、少しだけ回復させることができるので、うまくローテーションを組んでおこう。

 とはいえ、初期状態のキャラで進めるのはかなり難しく、せっかくの爽快感も修羅モードでは失われているような気がする。しかも、制限時間もかなり厳しくなっているので、スタートと同時に目的の武将めがけて走り出し、何とか時間内に倒すといった感じだった。ひょっとすると、もっと上手なやり方があるのかもしれないが、残念ながら見つけることができなかった。

 ただし、逆の意味で考えれば辛抱強くプレイを重ねていくことで、クリアできるステージ数がドンドンと増えていく訳なのだから、一番遊びごたえのあるモードかもしれない。

 1つ楽なパターンとしては、HPを回復させずにギリギリだけ残しておき、常に無双乱舞だけで敵武将を倒すという方法がある。体力が残り少ないため、敵の攻撃を受けないように逃げ回り無双ゲージを溜めることになるのだが、これが意外にうまくいく。残りわずかなHPでクリアできたときの爽快感は、他のモードにはない満足を得られる。手っ取り早く爽快感を得たいという人には向かないが、本作をじっくりと遊びたいと考えている人には、まさに最適なモードではないだろうか。

制限時間が15分しかないステージが多いので、せっぱ詰まりながらのプレイになる
ちょっと手抜きっぽいが、これが一番簡単に先へと進めた。でも、慣れたら正々堂々戦いを挑むのがいいかと
この手段を使って、行けるところまで進んでみた……が、ちょっと気を抜いた隙に攻撃されて、アッという間にゲームオーバーに。結局、ステージ5止まりだった

エディットモードで、世界に一人しかいないキャラを作って楽しむ

 本作には、「エディットモード」という、自分でキャラを自由に作れるモードがある。完全に自由という訳ではないが、モーションやボイス、体の大きさなどをカスタマイズすれば、かなりバリエーション豊かなキャラの作成が可能になるのだ。ここで作ったキャラは、外伝モードや修羅モードで使用することができるだけでなく、修羅モードでは敵や味方としても登場することがある。まさに、映画に出演するキャストを自らの手で生み出しているようなもので、少なからず興奮してしまった。

 最大で10キャラ分をストックできるので、全員美少女キャラにして眺めるのも良いし、趣味に走ってオヤジキャラを大量に作るのもおもしろいだろう。本編ディスクがあれば、そちらにも登場させることができるので、持っている人は試してみるといいかもしれない。

顔の形から身長など、かなり多方面に渡り変更できる。自分だけの萌えキャラを作れば、プレイにもますます熱が入るはず

HDDがあれば、驚くほどに快適になるチャレンジモード

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